Tenere700、防御力アップを目指す。
心はいつも守主攻従、嵩屋天狗堂・番頭ののりまつでございます。攻めた走りをするにも盤石の守りがあってこそ。すっかりオフ車化した魚丸ことTenere700の、あくなき防御への探求についてお話します。
バイクでオフを走るからには色々守りたいものがある
魚丸は初めて新車で買ったバイク。
オフ車の末路は覚悟しながらも、きれいなバイクはやっぱりかっこいいと思い、できればきれいなままに乗っていたいと願うものであります。壊れたら治さなきゃですしね。そういうキズやトラブルからバイクを守りたい。
https://offroad-bike.com/?p=211
それにバイクにキズが付くようなときは、自分もただじゃ済まない可能性だってあります。そういうケガからも身を守りたい。
そんなわけで、のりまつバイク史上初、エンジンガード(クラッシュバー)なるものを導入しました。
www.parts-accessory.jp
が!
見るも無残な結末に・・・。
このエンジンガードで足が守られたのですが、エンジンは守られなかった。構造に問題があり、エンジンをクラッシュするバーとなってしまったのでした。
さらにツイッターのフォローしているTenere700乗りの方も、状況は違えど同じヘプコ&ベッカー社のクラッシュバーがヤバい壊れ方をしてしまい、交換せざるを得なくなったそうです。
これ以上同じような憂き目を見る人が出ないよう、販売元を通じてヘプコ&ベッカー社に写真付きで報告してもらいましたが、音沙汰はありません。
募る不信感
こんな経緯があって、「ガード」と付くものを猜疑の目で見るようになりました。もう、どのクラッシュバーも、何かが干渉して余計なところが壊れるんじゃないかとしか見られない。
↓↓こんな実証動画見ても、まだ信用できない。
思い切ったことをするね。
この動画でもまだ納得できなかった理由として
・アッパーがないと十分に効果が発揮できないのでは。
・リアのステーがないとこんな風にはいかないのでは。
・真ん中のマウントが、やはり薄くて長いステーを介している。
・リア側のマウントがエンジンマウントと共締めになっているが、壊れる時はこの溶接やステーもろとも逝くってこと?
などなど、いっぱい出てきます。
ちなみにこの商品。
Yamaha Tenere700 (20) クラッシュバー OUTBACKmotortek
アッパー側とロア側に分かれています。ボルトむき出しで、粗野な感じが逆にかっこいいかも。のりまつは資金的にロア側だけでまとめたいと思っているので、上記のような心配がでてくるのですね。
しかしもうだめだ。一番理にかなっていそうなOUTBACKのクラッシュバー見ても信用できない。結局今回みたいに「ない方がよかった」という壊れ方をしそうで。安いもんじゃないし、今回みたいに使い捨て出来るほど潤沢ではない。
というわけで、鉄骨ガードはあきらめました。ホントはきっと、守ってくれると思うんですうけどね。奥方のCBのガードはいい仕事してるし。
何をどう守るか
ただ徒に不信感を育て、クラッシュにおびえているだけでは芸がありません。なので漠然と「守る」と考えるだけでなく、何をどう守る必要があるのかを検証します。
守りたいものその1・自分の脚
何としても絶対守らなきゃ!バイクでコケてケガをして、仕事に穴をあけるなんて、絶対避けたい。痛いのもイヤ。不自由なのもイヤ。お金もかかるしイイ事は一個もない!でも鉄骨ガードを使わないとしたら、どうしよう。
守りたいものその2・外装
・・・は、あきらめます。傷ついても傷だけで済むしね。ネジ外して替えればいいだけだから、優先順位は一番下。
守りたいものその3・エンジン
どうしても守りたい。これまでのオフ車と違うのは単気筒でなく「ツイン」である事。つまり横に出っ張っているのです。出っ張ったクランクケースに跳ねた大石がヒットしたら・・・ゾッとします。
しかしよく見ると、出っ張っているのはクランクケースだけで、シリンダーから上はフレームの中に入っています。じゃあ、このクランクケースを守ろう!
防御について悩んでいたらば、ある人から勧められたのがコチラ。
MT-07用なんですね。中華クランクケースガード。お値段もお手ごろだし、購入!ぽち!
現物は軽くて頑丈そうで、なかなかよさそう。取り付け方法は、クランクケースのネジと共締めする方式。さっそく取り付けにかかろうと、クランクカバーを外そうとすると・・・オイルが垂れてきた?!
ネジを外せばオイルが垂れる・・・当たり前の事かもしれないけど、急に不安感が。この中華パーツの中華ネジに、ここの締め付けを任せていいものなのか。
ガードの取り付け方法に一抹の不安を覚え、また猜疑心が頭をもたげる。ググってみると、同じマウント方法のエンジンガードが、破損しない代わりにクランクケースのネジ穴ごとモッキャリ逝っている写真を発見!これを見ちゃったらおしめエよ。こうして中華クランクケースガードは、あえなくお蔵入りとなりました。
これまでの悩みを見返すと、どうもマウント方法が気に入らないみたい。じゃ、純正のガードはどうなっているのか。
純正のアンダーガードは、フレームにマウントされています。正確にはフレームではなく、エンジン保護のための鉄骨で「ダウンチューブ」と呼ばれており、フレーム本体にネジ止めされています。まあ、ガードパーツという事であれば、唯一マウントするに適した場所と言えそう。
ということで、アンダーガード(スキッドプレートとも)をデカくてガンジョーなものに交換することに決定!
アンダーガード
とにかくでかいモノがいい。
そしてなるたけマシンを真っ黒にしたいので、黒がいい。
で絞られたのがコチラ。
AXPレーシング
OUTBACK MOTORTEK
bonsaimoto.jp
他のは黒がなかったり小さかったりで却下。少なくともクランクケースよりは張り出しているモノを選んでるつもり。ただなにぶん、写真だけが頼りなので実際はどうかな。
とにかくでかくてカバー範囲が大きいAXPにしてみよう。レースとかでも実績あるみたいだし。ぽち!
後日。
品切れー。次はいつ作っかわかんね。
ってメールが来ました。手に入らないとなると余計残念感が。
仕方ないのでOUTBACK MOTORTEKにします。BONSAIMOTOさん、お願いします。ぽち!
さて、海外モノだし、1か月ぐらいしてズダボロの箱で届く感じかな。
と思っていたらば。
数日後、きれいな箱で届いた・・・。在庫があったのかな。
という言わけで次回!
カナディアンクオリティを満喫する、装着工事の状況をお伝えします。