嵩屋天狗堂~はてな支店~

オフロードバイクアリマス。

プチメンテの結果。

奥多摩でのハイヒール林道ツーの前後に行った、「兆治」ことスーパーシェルパのプチメンテの内容は。

 

・プラグ交換、それに伴うプラグホール周りの大掃除。2年分の土塊やごみで一杯で、すごい大変だった(^^;そんでプラグをノーマルからイリジウムに交換。番手は同じ。

・フロントスプロケ交換。純正14t→15tに変更。この時オイル漏れが発覚。

これに伴い

・ドライブシャフト周辺のオイルシール交換。

・左側エンジンカバーのOリング交換。

・リアアクスルのカラー&ハブの洗浄&グリスアップ。

※作業中は夢中なので写真はありません(--;

これだけでエンジンのかかりが良くなり、リアホイールの回転もかなりスムーズに。この時に、リアブレーキが板ペラ同然になっていたことも発覚。明日はコイツを取り替えて、シェイクダウンに出かけよう♪

 

次の日、わざわざ高速を使って前橋へ。もちろんスプロケの威力を試すため(^^;

W氏の言った「Fスプロケt数増しで、高速が楽になった」は、シェルパにも当てはまり、+10キロの余裕。これまで90キロぐらいが無理なく走る限界域だったのが、今度は100キロでも余裕を感じる。最高速を試すが、ぬあわキロで打ち止め。セローよりカタログ数値の馬力は上のはずなんだが最高速は低いみたい(^^;

 

Naps前橋でリアブレーキパッドを購入、駐車場で即座に交換。

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その足で、御荷鉾周辺の林道を目指してレッツゴー♪

 

町乗りでは、コレまでの自転車並みの小回り感は若干減りました。どの角曲がっても回転半径が30センチぐらい大きくなった感じ・・・ま、気にならない程度。

 

ワインディングは、よくスピードが乗るようになった反面、「いざという時でもどうにでもなりそう」という安心感が減り、若干腰が引けた走りに。小回り感DOWNの弊害です。

 

そしてダート。

@名無村林道

石の多い、登りの低中速の林道。残雪もなく夏と同じコンディション。快適でした♪ここではカーブでは1速、直線では2速、と使い分けがはっきりした感じ。ギアの選択に迷わないので、意外に走りやすい。

@御荷鉾スーパー林道

フラットで勾配の少ない高速林道。全体の4割ほど残雪があり、1足2輪でおっかなびっくり越えるところがたくさんあって、疲れました。一部の変態さん好みのコンディションでしたね。ここでは2速か3速か迷うコーナーがちらほら出てくるが、3速だとイマイチ重ったるいし2速だとトロい。3速を使えば、トルクが上がっているのでゴリ押しできるものの、爽快感に欠ける。腕を磨いてアベレージ速度を上げれば解決でしょうか(^^;

総じて、ダートでも思ったより走りやすいです。ツーリング快適と引き換えと考えてもおつりがくる。つまり、利点の方が多い。ただ、アタックやらゲロが好きな人はダメでしょうかね。ま、その方面の人は「Fスプロケt数増やす」という選択は絶対しませんね。

 

 

御荷鉾スーパー林道を抜けた八倉峠から長い長い舗装林道を、オフ車の小回り全開でバンク切り放題でステップ擦りながらカッ飛ばし、疲れたころに神流川沿いの国道へ到着。途中できれいな桜に出会う♪

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うーん。オフ車ではトレールタイヤの端っこまで使いきれるんだけど、モタードではオンロードタイヤなのに端っこにアマリングがくっきり。なんか倒しこむのが怖くて。

 国道462号もいい感じのワインディング。でもほんとは、対岸にヌタ系ダートがあるんだけど、ヌタはこの間いじめられたからパス。途中の「道の駅万葉の里」で部活動。

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 はい、ソフト部(ソフトクリームの方)の活動です。ツーリングとソフトって、切っても切れない関係があると思うんですよねっ

 

 

そんなこんなで群馬県西部の山間部を1週したツーリング。しかしはて。前回の給油から170キロも走っているのに、リザーブ切り替えをしていない。いつもは120キロぐらいでガス欠症状が出てリザーブ切り替えするのに、変だな??

 

何度も燃料コックが「ON」になっていることを確認する。「RES]になってたり「PRI」になっているとほんとにゼロになるまで走り続けちゃうのだけど、そうではないらしい。

 

ちなみに余談。シェルパが「かかりにくい」という情報がありますが、あれはどうも「PRI]やチョークを使えてないためである事が多いようです。うちのシェルパは、2週間放置した時はかなりぐずりましたが、4,5日なら殊更にかかりにくいことは無いです。「PRI」にして30秒ぐらい置き、夏でもチョーク引っ張ってセルを回せば、2回目ぐらいには必ずかかります。

 

狐につままれたような気分で給油すると、満タンで5.93L。リザーブに入ると6Lは入るはず。兆治君、ほんとにそれしかガソリン呑んでないの?!

 

計算すると、リッターあたり約29キロ!まるで250ccのバイク並みじゃないか!・・・あ、シェルパは250ccなんだけど、これまでは22キロぐらいだったから驚きで。キャブだしDOHCだしカワサキだし「セローとは違うのだよ」と思っていたけど、これはセローに迫る高数値!

 

イリジウムプラグへ換装

・Fスプロケt数UP

・アクスル掃除

今回メンテした中で、燃費に影響しそうなのはこのぐらいだけど、どれが一番効果を出していたのでしょう。偶然、いい感じに最適化されたのでしょうが、一気に7キロも改善するとは驚きです。メンテさぼってたオレ、無駄に消費した燃費返せー!

 

 

いやぁ~、メンテナンスって、ほんとーに大事なモノですね。それではまた、一緒に楽しみましょう。

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湿地帯をハイヒールで歩くような奥多摩林道ツーリングと、メンテごっこ。

私がホームとしているコミュニティで、奥多摩の林道ツーリングの募集がありました。去年も行って楽しかったコース、もちろん参加!冬は河原以外ダートを走っていないので楽しみです。

 

今度は林道がメインなのでシェルパで行くことは確定ながらも、もう少し高速も楽したい。そんな時コミュの副管理人W氏の「フロントスプロケ1t増やしたら高速が楽」との発言がよぎる。ここでのりまつ、欲をかいてフロントスプロケ1t増やす作戦を敢行!去年の夏は2t減らして林道ビンビンやってたのに、ヘタレたもんです。

 

スプロケ換装工事開始。Cリング外しの工具は調達済み、やはり工具があると楽だー♪

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元々付いてたスプロケを外すと、ぽたぽたと黒い液が。あー、オイル漏れね。はいはい、今更驚かないの。カワサキ乗りの間じゃ、オイル漏れは「オイルが入っている証拠」なんて言われるぐらいのモンです。

 

しかし・・・エンジンONして油圧がかかると、目に見えるぐらい漏れてくる。うん、これはやばいヤツ!

 

・・・困ったなー、あさっては林道ツーリングなのになー。ついでに換装したイリジウムプラグもいい感じなのになー。しかし明らかにダメなのにツーリングに引っ張り出すほど無謀ではないワタクシ。シェルパでの参加はあきらめるよりほかないでしょう。

 

そう、シェルパでの参加は諦めました。でも、うちには2号機がいます。

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その辺のなんしーおぢさんなら「オフロードだろ?」と勘違いするような見た目。車名も往年の名車XTをいただいている。コミュ仲間のある達人は、XRのモタードで林道を走りまくってたというし。

 

それに・・・「650クラスのバイクで林道走るって、どうよ?!」というのを試してみたかった。もちろん、念頭には次期愛機候補のKTM690エンデューロがあります。XTはオンタイヤだし、車重もアレより35キロぐらい重い。これだけ不利な状況で走破できたら、690エンデューロでもまあまあ行けるんじゃない?

 

 そんなわけで、あさっての奥多摩林道ツーは、重たいもっタードXT660X「市丸」で参加決定!

 

 

 

集合場所につくと、みんなが「???」な顔。「いやー、今日は奥多摩周遊で膝すり大会と聞いてー」と用意していた言葉で嘯く(^^;

「ちょっと走ってみて、ダメそうなら早めに撤退します」と宣言しておく。オフ車以外で林道に入って、予期できるトラブルに遭って、皆に迷惑をかけるなんて愚を犯すのはどうしても避けたい。怪我さえしなきゃ皆は笑い飛ばしてくれるだろうけど、ね。

 

天気は霧雨。オフを走るにはいい天気。濡れた林道は締まってて走りやすいのです。しかし前日からの雨で、一部ヌタヌタになっている恐れがある。オンタイヤで一番やばいのがこのヌタヌタ。N子さんが「ヌタってるよー?こわいよー?」と脅してくる。そりゃ怖いさ(T T)でも、僕にはつかまなければいけない明日があるのです!(屮゚Д゚)屮

 

今日のキャスト。

XR250(空冷) XR200 セロー250×2 SL230 スーパーシェルパ XR230 KDX250SR あーんどXT660X。

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やっぱレーサーはカッコいい!のりまつのXTは奥の方でアウェイ感たっぷりでただんずんでいます・・・

 

まず行ってみた日原周辺の林道はどこも閉店。引き返して、奥多摩湖北岸の、トンネル脇を登っていく先にある林道は通行可。急登にガレが加わり登りにくいけど、パワーで押しきれそう・・・と思った矢先、先行車につっかえる。ガレ場でスタックする最頻の理由がコレ。だから普段はかなり間を置いて走るようにしてるのですが、今日は失敗。止まってしまうと重さがシェルパの1.5倍でのしかかってくる。オンタイヤでトラクションは期待できないし、足つきもよく無いから踏ん張るのもキツイ。しかし何とかリアサスの動きを利用して脱出。

 

その後は順調。フラットなダートなのでまあまあ行ける。しかし重さとパワーが何をしでかすかが怖い。加えて時々現れるにゅるっとした路面。

 

スタンディングで路面を読みながら、何とかとっちらからずに折り返し地点へ到着。ここで去年のごとく、ランチタイム。のりまつは、先日のキャンプツーで残った「温麺」を調理。短いそーめんみたいな感じでコッヘルに楽に収まり、しかも4分でゆであがる。つゆは永谷園のお茶づけの素。タンパク質補給でささみの缶詰をトッピング。うん、意外とおいしくできた♪

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・・・えっと(^^; ネコのエサではなくてですね、れっきとした、ヒトの食する物体であります。ちなみにこの写真はキャンプの時に作った「にしんソバ」ならぬ「いわし温麺」。

 

 

杉林を駆け抜ける忍者ごっこ兼撮影会が終了すると、帰路につきます。

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忍者ごっこの図(笑)のりまつも同じ行為をし、この高い所からの撮影がこちら↓↓

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そして事件はやはり、帰りに起きる。下りながら慎重に進みますが、登りでは上手く避けられた深いヌタに足を取られ、こらえきれずにとうとう転倒!足がバイクの下敷きになり、体は坂下に転がり、軽くスピニングトウホールドを極められる。のりまつはおっさんの割に体が柔らかいので痛みも残らないけど、骨折の好発事例はきっとコレ。どんなガンジョーなブーツでもプロテクターでも防げない、バイクと地面の折りなす夢の関節技。避けるにはうまくバイクを投げられるようにならないとかな。最後尾でいつもケツ持ちしてくれるD部長(KDXのパイロット)が、腰痛を押して一緒に起こしてくれました。やはり180キロは重い!寝た子とバイクは重い!

 

この後、さらにヌタに足を掬われ、機体は崖方向へ向かされる!離脱とコントロールの刹那の葛藤の間に、何とか収束し持ちこたえる。・・・マジでやばかった。命の危険までは感じないけど、ケガとか後処理とか、その後に来る喪失感とか。

 

なんとか国道まで降りて、雲の中の奥多摩周遊道路へ。2台先が見えず路面も濡れてて読めない、サイコーにつまらない奥多摩周遊道路の走行となりました(つД`)

都民の森Pで休憩。先ほどの転倒で、ハンドルの違和感を感じ、プロの整備士(何の整備かはナイショ)であるD部長に診てもらう。やはりずれがあるらしく、オフ車のりなら良くやる修正方法を敢行。D部長と気合を入れ息を合わせて作業を行う。その姿はまるで往年の「クールポコ」を彷彿とさせたとか。

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暖を取るのもかねてお土産屋へ。するとソフトクリームのポスターが目に留まる。「スジャータTOMI」のソフトアイスでさして珍しいものではなかったが、今日のリーダーでありソフト部(ソフトクリームの方)の部長でもあるYつ氏は迷わず「バニラ」を注文。ええ?!暖を取るんじゃなかったの?!のりまつはソフト部副部長の一人ではあるが知らんぷりしてカレーパンを頼もうとすると、Yつ氏「いや、カレー味はないよ?」と、ソフトを食う前提のツッコミ!うう・・・恐るべしソフト部。恐るべしYつ氏!結局「ブルーベリーヨーグルト」を選択し、Yつ氏とソフトを楽しみました。おいしかった♪♪

 

ここでのりまつは撤退宣言。こけたり崖に落ちそうになったりでビビり腰だし、引き際かな、と。それに、もう一つ理由があったり。

 

五日市側にみんなで降り、途中で分かれる。のりまつは市丸を駆り、帰路へ。途中で偶然コミュ仲間のYYさんとニアミスするも、そのまま高速に乗り伊勢崎市の「モトハウス・ライムグリーン」へ。

 

注文しておいたシェルパのシール類が届いている。それを受け取り、自宅へ戻る。明日は予定が無いから修理は明日にしよう。でも、早く修理が終わったら、近くの林道へシェイクダウンに行こうかな。

 

そうだ、まだ陽が高いから下ごしらえをしておこう。オイル抜いて、スプロケ外しておけば・・・っと。

・・・うーん。このシールがいかんのだよな。眺めてると、金属製のスリーブが落ちた。意外とあっさり抜けやがった。やっぱりヘタッてたんだな。ついでに古いシールも取り除いておくか。・・・ん?か・・・固いッ?!ぬぅぅぅぅッ・・・・!「もきっ」と崩れる腐ったシール。なおも果敢に挑むと「つぽんっ」て抜けた♪♪よっしゃ、気持ちイイー♪・・・さて、パーツリストで品番と現品確認しとくか。メモメモ・・・あ、手が汚いや。いーや、つけちゃえ!こっちのシールも・・・はい、できた♪

 

・・・なあんてやっていたら、いつの間にか修理完了してました。ついでに、リアのアクスルが渋かったので、古いグリスを洗って再度グリスアップ。かなりスムーズに回るようになった。

 

 

これら一連の作業の結果、思いもよらないことが・・・!

 

 

それはまた今度。

 

気を持たすほどのもんじゃないんですが(^^;

理想の乗り物。

 

ぼく、筋斗雲にのりたい。あれで自由に空をとぶんだ。

 

これが40過ぎのおっちゃんの夢です。でも、わかってます。たとえ筋斗雲が現存してたとしても、乗る事はかなわないって。だって僕の心はお隣C国首都の空のよう。清らかな心の人しか乗れないんですから。

 

うーん、清らかな心ってなんでしょうね。なんでもいいけどぼくは正義の味方が大嫌いです。

 

はなしが逸れる前に(^^;

 

ぼくは機械が好きなので、変な雲よりもっと魅力的なものがあります。

 

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コレ。

 

風の谷のナウシカ」で出てきた「メーヴェ」という乗り物。乗りこなすのは難しそうだけど、操る楽しみがあるし使いこなすほどに自由になる。これで通勤したりツーリング行きたい。

なんとこれを作っちゃった人がいるみたいです。

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アニメのとはだいぶかけ離れていますが、「そうそう、そんな感じ」というところまでは再現できている。なんかすごい。余談ですが、「天空の城ラピュタ」に出てくる「フラップター」という魅力的な乗り物も、ラジコンですが再現してる人がいました。

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ほんとに飛んでいてびっくり!あのハエのような飛行機械が理論的に「アリ」なんだと知って感動してしまいました。

 

しかし現実的に空を飛べるのは、○○グライダーとか、そういったものでしょう。時々バイクで停まったり曲がったりしながら走ってる上空を、そんなのが飛んでいたりします。

はじめは「自由だな」と思っても見ましたが

ほどなく「自由かな?」と思ってしまいました。

 

だってアレに乗って、どこへも行くことなんてできない。自由なようでちいさな空の檻から出ることはできない。そんなことを考えているうちに、それはどんどん遠くなっていきました。

ね?こちらは、交通法規を守っていればどこへだって行ける。

 

そう考えたら、結局今、一番自由で理想的な乗り物はおのずと知れてきました。乗るのは簡単。でも乗りこなすのは難しい。でも乗りこなすほどに自由になる。空は飛べないけど、時として、道が無くたって大丈夫。「通れるところが、道」というと不法侵入を助長しているようですが、モラルとマナーと法律の範囲では際限なく自由。そんな乗り物、それは・・・

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こいつ。

 

追い求めていた理想の乗り物は、すでに手中にあったのでした。・・・という花の子ルンルン的なオチ。

 

でも、ガンシップも欲しいんだよなー。遠くに行くにはこの「陸メーヴェ」ではかったるくて。

 

相模国、ダム巡りツーリングぼっち

暖かい春の日でした。

温かいけど何かと邪魔になる、お手々のコタツことハンドルカバーを外して、「市丸」ことXT660Xを駆って単身相模国を目指しました。

目的は「町田のバイク屋に気になるマシンがあったので見に行く」。でもそれだけじゃつまんないから、気になってた相模川周辺のダムを巡礼というわけでした。

 

相模ダム(相模湖)

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城山ダム(津久井湖)

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 ダムの一番上に備えられてる放流用のゲートは、この城山ダムでは「ラジアルゲート」という方式の物ですが、当時は技術的に難しく、遠く広島県戦艦大和を作った工場でこのラジアルゲートを作ったそうです。



3つ目に訪れた宮ケ瀬ダムは、前の2基に比べサービス精神旺盛。

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堤高も高くて見ごたえあり、天端(ダムの上端の通路になっているところ)からは横浜市内が望めます。

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エレベーターも完備されていて、ダムの下まで降りることができます。4月になれば、この中ほどにある二つのゲートから放流するところが楽しめるそうです。

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ダムの脇にあるミュージアムや資料館を堪能しまた天端に出ると、対岸の山肌にバイクの爆音が絶えずこだましていることに気づきます。そういえば、平日なのにバイクの台数が多い。どうやらここは、奥多摩周遊道路みたいなライダーの遊び場になっている様子。ふむ、つまりは白に赤いトッピングを施した世にも忌々しいアイツらも、そこいらに罠を張っているというわけか。おそろしや~

この宮ケ瀬のように観光に力を入れているダムには、「ダムカレー」というものが食べられることが多いのです。えっと、想像に難くないと思われますのでダムカレーの画像は貼りませんが(^^;

 

ここ宮ケ瀬を事前リサーチしたところでは、「旅館みはる」で食べることができるそう。しかし閉まっていてダムカレーはお預け。仕方ないので山を下りたところにある「オギノパン」で揚げパン(カレーパン)とアンパンを食べました。揚げパンは、ほんとに揚げたてでなかったせいかイマイチ(^^;でも、小さいのに140円もするあんパンはおいしかった♪♪

さて、夕方から打ち合わせがあるから帰らなきゃ。


・・・何か忘れてるような。


あっ


・・・町田のバイク屋に行くんだった。もう時間ない(T T)

自己紹介的なアレコレ

 

のりまつと申します。

しがない介護屋稼業で日々を暮らしております。

介護屋と言ってもおむつ交換はしません。お風呂も入れないし、食事を「あーん」てやったりもしません。もうちょっと、つかみどころのない仕事をしております。

 

休みの日はバイクとお出かけをしたり、楽器を持ってじいさんばあさんやら障がいの人達と音楽を楽しんだりしています。

趣味や関心事を挙げるとキリがないので、ここでは殊更バイクのことを触れていこうかと思います。

 

はじめは、4輪車で峠の走り屋をやっておりました。車の整備が長期になった時、動かせない車の代わりの足で、NS50Fを購入したのが私のバイクライフの始まりでした。走り屋なので、2輪もMTしか眼中になかったのですね。しかも4輪ではすでに絶滅種であった「2スト」にこだわった。これが間違いの始まり(^_^;)

ちなみに愛機に名前を付けるのが私流でして、NSには「AGAINST KARAKKAZE」と付けてました。空っ風に立ち向かって頑張ってたからですね。

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もっとバイクを楽しみたい!しかし免許がない!金もない!ってなもんで、無謀にも免許センターの一発試験へアタック!しかもあろうことか、乗る気もないのに大型狙い(笑)しかしさすがのアホのりまつも丸腰では行かず、秘密特訓をしてから臨み、受けること5回・・・見事にGET!ワタシ、中免持ってません。・・・大型しか持ってませんー!!ってのがささやかな自慢です。今思えば、アレが私の人生MAXだったかもしれません(TーT;)

 

そんなことで一生分の運を使い果たし、晴れて購入した2号機は、やはり2ストSDR。f:id:norimaz:20160314232742j:plain

トラスフレームとうねったチャンバーが、今見ても素敵だなって思います。名前は「小赤兎」。エンジンは200cc。納車当日いきなりコケて、それ以来うまくバンクを切ることができず、結局乗りこなせなかった(TーT)そんな時思い出すのは、大きなバイクの「寄りかかれる感」。

 

秘密特訓の時にさんざん大きなバイクに乗りましたが、のりまつは基本的に体がでかいので、その乗り味がしっくり来てたのもアリ、乗り換えましたはGPZ900R。いわゆるニンジャ。

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珍しいドノーマル。今見てもホレボレします。名前は「バル・シャーク」。太陽戦隊サンバルカンのアレですね。

カワサキさんてば、なんだか「NINJA」って名前を乱発してますが、元祖はコレでしょ?でも私は「GPZ」って名前の方がカッコいいし好き。「湘南爆走族」という漫画で権田さんが乗ってたGPz(空冷の方)がとてもかっこよくて。

 

GPZには長く乗りました。加速もエキサイティングでワインディングも楽しめる。大排気量で遠くにも連れて行ってくれる。しかし、心残りがありました。それは・・・

 

オフ車に乗ってない。

 

楽しいに違いないことはわかっていました。ネコのようにしなやかでどこにでも抜けられるような自由さ。廃道や通行止めの果てに興味を向けてしまうのりまつがこんなものを乗ってしまったら、やっちゃいけない事や行っちゃいけないところにも足を踏み入れてしまう気がして、ヘタに手を出せなかったのです。

 

しかし2013年末、禁断の領域へ足を踏み入れてしまいました。足つきが良く、パワーもそこそこ。セローより安くて大衆に迎合しないストイックな「男・カワサキ」。その名に、勇敢な一族の名を戴く孤高の農耕馬(?)。

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スーパーシェルパ、名を「根利山の兆治」と発します。これはいけませんでした。予想以上に楽しい。なんせ住宅街をへろへろ走るだけで楽しかったのです。それまで「曲がる」ということがひと作業であったのが、こいつはチャリンコのようにくるっと曲がる。「俺は自由だーー!」と叫びたくなるほど、不思議な開放感に包まれたものです。

ただ高速では、GPZに慣れた体には苦痛なトロさでした。でもイイ!いいものはイイ!これで早速林道へ・・・

 

 

行きませんでした(^_^;)

 

さすがののりまつも慎重な一面がありまして、バイクは乗り慣れてるとは言えオフロードは別世界。コケる前提で下準備を重ねなければ、と考えたのです。コケても大丈夫なように、まずは道具をそろえました。つまりはプロテクターの数々です。ブーツ、膝、肘、肩、胸、背中。

そして、自身のスキルアップもしなければ根本的な解決にならない。というので選んだスクールは、ホンダ関係のレインボー。ツインリンクのところでやっているのは、実際に山の中を走れるとのことで、2014年は5回参加しました。林道デビューする前に1回でも行っておいてよかった。だって目から鱗でしたもの。「バイクって、こんなところも行けちゃうんだ!」って。それだけでも価値があったというものです。

講習内容はバランスが中心ですが、これをしっかりやっておくことで、いろんな難所もクリアできるようになっていきますし、速く走ることにもつながっていくようです。独学では決して学べないことを得ることができたと、今でも思います。あのスクールがあったから、今オフロードを楽しめている。

未踏のオフロードの世界に踏み入る為の最後の準備、それは仲間探しでした。バイクというのは自由です。好きなように思う様走れます。のりまつは、マスでつるんで走るなんてまっぴらごめんと思っているようなヤツですが、オフロードでは何が起こるかわからない。先人の知恵も必要だしいざという時の助けも必要。そんなわけで、「趣味人倶楽部」というサイトで関東で活動するオフロードバイクのコミュニティに参加しました。

 

ここで出会った人たちとのツーリングは、ヘタクソ駆け出しマイペースなのりまつに合っていました。リエゾン区間では皆でつるんで走りますが、林道に着くと、ほぼ速さ順で思い思いのペースで走ります。ゆっくり走りたい人、初心者は後からゆっくり自分のペースで。分岐点やガレてるところなど、要所要所ではダベりながら待っててくれます。速かろうが遅かろうが、その人のペースについてモノ申す人は誰もいません。毒吐いたりぶっきらぼうだったりする、ちょっと濃い目のキャラクターの熟年ぞろいですが、悪気のある人はいなくてとても居心地がよかった。しかもパンクや転倒など、困った時には恩にも着せず助けてくれます。ま、各々それなりに自己防衛を講じて、できるだけ迷惑をかけないようにしている上での話ですが。「ケガと弁当は自分持ち」なんだとか。

そんなわけで、今では「ダートスタイル」のみんなで行くツーリングも楽しいなって事になってます。

 

しかし、それにしても、「兆治」ことシェルパは遠くに行けない。高速乗ってても飽きちゃって、降りると脇道が気になっちゃって、結局目的地になかなかつかない。GPZの加速が恋しい。コミュのみんなも続々とセカンドバイク購入している。

 

ってなわけで、私もセカンドを買っちまいました。

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VTR100F。名は「紅子」。人生初の100馬力マシン!パワーありすぎて高速の合流でもレッドまで回せない!速度に目がついていかない!すごいぜ紅子!やばいオンナに出会っちまった!

 

しかしオフ車に慣れたのりまつ、ロードバイクの曲げ方がわからない??試行錯誤しながらワインディングを流していたある日、ヘアピンで転倒。たかがこのひと転びだけで、まさかの廃車・・・紅子に「このヘ・タ・ク・ソ」とあしらわれた気分。桜の咲いた2週間ほどの付き合いでした。まさに花と散る。

 

しかしその年の5月、SSTRなるイベントに参加予定だったのりまつ。SSTRとは太平洋側から日の出とともに出発し、石川県羽咋市へ日没までにゴールするというツーリングイベント。シェルパで行くのはいかにもかったるい!

 

ロードがだめなら、オフ車チックなオンロードにすればおっけーだべーってなもんで、次に手を出したのはモタード。ヤマハの、バッテンだらけのマシン。

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XT660X。大きなシュラウドとカチ上がったケツがカッコいい!名前は「三味の市丸」。かなりの過走行車ですが機関良好、高速でも存分に加速が楽しめる。

 

・・・と思いきや、オイル交換をちょっとさぼったある日に、エンジンからカタカタやかましい音が。オーバーホールか・・・と思い業者と相談するも、パーツがない!そう、ヤマハとは名ばかりの逆車、EUに行けば中古パーツもありそうだけど、字が読めん(T T)

現在そのまま乗り続けていますが、オンロードタイヤの高価さと、パンク時にどうにもならないこと、そもそもオンロードタイヤのグリップ力など必要でない程度の腕前を鑑みると、ビッグオフが欲しくなる・・・

 

そんなわけで、次号機検討中。

・600cc以上

・オフロード走れる

・なるたけ軽く

・高速で気持ちよく加速してくれる

・今後はあまり買い替えできなくなるので、丈夫で長持ち。パーツ供給やアフターパーツもあるやつ。

・カッコいい

 

そんな条件下での候補は2つ。

 

BMW F650GSダカール

XTの後継としてちょうどいいかも。ヤマハの逆車よりパーツがありそうだしガンジョーとの呼び声が高い。

ただ、1台しか持てなくなった時に、これだけではオフ遊びがイマイチ楽しくない。

 

KTM 690エンデューロR

軽い!パワフル!下手な日本車よりパーツ供給は安定してそう!1台しか持てなくなっても、これなら楽しめそう!

ただ、KTMとしてはガンジョーな方だと言うけど、比較対象はレーサー。長く乗るとしたら・・・?2万キロでOH必要とディーラーではいうし。ツアラーとしては高すぎて細すぎるシートも気になる。しかしだからこそ楽しそうでもあるんだけど・・・どうせ意味もなくスタンディングする奴なので、大丈夫かな。切れ角が極端に少ないのも気になる。引き返すときはアクセルターンでってこと?!

 

世にも贅沢で楽しい悩みを抱える、そんな40代の孤独な夜、とりとめもなく書き綴りました。