【写真いっぱい】泥姿三人男~利根の山より愛をこめて~
オイル漏れに悩まされたシェルパの兆治君も、ひとまず騒ぎは小康状態。そろそろ、ダートを走りたい。ってなもんで、仲間のいるコミュに、急に思いついて募集をかけました。しかし皆GWを楽しみ尽した後で、不参加ばかり(T T)こちとら6勤ROCKIN'なGWでようやく羽を伸ばそうという時に!
しかし一人、参加表明してくれる方が。彼は、ともにパンクの苦しみを味わい、その夜はともに風呂場で熱唱したYY氏。選曲が妙に古かったのは内緒ですが、思えば去年の秋もお付き合いしてくれたのはYY氏でした。
土曜に仕事を終え「明日はYY氏と二人かぁ」とため息をもらす(嬉しいため息ですよ(゜∀゜;)。そんな折、LINEに1件着信あり。コミュ内の部活「ダム部」の部長から「今日飲みません?」と一言。部長は今日も単身、大名栗と中津川で遊んでいたはず。その帰り?トランポにKDXを積んだまま遊びに来てくれるみたい。思いがけず楽しい週末になりそう~♪♪♪もちろん明日のツーリングも参加って♪
呑み屋に行くわけが、近くにないため家呑みに。スーパーで部長と二人でお買い物♪まるで新婚さんのように♪(部長はオトコです、念のため)そんなこんなでまったり二人で呑み明かす。就寝時間が22時前でした(^^;早寝早起きはジジイの始まりです。
翌朝、部長のKDXとともに待ち合わせ場所である「道の駅黒保根やまびこ」へ。2ストの快音、大好物です。朝から爽快である!ドタ参は無く、予定通りヤロー3人でロングダート三昧の旅へ出発。手始めに行った赤城山東麓の林道を走り終えた後、水場で休憩。ヤケなのか本気なのか、妙なハイテンションのおっさん三人。
ちなみにマシンは。
部長はKDX250SR、YY氏はWR250R。公道を走れるようにしたレーサーとオフロードのR1。こちらはオーストラリアの大地で羊を追う農耕車。さながらゲルググと旧ザク、サラブレッドとロバの差で正直分が悪い(^^;誘った手前先頭を走るのですが、後ろからのプレッシャーったら!
しかし下りになると、重いWRとエンジンブレーキの弱いKDXは鳴りを潜める。軽量農耕バイクの独壇場のようです・・・いいぞシェルパ、いいぞ鉄ロバ!単にKDXがアクセルオンしないから静かなだけで、差は全くついてない事は伏せておこう!
そんな状況は全長40キロに迫る栗原川林道でも変わらず、しかし路面とマシンとのシンクロを楽しみながら各々ひた走る。途中、あまりの青空のきれいさに歩みを止める。なにしろ天気のよい日でした。
栗原川林道を完抜けした後は、吹割の滝周辺で蕎麦ランチ。滝をバックに泥姿三人男。
♪~
利根の片品名物は
滝の瀬音に男伊達
見たか聞いたかあの啖呵
粋な部長の、粋なYYの、泥姿♪
~ディック・ミネ「旅姿三人男(昭和13年)」の替え歌~
滝からの登る道に、どこにでもある「スジャータTOMI」のソフトアイスが売っている。そして、イナゴの佃煮も・・・話せば長くなるのですが、これらには深い因縁がございまして。諏訪湖のほとりに「バッタソフト」という、見るもおぞましい魔王的ソフトが存在するのですが、私ことのりまつ、命を受けそれの討伐を行ったのでした(ツーリングに行って変なソフトを食ったってだけのハナシですが)。
↓「ソフト界の魔王」こと「バッタソフト」400円
この魔王をなんとここで再現できるのです。バッタソフトは味や食感に配慮されていて、売り物なのに足が取ってある。でもこちらは脚付きのイナゴ。見た目のグロさでは上を行くかも。味は、固定観念を外せばおいしいのです。ただ、固定観念を外すのが難しいです、見た目が悪すぎて(^^;
ここで部長、「滑って楽しいぜー」って言ってたリアタイヤが 冗談じゃないレベルになってきたらしく、事もあろうか「ダート怖い宣言」。(゜艸゜;)ウッソー
ここはダム部らしくダム見学を提案!賛成!あちこちのダムを網羅している部長さえ見たことがないという「丸沼ダム」が近くにあるので、レッツゴー!
丸沼ダムは、ダム好き的にはちょっと変わった存在なのです。普通ダムというと・・・
こんな感じ。これは「アーチ式」の川治ダム。先日アップした宮が瀬ダムは「重力コンクリート式」。しかし丸沼ダムは「バットレス式」と言って、日本には6基しか現存しない珍しい形式で、しかも最もでかいバットレスダムなのですね。書きたい事は山ほどあるけどほどほどにします(^^;こんなダムです↓
うーん、素晴らしい。この一見頼りなさそうな格子状の扶壁が、オーバーハングした遮水壁を介して80年以上も水圧を支えてきているとは。
この丸沼ダムの堤体下には「トムソーヤ号」というのがあります。これで向こう岸に渡れるんですねー♪なんか楽しい♪
これで、ヤロー三人でキャッキャウフフと遊ぼうと楽しみに行ったらなんと!
転覆してる・・・ロープを引いたり押したりしてみましたが、座礁してしまってどうにもならない。残念。写真だけ撮って、バイクのところまで戻りました。これが5分ほど急登するので、ちょっときつい(^^;
さあ出発・・・との段になりエンジンスタートしようとすると、YY氏が困り顔・・・「鍵がない!」って?!
しばらく周辺を探すも見つからず。やっぱトムソーヤのところで落としたのかなー・・・そうかもしれないけど、またあそこ降りて登るのきついなー
まごまごしてたら、体育会系の腰痛持ちである部長が率先して降りていく。・・・ですよねー。降りるかー。
遅れて降りて、先に降りた二人と入れ違いでトムソーヤ周辺を探していると、どこからか猛獣の咆哮のごとき声が聞こえる?!やば、熊?!マジ?!
まだ遠くにあったそれをよーく聞くと、のりまつを呼ぶ声。「あったー!!」と部長が呼んでくれていたのでした。部長の声は野太くてハスキーで、猛獣っぽいのです。鍵はどうやらYY氏のジャケットの中に紛れ込んでいたみたいです。ともあれ、よかったよかった。
余談ですが、このブログの小さいアイコンは、この登り道の途中にいたカワイイきのこ的なヤツに仲間のBMさんが落書きしたものです。小さくて見えませんが(^^;
片品村の市街地にある観光協会でダムカードをゲットし、目指すはゴールの道の駅「田園プラザかわば」。そこに行くには・・・ダートを通るのが近道なんですよねー。部長、頑張って!
栗原川とセットで好きな、ガレ気味の林道。オフ車もあまり通らない道。頂上付近にちょっとした広場があって、写真撮影♪
するとまたもやどこからともなく声が・・・「電話です 電話です」
ああ、ほら、電話ですって!私じゃないですよ。YYさんもちがう?部長も?辺りを見回すと、道の傍にガラケーが落ちてた!出るとおばさんの声!なんだ、がっかり。落とし主の奥さんでした。しかしこんなところで落として、見つかったなんて奇跡ですよ。おじさん、超ラッキーでしたね!たまたま通って、たまたま休憩して、たまたま鳴って。
このおじさんにはつつましやかな感じのきれいな娘さんがいて、現在恋人募集中で、お礼に娘を紹介します・・・て事になったらどうしようか、三人で話し合っておきました。ぽっちゃり系だったらデ〇専の部長ということは決まりました。あとでこじれるかもしれませんもんね。
そんな妄想をあざ笑うかのように、後日お礼に足利銘菓「古印最中」が届きました(^_^;)いいの、わたし古印最中大好きだし(゜ε゜;)
さて、この広場からはちょっとしたヒルクライムスポットがある。農耕車を駆るのりまつ一人で、ちょっと様子見。去年の秋にYY氏と来たときは藪+クレバスで道がわからない状態ですぐ撤退。今回は藪は減っていて、どんどん行ける。途中からさらに勾配がきつくなり枯れ木が散乱し始めたが、めげずにアタック!しかし枝につまずき深い砂に落ちてハンドルを取られ、バランスを崩し態勢を保てなくなる。アクセルだけは緩めまいとキバるも、とうとう降参。横になっちゃいました。残念。ここが潮時と引き返し、二人の待ってる広場へ戻りました。景色がよかった~(^^♪
この林道の前半はちょいガレ、真ん中にヒルクライムの支線があって、峠を降りると後半はフラットな渓流沿いのダート。岩が平らで独特な景観の渓流なのです。大好きな林道の一つです。
そしてついに、田園プラザかわばに到着。ソフトクリーム売り場はなんと3か所もある。
☆ブルーベリーソフトがおいしい「あかくら」
☆メニューが豊富で、「ソフト界の貴婦人」こと「クレミア」もラインナップされている「カウベル」
☆クリーミーで幸せいっぱいの香りに包まれるリンゴソフトがイチオシの「かわばんち」。幻の「雪ほたか」のおにぎりも売ってます。
のりまつはいつもリンゴソフトだけど、今日は仲間とブルーベリー♪部長はメロンソーダも追加。例によって写真に撮ろうと画策・・・ベンチの座面の隙間にコーンを挟んで、撮った!
その瞬間、横に倒れる!ドミノ倒しにメロンソーダも全損・・・やってることが小学生レベルな三人でした。
沼田市内のクロネコヤマトで拾ったケータイを送り、高速で上里SAで解散式。ここでも「豆乳ソフト」で乾杯!地元本庄市にある「三之助豆腐」の豆乳を使用した、ご当地ソフトなのです。お立ち寄りの際は、ぜひ!豆乳が嫌いな人には「クレミア」もありますよー♪
当初は決行も危ぶまれソロでオンツーにしようか迷っていたほどでしたが、思いがけず楽しく盛り沢山な道中となりました。それゆえいつもに増して長文乱文ではございましたが、これまでおつきあいいただきありがとうございました。また、遊んでください♪