嵩屋天狗堂~はてな支店~

オフロードバイクアリマス。

首途を祝う遠州の名月~SSTR・前夜編~

SSTR出発前日。

 

今日中に出発地である御前崎の近くに前乗りしなくてはいけない。しかし仕事柄、連休を取るのが怖い・・・そんなわけで半日だけ仕事しておきます。急な案件が飛び込んでこないことを祈りつつ、なんとか半日をやり過ごす。いや、ちゃんと仕事しましたよ(^^;


仕事の帳尻を合わせ退勤、自宅に戻ってお昼ごはんを作って食べる。スパゲッティ・ポモドーロ・ノリマッツァッレ。
この後2,3日練習できなくなるのでギターの練習をしておく。レクエドス・デ・ラ・アルハンブラ
トイレと玄関の掃除。
オフブーツとジャケットに防水スプレー。
その他もろもろ準備してたら、14時回ってしまう。あわよくば下道で御殿場あたりまで行こうかと思っていたが、そんな余裕もなくなってしまった。人麻呂に装備一式を詰め込んで、いざ出発!とまたがったのが15時。


関越道~高坂SAで休憩~鶴ヶ島JCT圏央道~海老名JCT~東名道。途中の足柄SAで給油。だいたいこの辺でSSTR参加者と会ってもいい頃なんだけど、高坂でもここでも見ない・・・

 

御殿場を過ぎて沼津に差し掛かる頃、すでに暗くなった東の空の真ん中辺がうっすら明るく。気にしているとふわっと現れた朧月!確か今日は満月ですよ!明日からの旅を祝福されている気分ですなー♪

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東名道を相良牧之原ICで降りる。接続するバイパス道は、なぜか対向車が無く街灯もまばら。月明かりが周りに森がある事を照らし出している。暗くて高い空に月が一つ、森に囲まれた快走路は自分と人麻呂だけ。ついつい詩的になっちゃうほど気持ちのいい道のりでした。


珍しく気持ちのいいナイトツーリングを楽しんだ後、今夜の宿「海岸通り」に着きます。

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が、カウンターに人は無し。


宿の前で営業していた海鮮料理屋の方に回るよう絵図で示されていた。料理屋は嫁さん、宿は姑さんが取り仕切っている様子で愛想も何もないが、素泊まり4000円、まあいっか。ちなみにここの「素泊まり」とは、タオルも付かないらしく、300円でレンタルする羽目に。食事も、下調べでは近くに中華屋があったはずだが、閉まっていたので女将さんに相談。すぐ食べるなら前の店で出してくれるとの事。色々ままならないながらも、ビールと刺身定食、調子に乗ってひや酒1合頂きました。

 


部屋に帰り窓を開けると、月明かりが射し込む。影だけ映し出された松林の向こうは、すぐ海。波の音と月の光で、意外とサイコーなロケーション♪

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さっきひや酒を飲んでた時に、ふと道のりが不安になったので、小さなメモ帳に明日通る道の番号だけ書き出しておきました。ナビだけに頼ってると、すぐ電池終わっちゃいますからね。

 


早めに床に着く・・・が、気が昂ぶって眠れない!明日、寝坊したら・・・道間違えたら・・・ガス欠かましたら・・・パンクしたら・・・日没に間に合わなかったら・・・そんなことがとめどなく頭をめぐります。眠れない夜は特に負の感情を増幅する事は、昔やってた夜勤の時に体験済み。しかしなんとかこれらを飼いならして、浅い眠りに着くことができたようでした。

 

 

次号「青ざめた暁と紅の焦燥~SSTR本番・前編~」へつづく。