自己紹介的なアレコレ
のりまつと申します。
しがない介護屋稼業で日々を暮らしております。
介護屋と言ってもおむつ交換はしません。お風呂も入れないし、食事を「あーん」てやったりもしません。もうちょっと、つかみどころのない仕事をしております。
休みの日はバイクとお出かけをしたり、楽器を持ってじいさんばあさんやら障がいの人達と音楽を楽しんだりしています。
趣味や関心事を挙げるとキリがないので、ここでは殊更バイクのことを触れていこうかと思います。
はじめは、4輪車で峠の走り屋をやっておりました。車の整備が長期になった時、動かせない車の代わりの足で、NS50Fを購入したのが私のバイクライフの始まりでした。走り屋なので、2輪もMTしか眼中になかったのですね。しかも4輪ではすでに絶滅種であった「2スト」にこだわった。これが間違いの始まり(^_^;)
ちなみに愛機に名前を付けるのが私流でして、NSには「AGAINST KARAKKAZE」と付けてました。空っ風に立ち向かって頑張ってたからですね。
もっとバイクを楽しみたい!しかし免許がない!金もない!ってなもんで、無謀にも免許センターの一発試験へアタック!しかもあろうことか、乗る気もないのに大型狙い(笑)しかしさすがのアホのりまつも丸腰では行かず、秘密特訓をしてから臨み、受けること5回・・・見事にGET!ワタシ、中免持ってません。・・・大型しか持ってませんー!!ってのがささやかな自慢です。今思えば、アレが私の人生MAXだったかもしれません(TーT;)
そんなことで一生分の運を使い果たし、晴れて購入した2号機は、やはり2ストSDR。
トラスフレームとうねったチャンバーが、今見ても素敵だなって思います。名前は「小赤兎」。エンジンは200cc。納車当日いきなりコケて、それ以来うまくバンクを切ることができず、結局乗りこなせなかった(TーT)そんな時思い出すのは、大きなバイクの「寄りかかれる感」。
秘密特訓の時にさんざん大きなバイクに乗りましたが、のりまつは基本的に体がでかいので、その乗り味がしっくり来てたのもアリ、乗り換えましたはGPZ900R。いわゆるニンジャ。
珍しいドノーマル。今見てもホレボレします。名前は「バル・シャーク」。太陽戦隊サンバルカンのアレですね。
カワサキさんてば、なんだか「NINJA」って名前を乱発してますが、元祖はコレでしょ?でも私は「GPZ」って名前の方がカッコいいし好き。「湘南爆走族」という漫画で権田さんが乗ってたGPz(空冷の方)がとてもかっこよくて。
GPZには長く乗りました。加速もエキサイティングでワインディングも楽しめる。大排気量で遠くにも連れて行ってくれる。しかし、心残りがありました。それは・・・
オフ車に乗ってない。
楽しいに違いないことはわかっていました。ネコのようにしなやかでどこにでも抜けられるような自由さ。廃道や通行止めの果てに興味を向けてしまうのりまつがこんなものを乗ってしまったら、やっちゃいけない事や行っちゃいけないところにも足を踏み入れてしまう気がして、ヘタに手を出せなかったのです。
しかし2013年末、禁断の領域へ足を踏み入れてしまいました。足つきが良く、パワーもそこそこ。セローより安くて大衆に迎合しないストイックな「男・カワサキ」。その名に、勇敢な一族の名を戴く孤高の農耕馬(?)。
スーパーシェルパ、名を「根利山の兆治」と発します。これはいけませんでした。予想以上に楽しい。なんせ住宅街をへろへろ走るだけで楽しかったのです。それまで「曲がる」ということがひと作業であったのが、こいつはチャリンコのようにくるっと曲がる。「俺は自由だーー!」と叫びたくなるほど、不思議な開放感に包まれたものです。
ただ高速では、GPZに慣れた体には苦痛なトロさでした。でもイイ!いいものはイイ!これで早速林道へ・・・
行きませんでした(^_^;)
さすがののりまつも慎重な一面がありまして、バイクは乗り慣れてるとは言えオフロードは別世界。コケる前提で下準備を重ねなければ、と考えたのです。コケても大丈夫なように、まずは道具をそろえました。つまりはプロテクターの数々です。ブーツ、膝、肘、肩、胸、背中。
そして、自身のスキルアップもしなければ根本的な解決にならない。というので選んだスクールは、ホンダ関係のレインボー。ツインリンクのところでやっているのは、実際に山の中を走れるとのことで、2014年は5回参加しました。林道デビューする前に1回でも行っておいてよかった。だって目から鱗でしたもの。「バイクって、こんなところも行けちゃうんだ!」って。それだけでも価値があったというものです。
講習内容はバランスが中心ですが、これをしっかりやっておくことで、いろんな難所もクリアできるようになっていきますし、速く走ることにもつながっていくようです。独学では決して学べないことを得ることができたと、今でも思います。あのスクールがあったから、今オフロードを楽しめている。
未踏のオフロードの世界に踏み入る為の最後の準備、それは仲間探しでした。バイクというのは自由です。好きなように思う様走れます。のりまつは、マスでつるんで走るなんてまっぴらごめんと思っているようなヤツですが、オフロードでは何が起こるかわからない。先人の知恵も必要だしいざという時の助けも必要。そんなわけで、「趣味人倶楽部」というサイトで関東で活動するオフロードバイクのコミュニティに参加しました。
ここで出会った人たちとのツーリングは、ヘタクソ駆け出しマイペースなのりまつに合っていました。リエゾン区間では皆でつるんで走りますが、林道に着くと、ほぼ速さ順で思い思いのペースで走ります。ゆっくり走りたい人、初心者は後からゆっくり自分のペースで。分岐点やガレてるところなど、要所要所ではダベりながら待っててくれます。速かろうが遅かろうが、その人のペースについてモノ申す人は誰もいません。毒吐いたりぶっきらぼうだったりする、ちょっと濃い目のキャラクターの熟年ぞろいですが、悪気のある人はいなくてとても居心地がよかった。しかもパンクや転倒など、困った時には恩にも着せず助けてくれます。ま、各々それなりに自己防衛を講じて、できるだけ迷惑をかけないようにしている上での話ですが。「ケガと弁当は自分持ち」なんだとか。
そんなわけで、今では「ダートスタイル」のみんなで行くツーリングも楽しいなって事になってます。
しかし、それにしても、「兆治」ことシェルパは遠くに行けない。高速乗ってても飽きちゃって、降りると脇道が気になっちゃって、結局目的地になかなかつかない。GPZの加速が恋しい。コミュのみんなも続々とセカンドバイク購入している。
ってなわけで、私もセカンドを買っちまいました。
VTR100F。名は「紅子」。人生初の100馬力マシン!パワーありすぎて高速の合流でもレッドまで回せない!速度に目がついていかない!すごいぜ紅子!やばいオンナに出会っちまった!
しかしオフ車に慣れたのりまつ、ロードバイクの曲げ方がわからない??試行錯誤しながらワインディングを流していたある日、ヘアピンで転倒。たかがこのひと転びだけで、まさかの廃車・・・紅子に「このヘ・タ・ク・ソ」とあしらわれた気分。桜の咲いた2週間ほどの付き合いでした。まさに花と散る。
しかしその年の5月、SSTRなるイベントに参加予定だったのりまつ。SSTRとは太平洋側から日の出とともに出発し、石川県羽咋市へ日没までにゴールするというツーリングイベント。シェルパで行くのはいかにもかったるい!
ロードがだめなら、オフ車チックなオンロードにすればおっけーだべーってなもんで、次に手を出したのはモタード。ヤマハの、バッテンだらけのマシン。
XT660X。大きなシュラウドとカチ上がったケツがカッコいい!名前は「三味の市丸」。かなりの過走行車ですが機関良好、高速でも存分に加速が楽しめる。
・・・と思いきや、オイル交換をちょっとさぼったある日に、エンジンからカタカタやかましい音が。オーバーホールか・・・と思い業者と相談するも、パーツがない!そう、ヤマハとは名ばかりの逆車、EUに行けば中古パーツもありそうだけど、字が読めん(T T)
現在そのまま乗り続けていますが、オンロードタイヤの高価さと、パンク時にどうにもならないこと、そもそもオンロードタイヤのグリップ力など必要でない程度の腕前を鑑みると、ビッグオフが欲しくなる・・・
そんなわけで、次号機検討中。
・600cc以上
・オフロード走れる
・なるたけ軽く
・高速で気持ちよく加速してくれる
・今後はあまり買い替えできなくなるので、丈夫で長持ち。パーツ供給やアフターパーツもあるやつ。
・カッコいい
そんな条件下での候補は2つ。
XTの後継としてちょうどいいかも。ヤマハの逆車よりパーツがありそうだしガンジョーとの呼び声が高い。
ただ、1台しか持てなくなった時に、これだけではオフ遊びがイマイチ楽しくない。
軽い!パワフル!下手な日本車よりパーツ供給は安定してそう!1台しか持てなくなっても、これなら楽しめそう!
ただ、KTMとしてはガンジョーな方だと言うけど、比較対象はレーサー。長く乗るとしたら・・・?2万キロでOH必要とディーラーではいうし。ツアラーとしては高すぎて細すぎるシートも気になる。しかしだからこそ楽しそうでもあるんだけど・・・どうせ意味もなくスタンディングする奴なので、大丈夫かな。切れ角が極端に少ないのも気になる。引き返すときはアクセルターンでってこと?!
世にも贅沢で楽しい悩みを抱える、そんな40代の孤独な夜、とりとめもなく書き綴りました。