行き倒れた旅人の顛末記。
暑い日の続き。
人麻呂ことKTM690ENDUROは、信号待ちの前後でエンストしやすい機体です。色々対策してみましたが、軽減はしても解決はしていません。
norimaz.hatenablog.com
トラブルのあった日は猛暑の中ストップの多い都内を走るといった特に過酷な状況でした。
エンストしないようアクセルを入れた瞬間、「ポン!」と大きな音を立て停止。同時にうす黒い煙が一塊、風に流されていきました。
再始動を試みるも、過日の兆治(スーパーシェルパ)のように、かかる気配が全くない。しかたないので歩道に上げ、とりあえず冷ます事にしました。なかなか始動せずにポンポン言うことはこれまでにもあったし。
15分ほど置いて再始動・・・「キャキャキャキャ・・・ポン!」
こりゃマジで逝ったか・・・だって、ポン!からの黒煙一塊ですよ。マンガならぜったい逝ってるパターン。
困り果て、購入先のレッドバロンのサービスへTEL。工場長に症状を説明し相談したところ、スロットルボディの接続を確認するよう助言を受けました。
車体左側から見た写真。緑の丸の部分の接続を確認すべし!
くっついてて当然の部分ですが、始動し損ねてポン!と言ったときに、吸気側に吹き返し、その勢いで外れてしまっている可能性があるとの事。
確かにいつもポンポン言う時は、エアインテークのあるシート下に衝撃が来ます。今回は特に吹き返しが強くて、スロットルボディをつなぐホースを抜いてしまったのでは、とのこと。なるほど、その線かも!!
ぱっと横から見たところでは抜けていないように見えました。ヘッドとスロットルボディの間にも隙間は確認できません・・・が、角度を変えて斜め前から見ると、何か不自然な印象。
密閉されてきちんと接続されていれば同心円状に見えるはずなのに、三日月形の部分を発見。
写真はしっかりハマっている状態。赤丸の部分の円弧に三日月型の隙間が見えたのでした。
そう、スロットルボディとヘッドをつなぐゴムが抜け、少しずれた状態で安定していたわけです。かなり疑って観察しないと、素人の私には発見できないほどのモノでした。
この隙間から不正に空気を吸っては吐き出していたわけですね。ヘタに始動してたら極薄の燃料でヤバイ燃焼しちゃったかも。キャブじゃないから大丈夫なのかな。
この日は工具を持っていたので、すぐその場で修復。と言っても、ホースバンドを緩めてゴムをしっかりはめ込み、ホースバンドを締めただけ。マイナスドライバー一本でカタがつきました。ゴムをはめ込む時、充分力を入れることが出来ずちょっと難航しましたが。
祈る思いで再始動。すると・・・かかりました!よかった。工場長に℡し、経過報告とお礼を伝えました。すると、かかりにくさとエンストしやすさについて、フューエルワンを試すことを勧められました。はて、どこかで。
www.botti-bk.com
お礼も兼ねてレッドバロンに寄って、添加してもらいました。うん!エンジン、スムーズな感じ!・・・ぐらいかな。繰り返し使えばきっと色々よくなるさ!
そういえば、ここでも原因は「つながってなければ機械は動かない」と言ったことでした。そそっかしい人はよく自己覚知をして、トラブル時は冷静に対応しましょう。
お前に言われたくない・・・?
ですよねー(^^;)