嵩屋天狗堂~はてな支店~

オフロードバイクアリマス。

690ENDUROに2年ぐらい乗ってみた感想文。

クリームチーズに魚の塩漬けで泥臭い泡盛にもベストマッチ、嵩屋天狗堂・番頭ののりまつでございます。2016年の夏に嵩屋天狗堂2号機・690ENDURO「人麻呂」をお迎えしてから、もうすぐ2年になります。この間で感じた690ENDUROの性格について、好き嫌いでお話したいと思います。



690ENDUROの嫌いなこと。


*燃費走行
乗り始めてしばらくは、負荷の少なそうな回転域でアクセル一定で燃費走行を心がけていたのですが、見事に裏目に出ました。車のペースに合わせて街乗りするには、だいたい3000回転ぐらい回して巡航する感じですが、終始この状態で走っているとエンジン内にマヨネーズが溜まるようです。ヘッドのオーバーホールをしてもらった時に、まさにこの状態でした。
↓↓「人麻呂、マヨラー事件」
norimaz.hatenablog.com


*渋滞
もうファン回りっぱなし。停車時にエンジンストールもしやすくなる。始動性が悪くなる。挙句の果てには吹き返しでスロットルボディが外れる。
↓↓「人麻呂、ポン!事件」
norimaz.hatenablog.com


*人に合わせる
林道などでゆっくりペースの人の後を走っているとエンジンがギクシャクしてしまう上にサスペンションが動かず、まともに操ることができません。また、人のペースに合わせているとマヨネーズが溜まるのは先述のとおり。
↓↓「人麻呂、思春期疑惑」
norimaz.hatenablog.com



*新鮮じゃないオイル
2000キロぐらい走ったあたりからとシフトフィールが悪くなり、量も減り始めます。換えてやると途端に上機嫌になります。
あと、とある消息筋によれば暖気も良くないとか。オイルポンプがないので、アイドリングではヘッドまでオイルが回らないのだとか。やはりいくらか回してやらないといけないみたいです。



何が好きなのか。


上に挙げた、逆の事をすればよいのでしょう。

まずエンジンはきっちり回す。たとえば、5000回転ぐらいをキープして風を当ててやりながら高速道路を走った後なんかは機嫌よさそうです。
早めのシフトアップで燃費改善?ダメデース!街乗りでもぶん回すよう心がけ、楽しい道になったら4000回転以上キープして走る事。こうする事で仲良くなれると思います。なんか2stみたい。でも、コレやると別の職種のヒトと仲良くするハメになる可能性が・・・気をつけましょう。
4000回転以上回す事を意識し始めてから、音は気持ちいいしサスは良く動くし、ずいぶん楽しく走れるようになりました。

次にオイル交換。タイミングは人それぞれと思いますが、のりまつは2000~3000キロの間で行います。でも2000後半ではもう機嫌が悪い悪い。


次にオーバーホール。20000キロでバルブ調整にロッカアームの点検(古い機種のは破断しやすいので、対策品に交換したほうがいいかも)など。40000キロで腰下も全部。この場合、諭吉様が30名ほど必要なようです。

あとは燃料ポンプは壊れやすいらしいので要点検かと。原因としては、給油口が樹脂の為ホコリがタンクに入りやすいとか、マフラーの近くにあるためイカれやすいとか諸説あるようです。
のりまつはどちらの説も信じておりまして、マフラーの通り道に断熱貼ったり、給油口をアルミ製のに変えたりしています。
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ちなみにアクラポビッチのマフラーは、燃料ポンプから少し遠ざけるような配管になっています。
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結局、こういうところをこんな風に走るようにできているのでしょう。
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渋滞の都会なんて、690ENDUROにとっちゃ砂漠より過酷と言うところでしょうね。そんで、ガッツリ回してキッチリメンテする。そういう乗り方がいいんでしょうね。

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しかし楽しいバイクです。近くの林道走ったり、遠くの砂浜を目指したり、舗装のワインディングを走ったり、道なき道をアタックしたりレースに出たり(これはほかのヒト)。どれも完全に向いているわけではないので多少の苦労が伴いますが、そこがまた旨みの部分なのかも。メンテサイクルが日本車より短い事以外は。あとどれくらい乗れるかな。ホンダみたいに長持ちする車体だったらいいのに、それは性能とトレードオフなんでしょうね。それもまたバイクの醍醐味なのかもです。


今日はバーボン!次はいつ更新するやら。