嵩屋天狗堂~はてな支店~

オフロードバイクアリマス。

SSTR2019に参加します。

春眠深しと言えども背中から気だるさが消えない嵩屋天狗堂・番頭ののりまつでございます。追う陽はいつか沈むもの。沈んだ陽はまたいつか上がるもの。そんなお話をしたいと思います。

 


SSTR


陽といえばやはりコレです。Sunrise Sunset Touring Rallyの略で、日の出時刻(Sunrise)に太平洋沿岸の海辺をスタート。太平洋沿岸であればどこでもOK!ゴールは石川県羽咋市の「千里浜なぎさドライブウェイ」。制限時間は日没時刻(Sunset)。

こんな感じのイベントです。

 

sstr.jp

 

今年も無事に申し込みが済みました。そして今年のルートは、一昨年のリベンジ。KTM690ENDURO人麻呂の真骨頂を味わい尽くすルートです。

KTM690ENDURO人麻呂の真骨頂とは、例えばこんなこと。
・オフ車なのでダートもイケル。
・650ccなので高速もイケル。
・インジェクションなので高地もイケル。
・軽いのでワインディングもイケル。
万能選手なんですね。どれもほどほどのレベルで楽しむ事ができる。反面、どれもハンパと言えるのですが、なかなかハイレベルでバランスしてると思います。

そしてリベンジルートとは↓↓

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norimaz.hatenablog.com

福島県いわき市の「波立薬師」から、群馬県内のダートや国道最高所を通り千里浜を目指すルート。おととしは群馬県内のダートでトラブルがあり、変更を余儀なくされたのでした。

 

ちなみに今年のSSTRは新ルールがあります。

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ゴールは千里浜で固定ですが、その後の完走受付?的なものが輪島市和倉温泉に分散されました。3800台ものバイクによる砂浜渋滞を緩和するのが目的みたいですが、分散するということはイベントの盛り上がりもおすそ分けでき、より広い地域の活性化にも繋がるというのもあるみたい。
この輪島や和倉温泉でのウェルカムセレモニーにも興味が有りましたが、翌日のイベントにまた千里浜まで来るのが大変なので、のりまつとその仲間たちは千里浜近くの宝達志水町に宿を取りました。来年は輪島あたりにしてみようかな・・・

 


最後のSSTR


初めてのSSTR参加は「市丸」ことXT660X(YAMAHA)でした。2015年、城ヶ島スタート。

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XT660X。

そしてその次の2016年から今の「人麻呂」こと690ENDUROで参加するようになり、2017年・2018年も続けてきたのでした。そして今年の2019年も、人麻呂で参加します。

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690ENDURO・SSTRバージョン。

そんな人麻呂君、走行距離は45000kmに迫っています。25000kmの時に一度ヘッド周りのオーバーホールをしています。その他、各ゴムパッキン(シール)や燃料ポンプなどの交換を経て今に至っていますが、KTM的には御老体の様相。ここが日本車と違うのでしょう。

 

何を持って御老体と言っているかというと、オイル漏れの頻度が高くなっているのです。場所はフロントスプロケの刺さっている出力シャフト。
かかりつけのKTMショップによると、フロントスプロケットの中心の出力シャフトが、経年劣化や磨耗により、わずかにブレている恐れがあるとの事。
エンジン内部から突き出ているこの出力シャフトが、高速で回転しながらブレる事でゴム製のパッキンを痛めつけ、そのためパッキンの劣化が速くなりオイル漏れしやすくなっているのではないか、という事です。

 

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パッキンを直すのには2諭吉弱ですが、ブレを直すとしたら大工事になるので、もっともっと大勢の諭吉が必要になります。これまでも諭吉の大軍を派兵してきているし、直したところでエンジン以外にも劣化が来ているとしたら、キリがなくなってしまいます。

こんなことから、人麻呂君でSSTRを走るのは最後になるかな、と考えております。

 

SSTRは5月の25日・26日。しかしタイミング悪く、車検切れが5月の頭。手放すにはよいタイミングですが、この車検は通してSSTRに参加します!その後、乗れるだけ乗って、次代機のリリースを待ちます。

 

天気が晴れて、故障やトラブルなく無事に完走できますよう、祈るような気持ちでいます。

 

その裏では来年のルートや次代機の事を考えたりしているのですけど(笑)