神様の楽器に出会った日
SSTRの報告は、ただいま鋭意制作中です(^^;
さておき
去る9月25日、「生きてるウチに叶えたい!」と思っていたひとつの念願が叶いました。大げさですが(^_^;)
マツダが昔、ルマンに参戦し優勝したのですが、その時の優勝マシンがこれ。
マツダ 787B 55号車
ミカン色にかわいいステッチ模様の入ったレナウンカラーなのですが、レースに詳しくないのりまつでも、このカラーを見ただけでグッとくるモノがあります。
コイツにはマツダの誇るロータリーエンジンが積んであります。
最近ではRX-8に積まれていましたが、ほとんどは2ローター。レシプロエンジンで言えば2気筒みたいなモンですかね。ただ、1ローターがレシプロエンジン1気筒の3倍働く。理屈としたら2ストみたいな働き方かも知れません。コンパクトなのにハイパワー。
このロータリーエンジン、787Bのはなんと4ローター。見た目もスペックも華々しく、市販車の形をしていないレーシングカーの中では最高にカッコいいと思っています。
この787B、おかしな別名があります。
「神様の楽器」。
は?車でしょ?楽器?うっそー(;゚д゚)・・・って言いたくなります。
しかしロータリーエンジンと言うのは、その性能もさることながら、音の良さにも魅力があるといわれております。
特にパワーアップが施されたロータリーの音は、嫌いな人は騒音公害、好きな人は煽情的な音楽となります。しつこいようですが、2ストっぽいアゲアゲ感。
そんなわけでこの楽器に興味がつきなく、YouTubeで探してみたところ。
↓これの30秒から後ですね。
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・・・絶句しました。YouTubeでさえこの感動。その感動を言うに事欠いて「神様の楽器」などと表現してしまったのでしょう。
そしてこの動画を見てから「こいつは生きてるウチに生で聴いておかねばならん」と強く思ったのでした。
渡りに船!
とある夏の日、ルノワール展を見た後ぎろっぽん辺りをうろついてたら、マツダが何かのプロモーションをやっていたのですが、そこで配布されていたパンフレットの中に、富士スピードウェイで何かのイベントを開催するとの情報があったのです。そしてなんと、787Bのデモランもあり!万難を排しても駆けつけなければ!
そんなわけで、ようやく憧れの787Bにまみえる事ができたって話です。実物は写真よりカッコいい!
以下、787Bの写真集( ´艸`)
後ろに長ーく延びた羽。カッコつけでなく、緻密な計算に裏付けられた必然のデザイン。こういうモノこそがホントの「カッコいい」だと思う!洗練された技術や機能から、必然的に産み出されたカタチ!
グラマーなお尻。女性も車もバイクも、お尻の形には意味があり、どれも素晴らしい!
横から見ると、ビックリするほど寸詰まり(^_^;)もう一つの私の憧れ「ランチア・ストラトス」もそう。こんな感じ、大好きです。ちなみに手前のも787Bで18号車。カラーリングそのものはこっちの方がカッコいいかも。
コクピット。男の仕事場です。私のデスクと同じ。・・・違いますね、はい(^_^;)
そして、始動!あまりの音量に音が割れてます(^_^;)ヘッドフォンで聴くと少しはいいかも。
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フォーメーションラップを終えて2周目・・・来た!
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・・・・・・じーん(T_T)
1コーナーが近く、ブレーキングに入っちゃいますが、その後の立ち上がりも、音だけ楽しめます。
排気音とは雑音の1種ですが、この雑音には神が宿ったかの如き人智を越えたハーモニーを感じることができる。また時速200キロ以上で移動する時にしか現れない稀有なる音波の高速変位が、異様かつ官能的な残響で観衆を包み、サーキットと言う名のコンサートホールを感動の渦に巻き込む・・・これはさしずめ「神様の楽器」とでも言ったところでしょうか・・・って、言っちゃった(^_^;)
とにかく、スゴく感動しちゃいました(*^▽^*)もう思い残すことは・・・
いっぱいあるけど(^_^;)いつでも煩悩は最低108以上ありますんでっ♪