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嵩屋天狗堂~はてな支店~

オフロードバイクアリマス。

人麻呂君の、基本的だけど深い部分を、諭吉さん恃みでちゃんとしてもらいました。

怪しいDIYではなく、プロの整備のお話。

H28年の7月にウチに来た「人麻呂」ことKTM 690ENDURO。来た当時は15700kmでした。今回はディーラーでの整備にまつわるアレコレのお話です。

 

人麻呂君、昨年の終わりごろから妙にけたたましくなりました。エンジンの回転数にあわせて「カラカラカラカラ・・・」と、甲高い響きが混ざっています。これは車の趣味をやっていた時にも聞きなれたヤツ。きっとバルブを動かすアレコレがへたってきてることが予測されました。

人麻呂君のLC4エンジンの場合は、だいたい20000キロ走ったらバルブを動かすアレコレを点検・調整するのがセオリーのようです。人麻呂君はすでに24000キロ走っています。そして屹度、この異音です。4000キロも余計に走っちゃったけど、大丈夫かな。

(ちなみにマニュアルには7500キロごとって書いてありますが、乗る時間より整備してる時間の方が長くなっちゃうよ(つд`)

 

 

「あちゃー、やっちゃいましたねー!?そんなに無調整で走っちゃったんですか!?」

なんて言われる覚悟を決めてKTM群馬に相談、持ち込んで診断してもらいます。

KTM-GUNMA |

品ぞろえ豊かなこちらのバイク屋さんに併設されているようです↓↓

モトショップシロタ | Just another WordPress site

さらにブーツでおなじみガエルネやWOLFMAN、ENDURISTANなどを取り扱うJAPEXの取扱窓口も併設されているようです。ブーツ、買い替えると高いけどガエルネのモノは修理が効くから、この窓口はありがたい。

www.japex.net

 

で、肝心のKTMの店舗にはいつもの担当氏。

いつも淡々としたただずまいの担当氏。のりまつの無駄な心配をよそに、いつも通り淡々と、
「たぶんバルブクリアランスだと思いますけど、診てみないと。」
そうですよね。素人から百聞するよりプロが一見したほうが早い。

 

約10日後、KTM群馬から電話。ヘッドを開けてみた感じの状況の報告の後、

「690エンデューロ、通勤なんかにも使ってます?」との質問。

そうっすね、スーパーシェルパの兆治君と交互ぐらいに使ってます。

「通勤時間はどのくらいですかねー?」

10分ちょっとぐらいですけど。

「あー、じゃそれが原因かなー」

???

 

ヘッドカバーを開けてみたら、内側に乳化したオイルがべっとりだったとの事。あとで写真を見せてもらったら、パンに欲張りなほどバターやマヨネーズを塗りたくったような画像!こりゃひどい。

「1回エンジンに火を入れたら、結露なんかで混入した水分が飛ぶぐらいまで回して十分温めてやらないと、こんな風になっちゃうんですよね。」
はーなるほど。やっぱり、回してやらなきゃいけないんですね。

先日、BPVを着けるためにブローバイホースをぶった切った時に、ドロッとたくさん出てきたマヨネーズ。

norimaz.hatenablog.com

アレは私の走り方が原因で精製してしまっていたんですね。反省。

 

思えばギクシャクで悩んでいた時、ここで担当氏に言われたことは
「とりあえず4000回せ。話はそれからだ・・・」(こんな言い方してない)
でした。そして、私が参考書代わりに愛読しているぼっちバイカーさん(id:botti_bk)のブログの中のこのエントリ↓↓↓

www.botti-bk.com

ここでも「回せ!」という結論に至っています。

確かに半年乗った所感では、ただボヤッと走るだけでも走ってくれるけど、とりあえず4000回さないとマシンが目を覚ましてくれない感じ。その代わりきっちり回してやると、エンジンだけでなく足やアームやフレームに至るまで、マシン全体が動き出す。「KTMはクセがある」とよく聞きますが、エンジンぶん回してやればとても素直。クセがあるとしたら、唯一「回さないとダメ」ということでしょうか。

 


修理メニューの相談

メニューを決めるのにまず担当氏から相談があったのは、バルブクリアランスはやはり規定値より狭くなっているので調整するとして、ロッカアームをどうするか。多少傷はあるが、使えなくも無い。ただ、不具合対策された後発品が出ていて、交換しておくのも手だとのこと。

 

コレの他に、ピボット部のグリスアップと、ついでにローダウン用の社外のリンクをノーマルへの交換してもらう事(つまりノーマル車高に戻す)と、燃料フィルターの交換も依頼してありまして。

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マニュアルの表紙の写真より。


さらにさらにLC4では時々見られる「オイル・コーヒー牛乳事件」の元凶たるウォーターポンプのシャフトのシール交換も勧められており*1もちろん交換を依頼しました。

この時点ですでに、諭吉さん10人がかりでも敵わないほど・・・なので、すごーく悩みました。しかし後で「あの時ロッカアームをやっておけば」と悔いてさらなる諭吉さんの大群を派遣する羽目になるのは避けたい。対策品だというし、ここはしっかり治してもらおう!

 

修理完了、納車、再会!

すべて決めて治療を開始してからおよそ10日後、人麻呂君恋しさにKTM前橋に℡。
聴けば、すでに修復作業は終了して組んであって、後は試運転して確認すればOKとの事。よかった♪


納車当日。いや、これは納車ですよ、20日間も乗れなかったんですから。会いたかったぞ~!


元来の足長になってよりスタイリッシュになった人麻呂君に再会。うれしいっす!やっぱ腰高の方がカッコいいぞ!

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下のがローダウン状態のもの・・・あんまり変わらない???うーん。撮影角度のせいでしょう(--;だって、足つき悪くなったもんね!

フロントフォークだって・・・

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ほらね?

 

エンジンのならしは特に必要ないとの事。でも、ちょっと、念のため控えて運転しよっと。・・・コレが後で徒労となるのですが。

 

 

気になっていた事と長期計画。

一つ気になっていたことがあったので質問。それは冷却水の減りがいくらなんでも早い気がしたこと。

 

半年で2回も冷却水を補充したんですけど、コレって多くないですか?

「あー、確かに多いかも。そういえば一つ嫌な所があったんですよ」

え?!嫌なところって?!

 

なんでもウォーターポンプのシャフトに小さな傷があったらしく、それが原因で冷却水の減りが速くなっているのかも、との事。いつかネットで見た、ドレンボルトからコーヒー牛乳が排出される画像が頭をよぎる。

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 ↑こんなのil||li (OдO`) il||li

 

「対策としたら、今回交換したこのウォーターポンプのシールを早めに交換してもらってですね・・・」
早めってどのくらい?!
「1年に1回ぐらいですかねー、パーツと工賃で15000円ぐらいの工事になると思いますけど」
そっか、諭吉と一葉のデュエット一回分か。コーヒー牛乳よりはいいさ(-_-;)
「で、」
で?
「次の2万キロでピストンなんかをオーバーホールする時に、ウォーターポンプのシャフトを交換すると言った線が妥当じゃないですかね」

なるほど。

さすがKTMの社員、顧客のデマンドと車両ごとのマニュアルを照合して瞬時にリペアプランを策定してしまうとは。見習わなければ(o゜▽゜)o

 

 

実走!

諭吉13人プラスアルファを支払っている時にショーケースを見ると、新品のスーパーシェルパが?!なんてレアな!・・・と思ったら、オーストラリアでは現役で販売され、羊を追う仕事をしている「STOCKMAN」という車種でした。

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なんか、生き別れた親友と劇的な再会を遂げたのに、記憶喪失かなんかで日本語が通じなくなっていたような切なさを感じたり、ピカピカなエンジンパーツにワクワクしたり、複雑な気分でした。それに並んでいたKLX150なるマシンもひっじょーに気になる・・・


さておき、満を持して20日ぶりに人麻呂に跨る。うん、高い(;゚д゚)オトト


エンジンに火を入れると、カラカラ音は消えていてホッとする。お礼を言って店を後にします。

慣らしは要らないと言っていたけど、とりあえずいきなり全開はやめよう。マニュアルでは5000回転までの指示だから、しばらくはその感じで走ってみたが、4000超えたあたりから「カラカラ・・・」と雑音が混ざってる・・・?

でも、試運転はしてもらってるんだし、当たりが付いていないだけだろう。として、
武蔵小金井で所用があったので慣らしがてら半分高速、半分下道で200キロほど走りました。相変わらず4000からのカラカラが気になる。

 

 

武蔵小金井での所用とはこの人のライブ↓↓

www.youtube.com


フラメンコギターの多彩な技もさることながら、激しく速いパッセージも、非常に瑞々しいきれいな音で表現され、感動とともに彼の世界へあっという間に引き込まれてしまいます。

 


沖仁のライブの帰り、上がったテンションに欲求を抑え切れず、人麻呂君も回転数解禁!!高速道路の合流でちゃんとレッドまでぶん回してやりました!5000以上も躊躇せず回す!モリモリトルク、気持ちイイ!寒さも忘れるほど、ゴギゲンだぜぇ!!すこーしも寒くないわっ

まっすぐに飽きてきた頃、地元のインターにつき高速降ります。再びGO・STOPを繰り返すモードで走っていると、また4000カラカラが・・・

 

聞こえない?!あれ?!

回して、治っちゃいました。どんだけよ(^_^;)


やはり、回さなきゃダメなんですね。マグロみたいに、泳いでなきゃ死んじゃうみたいな。

 


最後に、修復メニューと諭吉の動員数を記載しておきます。参考になれば。

 

ヘッド周り↓

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67089円也。ロッカアームを交換しなければマイナス2万ですね。

 

車高を戻す↓ 

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25640円也。持ち込んだノーマルリンクが22000円ぐらいでした。サイドスタンドはローダウンと一緒に切って溶接してあったみたいなので、ショップの勧めで交換。高くつきましたが・・・あとでローダウン仕様のスタンドに戻しちゃいました。だって、スタンド払うのに反対に傾けないといけないし、荷物満載でサスが縮むと立ってられなくなっちゃうんだもん。無駄金遣い、後悔してます(;ω;)

 

ウォーターポンプのシール交換↓ f:id:norimaz:20170215104623j:plain

15741円也。

 

燃料フィルター交換↓

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19303円也。自分で交換するつもりで頼んでおいたフューエルフィルターを持ち込んだのですが、2010年式には合わないとの事。ちょっと滲んだ6343円がパーツ代です。

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パーツリストで燃料フィルターを頼むと、2010年式には合わない最新の燃料フィルターが届いてしまうそうです。ツインスパークのLC4は問題ないとの事です。古いLC4の方はご用心。

 

 

次のメンテはオイル交換・・・またネジ穴なめちゃわなきゃいいけど(つд`)

 

*1:ここがヘタるとオイルと冷却水が混ざりコーヒー牛乳のようになり、潤滑も冷却もしてくれなくなってしまうのですね。コレのゲル化したやつがヘッドカバーの裏についていた、というわけなんですが。