はてなブログツーリング~柿に橘~
11月12日。待ちに待った「はてなブログツーリング」前夜。
明日の集合は海老名SA7:30。寒風吹きすさぶ埼玉県北部から参加ののりまつには、ちと早いので前乗りして友人宅へ泊めてもらう事に。旧友の経営するうなぎ屋が近かったので、お礼がてらうなぎを食べに行き、旧交まで温めてきちゃいました。
初めて来たらしき年配の御夫婦が「うなぎも旨いし居心地もいいね。また来るよ!」と言って帰っていかれたのが、人の事ながら嬉しい。いい商売してるな、と改めてリスペクト。わが友ながら大したもんです。
居心地よく少々遅くまで呑んでしまい、翌朝が心配・・・(^^;
ちなみに泊めてくれた友人もバイク乗りで、今回のツーリングにも誘ったのですが、のっぴきならない理由で参加を断念。
11月13日。何とか起きる事ができました(ρд-)
7:00頃海老名SAへ到着。集合場所には・・・いましたいました、オレンジの人が。
人々がモノトーン落ち着こうとするこの季節、ズボンだけとは言えくっきりオレンジは目立ちます(笑)コスプレ級のインパクト・・・と思ったらご自分でそうおっしゃってましたね(*^▽^*)
このオレンジの人こそが今回の元締めぼっちバイカーさん (id:botti_bk)。その名「ぼっち」とは裏腹に、すでに数人のブロ友に囲まれております。
バイクを停め集合場所へ移動する途中、本日同じチームで行動する事になっている、桃さん(id:orange_mikan200)ご夫妻のものと思しき大小のKTMのネイキッド・DUKEが。カッコ可愛くステッカーチューンしてあり、ちょっと目立ちます。
ぼっちバイカーさん始め、すでにいらっしゃった参加者の方々と挨拶をします。本日の参加台数は17台!これから会う皆さんはすべて初対面。ちょっとキンチョーしますが、バイク好きで集まっているので、楽しみの方が多いかも。
大所帯でマシンの持ち味も様々なので、隊列を保持できない事も考えられる・・・というかほぼ100パーセント隊列を保持できませんので、ぼっちさんの采配で4,5台ごとにあらかじめチーム分けしてのツーリングとなります。私はBチームで4台、すべてKTMという毒々しい(?)顔ぶれ。690DUKE Rと250DUKEの桃さんご夫妻と御挨拶し、後から690ENDURO Rのオーナーshinjiさんが到着、御挨拶。
顔ぶれがそろったところでブリーフィング。なんと今回の目的地である「庄ヤ」には、一秒たりとも遅れることは許されないというキビシイルールが・・・!これはもはやツーリングというよりはラリー。帰着できぬ者には飢えと寒さが待ち受けているという、過酷を極めるデスレース!
「各自、健闘を祈る」と言葉少なにブリーフィングを切り上げる。普段は饒舌なぼっち提督の背中がこのミッションの困難さを物語っていた・・・。
そんな妄想をよそに、ツーリングスタート!
高速本線の合流でいつものようについ張り切ってしまいレッドまでぶん回す!いきなり率先して隊列を乱すBチームリーダーのりまつ。しかしなんとかまとまり(「まとまっていただき」だろ!)MAZDAターンパイク料金所へ到着。ターンパイク、いつの間にかMAZDAさんちのモノになってたのね。
事前に「通行料金は、チーム分を先頭がまとめて出すべし」との作戦指示あり、封筒にまとめておいたお金で支払い、スムーズ!しまうのにちょっと時間かかりましたが(^^;
景色のいいターンパイクを、スタンディングで楽しみながら走りました。枝道もなく集合地点も決まっているので思い思いのペースで走ることは打ち合わせ済み。
富士山はキレイだし、紅葉も見頃だし、相模湾はまだ低い朝日を受けて白く煌めくし!なんと贅沢なんでしょう。箱根の山の清冽な空気があるから、なおさら!これはバイクに乗る者にしか与えられない贅沢と言えるでしょうね!
ゴールの「MAZDAスカイラウンジ」からは快晴に映える富士山と芦ノ湖。一時は天気が危ぶまれましたが、どうですこの快晴ぶり!
・・・ん?なんかパノラマ台っぽい写真。
チームKTMで1枚。
手前から、八朔・蜜柑(アボガド)・柿色生活Shinjiさん号・人麻呂。
こうして分けてみると、オンの2人は柑橘系、オフの2人は柿系。同じオレンジでもそれぞれですねぇ(*^-^*)
ステキなステッカーが貼ってあったのですよ。蜜柑(アボガド)・250DUKEと・・・
八朔・690DUKE。
蜜柑にアボガドと付いているのは、ショップの人のジョークから来ているのだとか(*^艸^*)
ここで軍議。ソフトクリームを食べるかどうか、提督を交え慎重に検討した結果見送ることとなり、次の目的地へ。
箱根の道はどこも適度に曲がってて景色もよく、天気もサイコー。全身でそんな空気を楽しみながら、箱根スカイラインへ。駿河湾・愛鷹山・富士山と続く箱庭のような景色を目の端に捉えながら、思うさまコーナリングを楽しむ。そして着いたのが三国峠の駐車場。
三々五々集まったメンバーのマシン。停まっていた車が徐々にいなくなり、奇跡的に17台すべてが横並びできるスペースが出現!
うーん壮観!!そしてそれを撮影せんと手に手にカメラを構える父兄の皆さん(笑)
「みんなカッコいいわぁ(でもウチの子が一番だけど)」
「ホント~どの子もそれぞれカッコいいね~(ウチの子がダントツだけど)」
・・・なんてやりとりがあったとかなかったとか(*^艸^*)
中にはこんな方まで!
「パパ!もっと下!」
「こ・・・こうか?」
「そう!空も入れてね」
「もしもし?!駐車場での匍匐前進は非常時以外禁止ですよ!」
妄想炸裂スイマセン(^_^;)
お次に目指すは山中湖を東から見下ろすパノラマ台。御殿場から山中湖方面に行くには、いつも籠坂峠を越えていたので、初めて行く峠でした。適度な曲がりっぷりのワインディングで景色もよく、いい峠でした。思えば今日はワインディング三昧。楽しいなー♪オフ車はまっすぐな道はつまんないのですよー。縦か横に曲がってないとー。
そして越えた先に広がる、ススキの原越しに見える富士山・山中湖!何とも雄大でまさに絶景!・・・でしたが、それゆえ人出も多く、路上駐車のためパノラマ台付近は渋滞。まさに絶景だったのですが、撮影する余裕も場所もなく(つд`)
どこかのサイトからお借りしました。ちょうどこんな感じ↓
・・・峠を降りると、行楽に浮かれる一般市民が行軍を阻む。その上、しんがりを買って出た僚機「蜜柑」とのコンタクトが取れない・・・まさか撃墜?!・・・いや、小型軽量ながらも易々と敵機に与するようなタマではない。それに「八朔」がフォローについている。市民に紛れながら僚機「蜜柑」と「八朔」を待つ。タイムリミットまであとどのくらいか・・・万が一定刻を過ぎれば、一族郎党飢えと寒さに苛まれることになる・・・!焦りは頂点に達しようとしていたその時!
先行していたはずのぼっち提督の部隊が、排気音も高らかに飛び抜いていく!しめた!提督の部隊の行軍速度なら、十分間に合う!我らの誰か1人でも定刻に間に合えば、勝利は保障するとの約束!
過ぎ去るぼっち提督の部隊にヤエーを送り、程なくして「蜜柑」「八朔」とランデブー!どうやら予期せぬエアポケットにハマり、ストールしてしまったとの事・・・しかし見事なリカバリーで事なきを得た様子。とにかく無事でよかった・・・!
妄想爆裂スイマセン(つд`)
ホントは焦っても心配もしてません(^_^;)フツーに待ってただけです。ただエンストぶっこいたらしいのはホントのナイショ(*^艸^*)
MISSION COMPLETE!
紆余曲折を経て、無事「庄ヤ」に到達。しかも30分も早い!しかも急いだり慌てたりと言うことは一切無し。ぼっちバイカーさん、時間の見積もりバッチリでしたね♪
お店に入ってみると、早い時間にもかかわらず、すでに待ちのお客さんがいました。なるほど、予約の分席を空けておくなら、待たせているお客さんを早くご案内したいですもんね。女将さんならではの打算とホスピタリティだったんですね。
納得しながら待っていると、来ました来ました甲州名物「ほうとう」が!
実は埼玉県北部でも「にぼうと(煮たほうとう)」という郷土料理があります。カボチャが入ってないぐらいの差かな?家庭で食すのは、きしめんぐらいの平麺を、色んな具材(根菜が多い)と一緒に伸び伸びになっちゃうぐらい煮込みます。
大きな鍋にたくさん作るので一晩では食べきらず、翌日に持ち越します。これの2日目のを「たてっけーし(たて返し)」というのですが、コレがまた旨いのですよ。2日目のカレーと同じですね、きっと。ほうとうも、きっとたてっけーしがなっからうめんだんべなー。
話が逸れました。卓ごとに会計したあと・・・さて、どうしましょう。ぼっちバイカーさんの計画はココまで。できれば山中湖をバックに集合写真を撮りたい。混雑する湖畔の道を走りながら、空いてる駐車場を探すが・・・どこも車がいて17台が横並びできるスペースなど無し。結局道の駅「どうし」を目指すことになりました。
勝者の凱旋
道志道は交通量が多く、バイクがまた多い!やたらと手を振ってくるライダーが多いので、お返ししておきました(*・ω・)ノ
おまわってる人達の、ループコイルとおぼしきトラップに遭遇しましたが、先行車がいたお陰で無事にパス。
そして着いた道の駅「どうし」は、これまた混雑!ここでも集合写真はムリですね(^_^;)ま、ベストショットが撮れてる事だし。
で、ツーリングにつきもののアレを、まだ今日はやってないんですね。
「アレ」と「アレ」を買い求める列。みんな今日の参加者です(^_^;)
何種類かありましたが、私は近くの豆腐屋のモノを使っているっぽい「豆乳ソフト」をチョイス。平底の厚いコーンに、キメが粗めのソフトが乗る。意外とあっさりで豆乳の香りもほんのり。夏向きのソフトと言えるかも知れません。ワインディング三昧を楽しんだ体には、なんともありがたいおいしさでした♪
外のベンチでまったりおダベり。のりまつは急に眠気が差して、頬杖ついたままスヤァっ・・・とオチてました(ρд-)
解散式で、取り仕切ってくれたぼっちバイカーさんと、協力者のりょうさん(id:otsukimidrive)を労い、各々帰路に着きました。
帰還
どうやって帰ろうかな・・・
道志道を抜けて圏央道から帰ろうか。それが最速みたいだけど、相模湖周辺がかったるそう。
まだ時間も早いし寒さ対策もバッチリなので、秩父経由で帰りましょう♪
都留に抜けて大月ICから中央道、勝沼ICで降りて甲府盆地東部をぐるーっと回るフルーツラインで景色を楽しむ。
塩山を過ぎれば「秩父往還」こと国道140号に着く。それを山に向かって走っていると、ひと橋ごとに寒くなる(´θ`llll)
雁坂トンネルに着く頃には3度。秩父に降りると、今年は中津川林道にあまり行けなかったことを思い出しました。来年には復旧してますかなー。
日も落ち、山を降りても気温が上がらない中をひた走り、19時頃自宅に着きました。
そうそう、道の駅どうしにこんな組み合わせで売ってました。
柿と、蜜柑。今日の我々みたいです(*^▽^*)