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嵩屋天狗堂~はてな支店~

オフロードバイクアリマス。

690エンデューロ無印。人呼んで「人麻呂」!

KTM 690ENDUROとの馴れ初め

KTM 690ENDURO。「R」がつかないいわゆる「無印」のヤツ。私の愛機です。

XT660Xの次号機に悩んでいた頃、ぼっちバイカーさんの「Rナンバー」の方に乗せてもらい、当初ハードルが高いと思っていたKTMも「こいつぁアリだ!」と思い、購入を決意。
http://norimaz.hatenablog.com/entry/2016/06/18/215029


新車は買えないので中古で。バイク屋に相談し探してもらい、出会ったのが無印の“コイツ”でした。検索時点で広島県在住。

690ENDUROにRが付くと付かないではどう違うのかな・・・検索するとRの記事ばかり出てきます。そんでその多くを占めるのがぼっちバイカーさん。うーん。スゴイ。

690ENDURO Rと690ENDURO (無印)の違いは。
無印の方が
・サスストロークが25mm短い。
・排気量が40ccぐらい少ない。
・ハンドルの切れ角がちょっと少ない。

ネットで見たところの情報では、ざっとこのぐらい。なーに、どれも大した違いはないじゃない。付け合わせも豪華だし、広島の“コイツ”に決めた!・・・なんて考えが、てんであまちゃんであったことを、後で思い知るのですが。

ちなみに“コイツ”の付け合せは、
・アクラポビッチのマフラー
・グリップヒーター
・フロントの風除け
・サイドバッグステー
・リアキャリア(ツラーテック)
・エルゴシート
と、キャンプツーリングもしたいし冬でもガンガン走るのりまつにはうってつけの装備を持っていました。純正マフラーもついてて車検も安心♪

広島から取り寄せてもらい、実車に面会。第1印象は・・・思ったよりかっこよすぎない!
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あんまりスタイリッシュで洗練されててシュッとしてたりエレガントだったりすると、なんか身の丈に合わないような気がしてしまうのです。
“コイツ”は、なんかクセモノでアクがあるけど、その分気を遣わなくていい、サクいヤツって感じがしました。
さらに“コイツ”は、リアサスのリンクが長いものに変更してあり、シートも純正より低い。そのため純正に比べて足つきがだいぶ良い。そんなところもフレンドリーに感じられたのかもしれません。

エンジンをかけてもらうと、広島らしく「じゃけんっ!」と一発始動。アイドリングではガサガサ回り時々回転数がバラつくが、あったまってくると落ち着く。これは他の固体でも同じ。

あとは・・・見てもわかんないし、壊れるときは壊れる。中古車なんてしばらくはマイナートラブルが付きまとうのも普通だし、第1印象でもしっくり感がある。これに決めた!

名前と名札

“コイツ”の名前はもう考えてあります。KTMのイメージカラーがオレンジ。日本風に言えば柿色。だいたいKTM
K・・・柿色の
T・・・とんでもない性能の
M・・・股裂き鉄馬

ですから(笑)オフ車にしか当てはまりませんが(^^;

で、柿色。柿のつく有名人。
柿崎景家・・・上杉謙信の家臣。マイナーだけど戦上手で川中島でも活躍したらしい。
柿本人麻呂・・・歌人。絵からするとなんか偏屈なおっさんぽい感じ。

このぐらいかな。やっぱり固有名詞になりうる人の名前がいい。覚えやすくて呼びやすい。「景家」は二口で食べる感じで呼びにくい。別名の「弥次郎」もかっこいいかも・・・でも覚えにくいかも。
というわけで、「人麻呂」になりました。「市丸」にも音が似てるし。名札も作ってあげました(///▽///)
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背景のラインをよーく見ると「人まろ」って書いてあります。

KTM 690ENDURO (無印)は反抗期?!

7月のキャンプツーリングで、「人麻呂」は反抗期の少年みたいである事がわかりました。

反抗期の原因は、とにかくパーシャルがない事。

よく言えばスロットルレスポンスが良すぎるという事になるのですが、このレスポンスのよさがダートではクセモノでして。

ぼっちバイカーさんちのRナンバーに乗せてもらい林道を走った時は、ぜんぜん気にならず、低回転で先行車に合わせながらのペースでも苦はなく250ccのオフ車みたいに走れました。
それが、この無印の人麻呂で人に追従しようとするととーっても大変!!上手くパーシャル域をキープするのが至難の業で、終始ギクシャクし続け苦痛でしかない!「人についていくなんてオレ流じゃない!」って言ってるみたい。

ここ、690ENDURO Rと無印の大きな違いです。大きな誤算でした。甘く見てました。RナンバーのLC4エンジンは、排気量が40cc程度アップされプラグもツイン化しています。その恩恵は少なくなさそうです。


次回から、人麻呂と仲良くなっていく過程をアップしていきたいと思います。

つーりんぐ!!

明後日は楽しみにしていた箱根のツーリングです。
総勢18台の大所帯、しかもほとんど初対面!中心になってくれているぼっちバイカーさんの見事な采配で、何を心配することもなく当日を迎えられます。

大所帯ゆえチーム分けされているのですが、私の居るチームはKTM軍団!と言っても4台ですが、どうも「柿系」と「柑橘系」に分かれているようです(笑)お会いするのが楽しみですヨ~♪

のりまつの人麻呂は、ぼっちバイカーさんにあやかり、リスでなく汚い牛が付いていますからね~
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紫の残響~SSTR・エピローグ~

後半3編のタイトルは「湘南爆走族」から拝借しています(^^;

湘南爆走族 - Wikipedia

不良漫画の原点のように捉える事が多いようですが、「バイク」+「仲間」=「青春」という構図から、不良漫画というよりは「ばくおん!!」のような学園漫画に近いと思っています。

 

さて・・・

 

SSTR完走から一夜明けた2日目。

8時半から完走セレモニーが開催される予定だが、外は雨。昨夜運営からメールがあり、セレモニー会場は屋内の施設に変更、また当初セレモニーで授受されるはずであった完走賞は郵送になるとの事。

こうなってはもう誰も行く気がなく、雨の中を帰る心配をひたすらしていました。白馬で一泊キャンプしようともくろんでいたEなさんやN子さんもテンションダダ下がり。愛機SL230のキャブの調子の悪い、旅する野良ライダーWたるさんも意気が上がらない。御朱印仲間のBみかんさんとのりまつは気多大社へお参りする予定があったが、心地いい8畳5人部屋で他の皆同様、精一杯だらつき倒す。

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朝食を終えだらついていると、空がほんのり明るく・・・雨が止んだ?!今のうちに荷物を積載しちゃおう!ということで撤収がようやく始まる。若女将さんの好意でボイラー室に吊るしていただいたずぶ濡れ装備類は、ほとんど乾いている。ようやく意気を取り戻し、腰が上がったついでに出発への準備が本格的に始まります。

 

そして出発の時。SSTR参加のバイクでいっぱいだった旅館前のスペースは、我々だけになっていました。急に二人増員しても快く引き受けてくれ、ボイラー室まで空けてくれた支配人さんと若女将さんに見送られ、「ダートスタイル」の仲間たちはそれぞれの旅路へ戻って行きました。

 

さて、御朱印仲間であるBみかんさんとのりまつは、能登一宮・気多大社を目指します。途中で・・・ f:id:norimaz:20161006220341j:plain

千里浜を通りました。まだゲートはそのまま設置されていました。

 

気多大社で御朱印を授かり帰路へつく。まだ天気がもっていたので、高岡の大仏を見学に行くことを提案、ただし降ったら中止という条件。途中までは良かったが、氷見に向かう峠の入り口でぱらぱらと。すぐ止むかもしれないけど、一応合羽を着る。この日のために新調したばかり。

これの赤です。耐水圧20000!なんかスゴイぞ!コンパクトにはならないけど、ばっちり守ってくれる。これまで使っていたラフ&ロードの合羽は、ペットボトル並みにコンパクトになり持ち運びには最高だが、あんまり雨を防いでくれない。 今回のように何時間も降られっぱなしで走ることを想定したら、ただの濡れたビニールに成り下がること請け合い。ただ軽量かつ省スペースの性能ではピカイチ!応急・携帯には断然オススメ!さすがラフロ、かゆい所に手が届く一品です。

 

ぱらぱらだった雨は次第に強くなり、そのまま本気モードに突入。氷見の手前で高速の入り口があったので、大仏見学は中止、そのまま帰路につきました。途中途中で寄ったSA・PAでは、SSTRの残党がどこにでもいました。こんな雨の日にバイクに乗ってるような酔狂は、SSTR参加者ぐらいのモノです。 

そんな見知らぬ人たちとも、なんだか名残惜いような感覚を抱きます。妙に感傷的になってしまうのもSSTRの醍醐味、ってことかな。

 

そして20時10分、武蔵の国・風の庄に帰着しました。

 

3日間の総走行距離、1308km。お疲れ様、人麻呂。

 

SSTRにKTM 690ENDUROで参加して。

  f:id:norimaz:20161010002749j:plain とにかく万能ぶりに感動しました。バイクの楽しみがすべて集約されているような気さえします。できないのは200キロ出すことぐらい。

ただ、去年の相棒・XT660X(テネレではありません、念のため)と比べると、やはり「疲れるバイク」です。振動は大きいし、シートは細い。足つきも悪い。スロットルも融通が利かずパーシャルなし。そして停車するときエンストする。こんな2ストのようにせっつかれるエンジンにも苦心したことでしょう(たぶんENDURO Rなら大丈夫)。ちなみにウチの人麻呂君は・・・

・シートはパワーパーツのエルゴシートに換装され、さらに高反発素材の「ムレケツバイバイ」ことコミネのメッシュシートカバーを装着。ケツの痛さが無いといったらウソになりますが、苦しむほどではなかったです。

・足つきに関しては、リアのリンクが変更されていてシートもローシート、マイナス40mm程度のシート高になっている。

・スロットルはノーマルを地道に削り、ロースロ化してます。これでパーシャル領域が確保され、ゆっくりな交通の流れにも乗っていられる。

こんな感じでいくらか快適化(チューニング)が施されております。高速走行に関して、パワーは690ENDUROの方が上だけど、XT660Xの方が得意です。XT660Xは曲がりなりにもモタードチューブレスタイヤをチューブ付きで履くという無駄な形態なようでも、17インチでビードのしっかりしたオンロードタイヤの恩恵は大きい。さらに690ENDUROは小回りが全然効かなく、Uターンに大変苦労するのもマイナスポイントです。こうして見ると、XT660Xってすっごい日本向きで楽しくて汎用性の利くバイクなのに、なんで日本で売ってくれんかったんでしょう。もったいない。

  文句ばかり言ってしまったようですが、本編で褒めちぎっているのもまた真実。悩みぬいて大枚はたいて思い切って迎えた690ENDURO(無印)「人麻呂」は、額面以上のポテンシャルを持っていて、快適性も工夫次第では手に入る、ある意味懐の深いマシンであることを再確認できました。

   

SSTR振り返って。

    ある意味「一人上手」な人に向いている気がしています。ワタシはその傾向が強く、WCP(ワタシ的チェックポイント)を設定したり事前の準備から当日の葛藤・選択まで一人で楽しみ尽すことができました。これだけでも参加費用10000円、元を取っていると思います。

しかしゴール後、去年のように一人だったとしたらどうでしょう。数ある魅力のうちの一つ「完走を喜ぶ事」の価値が半減してしまう。今年はなんと、贅沢にも仲間に恵まれ、この喜びを倍増することができたのでした。

「一人上手向き」なんて言いましたが、ホントは仲間がいる方が何倍も楽しくなる。深甚に、実感しました。いつもこんなのりまつに、オンラインオフラインに問わず付き合ってくれているバイク仲間の人達、ありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。

 

では、また来年。千里浜で会いましょう。

 

残された走り屋達~SSTR本番・後編~

意外とタイトな行程だよー・・・的な話の続き。

   

確かに余裕のない行程となりつつある。サーバーダウンのせいで1時間近くはロスしている気分・・・少なくとも林道一本分ぐらいは削られてしまった。しかし、だからといって、すべての行程を削ってしまうのはいかにももったいない。少し回り道して、友人が昔「楽しいぞー」と言っていた茶臼山高原道路を走りました。

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「サーキット禁止」って(^^;

友人が「中部の奥多摩周遊だ」と言ってた通り、広いワインディングが続きます。高速コーナーばかりでつまんないと思っていたら、後半愛知側に下るセクションではいい感じの中速コーナーが続く!それまでたらーっと流していたのが、コーナーに合わせて走っているうちに4000rpm以上回すようにエンジンが要求してくる。へたくそながらもその要求に全力で応える。こうなるとKTMの単気筒LC4の本領発揮、787Bにも劣らない咆哮に乗って、まるで思い通りに速く走っているかのようなを錯覚を起こさせてくれます。人麻呂、オンロードも気持ちイイ!

 

さて、先述の通りこの周辺50キロ半径には道の駅がたくさんあります。茶臼山高原道路周辺で、道の駅を3つ。

「つぐ高原グリーンパーク」

「アグリステーションなぐら」

「どんぐりの里・いなぶ」

そして「風のマルシェ御前崎」以降一台も会わなかったSSTR参加者に、とうとう「どんぐりの里・いなぶ」で遭遇!といっても、バイクが30台ほどもいるのにワタシとその人だけ。しかもすれ違いで入ってきたから挨拶もできず。

 

ここからは、「おばあちゃん市・山岡」に向けてGoogleナビ任せの最速ルート!もともと考えておいたルートはこの際棄てます。途中で道の駅「上矢作ラ・フォーレ福寿の里」へも寄りながら、大きな水車のある「おばあちゃん市・山岡」に到着。

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この時点で12時を少し回ったところ。余裕がありそうだが、ラインでやり取りしている仲間達はすでに飛騨の地。だいぶ後れを取っています。ここで昼食、と思ったがお昼時で満席。仕方なく屋外で売っていたコロッケと五平餅を摂取。いや、旨い!久しぶりの食事だからか?!揚げがサクサク♪小腹を満たし、道の駅を後にします。

そして近くの小里川ダムの横を過ぎる。

・・・?!

不思議な感覚を得てつい二度見。地図では上流から見てるはずなのに、水面が見えず堤体の背面しか見えない?!なんと、どちらが下流かわからないほど水位が低い!びっくりしてUターンし、天端を行ったり来たりしちてよーく眺めちゃいました。

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水面から20メートル以上も上に自然越流式のゲート(てゆーか穴)が9門。これが全部越流したら見事だろうなーと思いつつ、この旅初めてのダムカード ゲット!しました。

   

ここから千里浜のゴールまでのナビをチェック。最速で3時間半つまり16時半ごろのゴール。うん、この最速ルート、行くしかない!コマ地図(手書き)まで用意した中腹林道と2つのWCP「甚平坂」「御母衣ダム」はカーーット!

 

瑞浪市内に降り、昼飯を食べた気がする・・・あまり記憶にない(^^;あとは、直球ロングランに向けて給油、ハイオク満タン!そして瑞浪ICから中央道~東海環状~東海北陸道へ!林道も得意で舗装のワインディングも楽しい、だけど高速も得意!なんて欲張りなヤツなんだ690エンデューロいやさ人麻呂!すごいぞ!フロント21インチのチューブタイヤのせいか、モタードのXT660Xのようにはいかないけど。 皆に遅れを取った分はぐいぐい追い上げて、でも一応途中のSAPAは寄ってスタンプゲットしておく。ひるがの高原SAで、この旅初のソフト!

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このワタシが、旅に出て午後に初ソフトとは!「ご当地モノじゃなきゃ嫌」というこだわりがあるから、よけい出会いにくいんですけどね。

 

東海北陸道は、所々1車線になる。バスやトラックも走っており、気が急くのりまつの行く手を塞ぐ。そして山深い飛騨の国に入ると天気も不穏に。時々雨を降らせては気力を削ぎ、前を走るトラックの跳ね上げる水しぶきがさらに視界まで悪くし、ストレスいっぱいの道行き。去年はこの白川郷で優雅に観光を楽しんでいたというのに。トンネルが多いのがせめてもの救いで、雨で芯まで冷やされることは免れました。そして2車線に入れば、周囲を確認した後(白黒や怪しいクラウンなど)、人麻呂に鞭を入れ先を急ぐ。

そんな時、負けず嫌いのサンデードライバーが無駄に競って来る。なめんなミニバンごときが!こちとら積載性と居住性と耐久性と快適性と耐候性と利便性と安全性まで犠牲にしてまで動力性能を手に入れてるんだ、負けるかよ?!

・・・すでに負けてる感は拭いきれないが、無事に先に行かせて無駄なバトルは幕を閉じる。ぶっちぎってやらないのかって?!そんなの数秒間、車ではありえない加速を見せつけてやればよし!国家権力が白黒の車で襲い掛かってきたらひとたまりもありませんもの。それに私の目標は無傷で千里浜に着くこと。まっすぐな公道なんてバトルする意味も価値もなし。

 

平野部に入ると道も乾き始める。去年は余裕があったので、日本海を見たい一心でかほく市の道の駅「内灘」に寄りました。海辺なのに高い位置にあり見晴らしの良い道の駅。

たくさんの山を乗り越えて、早朝からずっと日本海を目指して走ってきた。そして「内灘」に向かう大きくカーブした坂を上りきる・・・と、金沢大学病院が視界を塞ぐが、建物を過ぎれば日本海が見える!

あのときの感動は忘れられない。今年はここで初参加のBみかんさんと待ち合わせていましたが、時間差ができすぎてしまったのと渋滞が心配だったので先に行ってもらい、ワタシも寄らずに先を急ぎました。のと里山海道から遠くの高台に金沢大学病院が見える。そして行く手はまた雨。かまわず先へ。左手には日本海が広がっているが、妙に気が焦っていて今ひとつ感動に浸る余裕が無い。ゴールは目の前、時間も余裕があるのに。

 

やがて「今浜IC」につきのと里山海道を下りる。松原の向こうにはゴールのある「千里浜なぎさドライブウェイ」が。すでにたくさんのライダーが集まっており、砂の堆積したアスファルトと浜の境目をオンロードバイクおっかなびっくりそろそろ~と越えているのを尻目に、無遠慮に進入!こーゆーのも得意、っていうか大好物♪♪ 雨も止んだ!

そして広がる浜に打ち寄せる波。遠くたゆたう日本海!さすがに感動を禁じえません・・・今年も走りきった。日本海に会えた。完走を喜び撮影にいそしむライダー達とも目に見えない連帯感をわかちあい、砂浜の道をゆったり楽しみながらゴールゲートへ向かいます。

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プロが撮った写真。

 

8キロの砂浜の道の終わりに、赤いゲートが見えてきます。ゴール手前に土色の有名ライダー加曾利隆さんが居てハイタッチ。

 

そして17時10分・・・ついについにゴーーーール!

   

ゴールゲートから駐輪場に行く道に主催者の風間深志さんもいてハイタッチ!内灘で落ち合うはずだったBみかんさんとも無事に会えました。あまり差がなくゴールしたみたい。幸いゴール前もゴール後のチェックも全く待たずにできました。去年はここで待たされて、和倉温泉の宿に着いたのが9時過ぎ・・・今年は急いだ甲斐もあって、他の皆のゴールを待つ余裕がありました。

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協賛してるんですね。あと、BMWとかトライアンフも。

今年も富山の神子原米のおにぎりとアサリ汁のサービスブースが出ていまして、地元の妙齢のお姉さん方がかいがいしく振舞ってくれます。 f:id:norimaz:20161009231821j:plain うーん、これは格別!Bみかんさんとラインをチェックしながら仲間を待っていると、参加はしなかったけど千里浜で落ち合う予定だったEなさんと会うことができました。程なくして、途中で一緒になったらしきN子さんとWたるさんがゴール!ともに完走を喜び合いました。

去年はひとりだった。それでも感動しましたが、来年はダートスタイルの仲間でこれを分かち合いたい!と強く思い、今年それが叶いました。まさに感無量です(T-T)

 

まだEのさん(Eなさんとは別人物)がゴールしていない・・・ラインにも沙汰が無い・・・どうしたか心配しているうちに日没時刻。太鼓が鳴り花火が上がります。 f:id:norimaz:20161009231801j:plain 花火を見上げていると水滴がポツポツ。また雨が来ました。ひどくなる前に撤収。今夜も雨が降るそうだが、WたるさんとN子さんとEのさんはキャンプ予定。マジで?と思ったら、あっさり掌返りまして、N子さんとWたるさんは我々と同じ、MPさんが取っておいてくれた宿へ転がり込むことに。無事にゴールしたらしきEのさんはキャンプを敢行するそう。

宿へTELし2名増加の受け入れを確認すると、8畳の部屋を取ってあるので、食事なしで多少狭くなっても良ければ素泊まりの料金で受けてくれるとの事。良かった♪

SSTRの時はいつもこんな感じらしく、宿も観光協会と協力しスペシャル態勢を取っている様子。これで何が良かったかというと、みんなで祝賀会ができる!実はキャンプ組と分かれてしまうのが残念でならなかったのです。雨のおかげで祝賀会ができるようになりました。

しかしこの雨、とんだ曲者。駐輪場に戻り出発の準備を整えていると徐々に本気モードに。宿も遠くないし合羽着ないで行っちゃえ!しかしガス欠寸前ののりまつが皆を付き合わせて給油。その後、宿に向かうにつれ徐々に激しくなる。ナビが頼りなのに雨の中では見ることも操作もままならず。そうしたときにめったに電車が通らなそうな踏切が降りる。さらに駅がすぐそばにある為、客の乗り降りの時間まで待たされる。そのうえ雨は急激に豪雨モードに豹変し、さらにさらに後を見るとN子さんとWたるさんがついてきていない・・・すでに宿の近くにいるのにナビは誤動作起こすし、惨めな濡れ鼠とはまさに今の我々の事。体の心まで濡れつくしました。

 

しかし、なんとかようやく宿へたどり着き、N子さんとも連絡が取れました。信号待ちで離れてしまったとの事。雨のミラーで後続がいる事は確認していたが、全員いるかまでは逐一確認しないのではぐれてしまった様子。こんな時、事前にMPさんがラインのノートに宿の情報を挙げておいてくれたのが役に立ちました。それを見て自力で来てもらうことに。

我々は玄関先で下ろせる荷物は下ろさせてもらう。しかし全員揃わないとチェックインできないらしく、濡れたまま玄関先で二人を待つ。さすがに風邪引きそうなので、ロビー脇の小部屋で着替えをさせてもらいました。そうして待ってる間にも、あとからあとからSSTR参加者の濡れ鼠が続々と現れました。

ほどなく番頭さんが「夕食がナマモノなので、先に食べちゃってください」との話。二人には悪いけど、良かった。待ちに待ったビールと、地元の海鮮モノ。EなさんとBみかんさんと3人でおいしくいただいていると、窓の外にバイクの光が。二人が到着した模様。やっと全員揃いました。

 

8畳に大人5人、荷物は濡れてて5人それぞれ行商人並みの量。人も荷物も居場所が無くて困っていると、若女将さんが近くのパントリーやリネン室を空けてくれ、しかも濡れた物を乾かすようにボイラー室まで空けてくれたのでした。洗濯竿付き!どうせ明日も雨だけど、これで濡れたジャケットに袖を通さないで済みます。感謝感謝。 各自入浴した後は、N子さんが迷ったついでに寄ったコンビニで購入していてくれたつまみで祝賀会! f:id:norimaz:20161009231915j:plain やはり人数が多いほうが楽しい!

一方Eのさんといえば、一部の誘われた人限定の祝勝会に参加していた模様。そしてこれから、決して優しくない雨の中テント設営してキャンプを敢行するとの事。すごすぎ。

 

こうして各自の冒険譚を肴に酒は進み、夜は更けていきました。

 

次号、最終回「紫の残響~SSTR・エピローグ~」へつづく。

青ざめた暁と紅の焦燥~SSTR本番・前編~

SSTR当日。

 

幸い雨は無し。宿代は先払いなので、鍵を置いて勝手に出て行っていいことは話がついています。とにかく無事に起きられた事。これが最初のクエストクリア(^^;

 

夜明け前の海風が気持ちいい。今日の日の出は5.:35すなわちスタート時刻。スタート地点と決めた駐車場までの道のりで、みるみる明るくなっていく空。気持ちも高揚してくる。ロケーションの良い場所なので、きっとたくさんいるだろうと思いきや、やはり私一人。

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ま、ベストポジションで写真撮れるのでいいんですけど、それにしても誰にも会わないな。なんか「開催日間違えてました!」ってオチに向けてフラグ立ててる気分・・・そんなことはありません、念のため(^^; 

 

 

スタート前に写真を撮ります。

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雲が多くて日の出は拝めないだろうな・・・でも、いい感じの朝焼け!5時30分、日の出5分前。すぐに走り出せるよう、ジャケットを着て荷物を装着します。

ここに来ての不安はただ一つ、新しく導入されたシステムが動くか。ま、参加者倍増とはいえ1800人ぐらいだし、この数が一瞬に集中してアクセスする事がわかってるんだから、もちろん対策してあるんでしょ?そんな素人でも思いつくエラーなんてありませんよね?

 

5時35分。水平線から太陽が顔を出すはずの時刻だが、雲が多くて見えない。しかし、規定の時刻であるので、ゼッケンと海の入った写真をシステムに貼り付けて送信しスタートの手続きをとろうと試みる。が・・・

 

詳細は書きませんが、やはりシステムのサーバーがダウンした模様(つд`)日の出時刻から20分ほど経過した後にスタートできました。少し南下したところに大きな駐車場があって、そこに10人ぐらい参加者がいました。なるほど、皆の思う御前崎より私は数百メートル北にずれていたみたい(^^;

 

灯台を右に見て遠州灘を左に、海岸沿いの道を快走!行く手には暗雲が立ち込めるも、海風が気持ちよく波しぶきが清清しい。良い波を得て朝からライディングに励むサーファー達に手を振り(調子に乗りすぎ)、チラッと見えた陽光に背を向け出発!

 行く手には浜岡原発

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始めの道の駅「風のマルシェ・御前崎」でSSTR参加者と挨拶し、スタートの苦労(笑)を分かち合った後、お決まりの挨拶「では、千里浜で!」と掛け合い、それぞれの道を行く。下道つないでゴールを目指すのに、昨夜チェックした国道・県道の番号を書き出した紙が役に立ちました。普段はウォークマンを入れているフォルダーにこのメモを入れれば・・・

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うん、見やすい!タンクバッグでは見難いし邪魔になるけど、これならいい塩梅♪

 

さて、道の駅がチェックポイントになっている事はルールで定められている事ですが、それとは別にワタシ的チェックポイント「WCP」も設定してみました。こういう意味でも、難易度を自分で設定できる楽しみがあるわけですね。

WCPの1つ目は、遠州森村の「大洞院」。ここは有名な侠客「清水の次郎長」の子分で、腕と度胸じゃ負けないが人情絡めばついホロリとなる、隻眼の「森の石松」の墓所がある寺院。

昔のアイドルの歌にもなった「寿司食いねぇ」と言うセリフは、お調子物の石松が、要領のいいヤツに寿司をおごらされるシーンで言ったという、映画などではお約束のエピソードからのもの。

そんなわけで、ちょいとおバカだけど腕が立ち、優しさ肩で風を切る次郎長に愛された石松の、理屈抜きの蛮勇と男気にあやかりたくて「のりまつ」などと名乗っているのは、あっし事しがねえ介護屋でござんす。

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ここにある石松の墓はなんと3代目。前の2代は、そのかけらが勝負事への験が良いとして、少し削って持っていく参拝者が後を絶たず、名前がつぶれそうになってしまったのだそう。上州佐波郡国定忠治の墓も、同様の現象が起きているようです。

 

さて、道を逸れて大洞院まで来ましたが、もとのルートに戻らないと。高速のETC入り口がPAを兼ねているのでここでもチェック。一区間だけ乗って、国道を北上していくと、いよいよ山が高くなっていきます。「船明ダム(ふなぎらと読むらしい)」を横目に、ダムカードをもらいたい衝動をうち捨てダム湖沿いに北上。まだ開店前の道の駅「天竜相津・花桃の里」に寄ります。しかしスタンプは店内・・・写真だけ撮って後にしようとすると、早めの出勤してきた感じのいいおばさんが!お願いすると、快くスタンプを出してきてくれました。まだ営業時間前なのに、ありがたい(T-T)

 

ここで今回無念の不参加となったMPさんから、サーバーダウン後のルール変更についての情報が入る。メールよりフェイスブックの情報が最速らしく、それを逐一ラインに挙げてくれ情報提供をしてくれていたのです。誰よりもSSTRへの思いが強いMPさんの、陰ながらのサポート。一緒に走っている気分にさえなりました。

 

お次はついに林道。南北に長く延びた船明ダム湖畔の対岸に入り口があります。「東嶺林道」といい、かつては長いダートであったようですが、今はほとんど舗装。分岐も多くて迷いやすいけど何とか迷わずにいけました。お楽しみのダートはツーリングマップルには3キロって書いてあったけど、もっと少なかったみたい。林道を下りた道はまだ標高が高く、茶畑の向こうに遠くの山が見渡せます。

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更に下りていくと道の駅「くんま水車の里」に到着。バイクがいっぱい!20台はいました。今度こそSSTR参加者がいるだろうと思っていたが、なんとワタシ一人!うっそー(゜Д゜;)

ここはジブリと関係があるのか、ラピュタの飛行ロボットが看板下に。そして・・・いた!ワタシの憧れ!

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この白い凧「メーヴェ」!いいなー♪でも、これがあったらSSTRなんて何の面白みもないよなー。海と山と川があって道がなければ成立しないもんね。ドラえもんの道具の欲しいものランキングで常にトップをいく「どこでもドア」なんてあったら、さぞかし窮屈でつまらん世の中になるだろうな。でもタケコプターぐらいなら限界が低くていいかなー

 

お次も林道。全部で3つ行く予定の二つ目「舞木林道」。道の駅くんまから北上する県道に併走する細い道を行き、十字路に差し掛かったら右に伸びる林道が舞木林道・・・とツーリングマップルから読み取れましたので、そのように走る。

 

すると確かに右に伸びる林道・・・

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林道の名前は違うけどよくある事。ここに違いないと進入。10分ほど走ると、なんと行き止まり?なんで?グーグルマップで見ると、確かにここは行き止まり。ただでさえ余裕が無い行程なのに、ミスコースとは!

 

・・・醍醐味ですねぇ(*^艸^*)

 

 

気を取り直して、北の県道に出る道を模索。グーグルマップで見ると道のあるような表記はないが、航空写真に切り替えると森の中に道の痕跡が見て取れる。それを目当てに、いくつかあった分岐点まで戻り、県道まで抜けているであろう道をたどります。

徐々に高度を上げる舗装の林道、これはもしやと期待しながら走っていると・・・舗装が切れた♪♪楽しいダートの始まり始まり~♪と喜んだのもつかの間、峠でなんと交差点!ええー?!聞いてないよー!こんなのグーグルマップに載ってないー!どこ行けばいいのさー

とりあえず勘で、来た道から直進するルートを取ります。右は更に登っていくし、左は絶対違うし。いきなりぷつっと切れることを警戒しつつ、林道を降りていくと・・・県道に出た!良かったー(^^;これ以上時間ロスするのはキツイからなー

・・・なんてのも、醍醐味なんですよねっ(*^艸^*)

あとでツーリングマップル確認したら、交差点もちゃんと載っていました。舞木林道も、右折するのではなくただ右にカーブしいていただけ。まっすぐ行ってれば同じ交差点に出ていた・・・しかもダートは長く、回り道は少なく!もったいなかった。

 

愛知県に入り、国道151号線を北上。途中で国道473号線との分岐に当たる。473号線を行けば、岐阜県の必須チェックポイント(各県に設定されている)道の駅「おばあちゃん市・山岡」への近道になり、ダートもある。しかもこのダート、こんな感じ。

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「なに、舗装路?そんな遠回りしないでこっちの道行けばいいがな?」っていう感じのダート。大好きです、こんなオフ車だけに特別感味わわせてくれるレイアウト♪

しかし今回は道の駅に寄った数で金銀銅のプライズが付く。そしてこの愛知県北東部は道の駅の宝庫。151号線を北上するルートを取れば、短時間に4つの道の駅がカバーできる!今回の趣旨に則って、北上ルートを選択!

こういう葛藤も、やはりSSTRの醍醐味。

 

しかし醍醐味醍醐味言ってられない。メーヴェを見た時点で9時頃でありましたが、実は朝食をとる余裕がない。どこかコンビニで・・・という時間がもったいなく、先に進まなければならない気持ちでいっぱい。次の道の駅「豊根グリーンポート宮嶋」でも荷物も降ろさずにスタンプだけゲットし先を急ぐ。

 

というのも、浜松出発のWたるさんは、すでに岐阜県内の必須チェックポイントを通過している。そして新システムの導入でゴールはノーチェックで通過でき、例年のゴール渋滞は緩和されるはずだったが、それがダウンしたため一人ずつチェックするというメールが来た。1800台。去年の2倍以上の渋滞を作るつもり?そして雨の予報・・・暗い雨の中、ゴール待ち渋滞にまかれるのはなんとしても避けたい!

日没は17:58だが、なんとしても17時前にはゴールしておきたい。これから「中腹林道」を通ってゴールを目指すとなると、かなり厳しい状況。場合によっては中腹林道をあきらめなくてはいけないかも・・・

 

 

次号「残された走り屋達~SSTR本番・後編~へ続く。

首途を祝う遠州の名月~SSTR・前夜編~

SSTR出発前日。

 

今日中に出発地である御前崎の近くに前乗りしなくてはいけない。しかし仕事柄、連休を取るのが怖い・・・そんなわけで半日だけ仕事しておきます。急な案件が飛び込んでこないことを祈りつつ、なんとか半日をやり過ごす。いや、ちゃんと仕事しましたよ(^^;


仕事の帳尻を合わせ退勤、自宅に戻ってお昼ごはんを作って食べる。スパゲッティ・ポモドーロ・ノリマッツァッレ。
この後2,3日練習できなくなるのでギターの練習をしておく。レクエドス・デ・ラ・アルハンブラ
トイレと玄関の掃除。
オフブーツとジャケットに防水スプレー。
その他もろもろ準備してたら、14時回ってしまう。あわよくば下道で御殿場あたりまで行こうかと思っていたが、そんな余裕もなくなってしまった。人麻呂に装備一式を詰め込んで、いざ出発!とまたがったのが15時。


関越道~高坂SAで休憩~鶴ヶ島JCT圏央道~海老名JCT~東名道。途中の足柄SAで給油。だいたいこの辺でSSTR参加者と会ってもいい頃なんだけど、高坂でもここでも見ない・・・

 

御殿場を過ぎて沼津に差し掛かる頃、すでに暗くなった東の空の真ん中辺がうっすら明るく。気にしているとふわっと現れた朧月!確か今日は満月ですよ!明日からの旅を祝福されている気分ですなー♪

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東名道を相良牧之原ICで降りる。接続するバイパス道は、なぜか対向車が無く街灯もまばら。月明かりが周りに森がある事を照らし出している。暗くて高い空に月が一つ、森に囲まれた快走路は自分と人麻呂だけ。ついつい詩的になっちゃうほど気持ちのいい道のりでした。


珍しく気持ちのいいナイトツーリングを楽しんだ後、今夜の宿「海岸通り」に着きます。

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が、カウンターに人は無し。


宿の前で営業していた海鮮料理屋の方に回るよう絵図で示されていた。料理屋は嫁さん、宿は姑さんが取り仕切っている様子で愛想も何もないが、素泊まり4000円、まあいっか。ちなみにここの「素泊まり」とは、タオルも付かないらしく、300円でレンタルする羽目に。食事も、下調べでは近くに中華屋があったはずだが、閉まっていたので女将さんに相談。すぐ食べるなら前の店で出してくれるとの事。色々ままならないながらも、ビールと刺身定食、調子に乗ってひや酒1合頂きました。

 


部屋に帰り窓を開けると、月明かりが射し込む。影だけ映し出された松林の向こうは、すぐ海。波の音と月の光で、意外とサイコーなロケーション♪

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さっきひや酒を飲んでた時に、ふと道のりが不安になったので、小さなメモ帳に明日通る道の番号だけ書き出しておきました。ナビだけに頼ってると、すぐ電池終わっちゃいますからね。

 


早めに床に着く・・・が、気が昂ぶって眠れない!明日、寝坊したら・・・道間違えたら・・・ガス欠かましたら・・・パンクしたら・・・日没に間に合わなかったら・・・そんなことがとめどなく頭をめぐります。眠れない夜は特に負の感情を増幅する事は、昔やってた夜勤の時に体験済み。しかしなんとかこれらを飼いならして、浅い眠りに着くことができたようでした。

 

 

次号「青ざめた暁と紅の焦燥~SSTR本番・前編~」へつづく。

 

 

旅支度~SSTR・準備編~

去る9月17日、SSTRというイベントに参加してきました。

www.sstr.jp.net

私にとってのSSTRというものを先日挙げました↓↓
norimaz.hatenablog.com

でもSSTRって、太平洋沿岸スタートじゃないですか。私の住む風の庄は埼玉県北部。ヘタすりゃ東京越えて太平洋行くより、新潟行くほうが近い。そんなわけで「太平洋側を日の出に出発」これの達成自体がすでにツーリングラリーで、いずれにせよ前泊が必要なんです。しかし前日から休みを取る覚悟さえできてしまえば、どこをスタートに設定しても自由なわけです。内陸に住んでいる者は、太平洋近くの人より1日多く旅が楽しめる。うん、前向き♪



出発地の設定

関東から羽咋市を目指すと、日本の1番太いところを通ります。どこを通るかよりどりみどり!と言いたいところですが、実は効率を考えるとたった2カ所。すなわち「安房峠」と「糸魚川」のみ。あとは3000メートル級の山々と、日本人の自然に対する自粛(「一般車通行禁止」「マイカー規制」みたいなの)が道を塞ぎます。
安房峠は去年通ったし、今年はシルバーウィークで混雑が予測される。糸魚川は帰りに通るから避けたい。

ちょいとここでひと思案・・・

・もとより前泊予定なんだし、関東発はヤメ!
・今年の相棒は水陸両用ならぬオンオフ両用機。ルートにダートを入れ込みたい。
・しかし去年より制限時間が2時間も短い。

こうした理由から、比較的直線距離の短い静岡県内発を目論みます。ダートもあるし、イイかも♪


そんなわけで私が選んだのは静岡県の御前崎。東に向かってとんがってて、日の出を迎えるには持って来いです。ストリートビューで日の出の拝みやすいポイントがあるか確認、ありますあります、ナイスな駐車場が♪

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よし、ここに決定!日の出が楽しみ♪前泊の宿も早々に予約しておきました。



物の準備

天気予報は芳しくなく、少なくとも半分ぐらいは降られる予定。なので。


・防水ウェストバッグ

財布とか、手帳とか、免許とか。大雨対策にジップロック(L)も同封。



・防水ヒップバッグ

これはいつも携帯しているモノ。タイヤチューブとか、ヘッドランプとか、三角巾とか、690ENDUROのマニュアルとか。雨の強くなった時はシート前部に着けてあるツールロールも仕舞い込める。



・防水リュック

2泊分の着替えを圧縮袋に入れて、省スペース&防水。朱印帳もここに封入。



・普通のシートバッグ

一応レインカバーが着いているけど、大雨では浸水する事が確認済み。濡れても大丈夫な洗面道具やサンダル、チェーンロック、新調した合羽・ブーツカバーを積載。


シートバッグ以外は体に着いています。立っていると重いの何の!しかし、シートに座っちゃえばヒップバッグがリュックを持ち上げてくれるので、重さは全く感じないのです。なぜ体に着けるのかというと、ひとえにダート走行の為!体に荷物をつけた状態なら、重心を操れる、というわけなんです。スタンディングすればステップに重心が集中するし、前座り後座りである程度コントロールができる。先輩旅人のWたるさんも、この理屈で大荷物を背負ってました。



宿泊

ここでいう宿泊は、SSTRゴール後の宿泊。参加を表明している仲間のうち二人はキャンプ予定。ワタシは荷物が大変なのと、祝杯を皆で上げたいので、宿の予定。実は去年一人で参加した時、宿泊は一人寂しく温泉宿にしたのですが、翌日MPさんというお仲間がセレモニーで声をかけてくれて、おかげでSSTRの充実度が倍増したのです。なので今年こそは、MPさんやお仲間とともに完走の夜を祝いたい!そんな趣旨でMPさんと話をしていたら、観光協会とどんどん話を進めてくれて、宿の手配は完璧な状態に。仕事が速い、MP姐さん!


www.ekiten.jp


・・・そんなわけで宿泊の心配は無くなったのですが・・・悔やんでも悔やみきれない出来事が。

それはMPさんが、のっぴきならない事情でSSTR不参加に!!この知らせを聞いた仲間達、とりわけSSTRには参加はしないけどMPさんと旧交を温めたくゴールで待ち伏せする予定だった人達は相次いでキャンセルに。同泊の人が減ることもそうですが、MPさんに会えなくなってしまったことが残念、しかしそれよりなによりMPさん自身がどんなに悔しい思いをされたかを慮ると、やるせなくなります。

かくなる上は、MPさんの分も楽しむのだ。SSTRにまつわる良いも悪いも楽しみ尽してやる。



番外編


ヘルメット。

オフ用とオン用を持っていますが、今回はロングダートも走る予定なのでオフ用で!オン用は口元が狭くて息苦しいんですよ。しかし高速も走るんだよな・・・風にあおられるんだよ、バイザーが!ってなわけで

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こうなりました。元はARAIのツアークロス3ですが、バイザーを取っ払ちまったんですね。一応「ターミネーター仕様」ってな物らしいのですが、ホントはシールドを保持する何かが必要らしい。でもこのままでも大丈夫そう。そもそもオフメットって何でバイザーが着いてるんでしょうね・・・?必要を感じたことがない気が(^^; でもだからと言って、無いとすっげー不満ですけど。何故って、あったほうがカッコいいじゃないですか!


おそうじ。

長旅の前にはお掃除しておきます。無事に帰れるかわからないし、出発前のお清めという意味もあります。特にトイレと玄関はきれいにしておきます。


林道の下調べ。

オフライダーならわかると思いますが、舗装・ダートに係らず林道はナマモノ。路面の状況が変わって、フラットなはずがガレガレになってたり、通行止めになっていたり。ツーリングマップルでは1本道の様でも実は分岐だらけだったり・・・
今回通る予定の「中腹林道」もその一つ。ログ付きの有用な情報があったので、それを参考に簡易版コマ地図を作っておきました。
このほか、目的地に着く為のショートカットルートの林道が生きてるかも確認・・・すると「ブナオ峠」が完全なる廃道であることがわかり、再設定を余儀なくされた、なんてこともありました。



どんなに準備をしても、「これでよし」と思えることがありません。しかし荷物には限界があり、過ぎた荷物は足かせにもなりトラブルの種にもなる。そんなやりくりも醍醐味と心得ながら、


いざSSTRへ。




次回、「首途を祝う遠州の名月~SSTR・前夜編~」へつづく。

神様の楽器に出会った日

SSTRの報告は、ただいま鋭意制作中です(^^;


さておき


去る9月25日、「生きてるウチに叶えたい!」と思っていたひとつの念願が叶いました。大げさですが(^_^;)

マツダが昔、ルマンに参戦し優勝したのですが、その時の優勝マシンがこれ。

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マツダ 787B 55号車

ミカン色にかわいいステッチ模様の入ったレナウンカラーなのですが、レースに詳しくないのりまつでも、このカラーを見ただけでグッとくるモノがあります。

コイツにはマツダの誇るロータリーエンジンが積んであります。
最近ではRX-8に積まれていましたが、ほとんどは2ローター。レシプロエンジンで言えば2気筒みたいなモンですかね。ただ、1ローターがレシプロエンジン1気筒の3倍働く。理屈としたら2ストみたいな働き方かも知れません。コンパクトなのにハイパワー。
このロータリーエンジン、787Bのはなんと4ローター。見た目もスペックも華々しく、市販車の形をしていないレーシングカーの中では最高にカッコいいと思っています。

この787B、おかしな別名があります。



「神様の楽器」。


は?車でしょ?楽器?うっそー(;゚д゚)・・・って言いたくなります。
しかしロータリーエンジンと言うのは、その性能もさることながら、音の良さにも魅力があるといわれております。
特にパワーアップが施されたロータリーの音は、嫌いな人は騒音公害、好きな人は煽情的な音楽となります。しつこいようですが、2ストっぽいアゲアゲ感。


そんなわけでこの楽器に興味がつきなく、YouTubeで探してみたところ。

↓これの30秒から後ですね。
www.youtube.com


・・・絶句しました。YouTubeでさえこの感動。その感動を言うに事欠いて「神様の楽器」などと表現してしまったのでしょう。
そしてこの動画を見てから「こいつは生きてるウチに生で聴いておかねばならん」と強く思ったのでした。

渡りに船!


とある夏の日、ルノワール展を見た後ぎろっぽん辺りをうろついてたら、マツダが何かのプロモーションをやっていたのですが、そこで配布されていたパンフレットの中に、富士スピードウェイで何かのイベントを開催するとの情報があったのです。そしてなんと、787Bのデモランもあり!万難を排しても駆けつけなければ!


そんなわけで、ようやく憧れの787Bにまみえる事ができたって話です。実物は写真よりカッコいい!



以下、787Bの写真集( ´艸`)



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後ろに長ーく延びた羽。カッコつけでなく、緻密な計算に裏付けられた必然のデザイン。こういうモノこそがホントの「カッコいい」だと思う!洗練された技術や機能から、必然的に産み出されたカタチ!



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グラマーなお尻。女性も車もバイクも、お尻の形には意味があり、どれも素晴らしい!



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横から見ると、ビックリするほど寸詰まり(^_^;)もう一つの私の憧れ「ランチアストラトス」もそう。こんな感じ、大好きです。ちなみに手前のも787Bで18号車。カラーリングそのものはこっちの方がカッコいいかも。



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コクピット。男の仕事場です。私のデスクと同じ。・・・違いますね、はい(^_^;)



そして、始動!あまりの音量に音が割れてます(^_^;)ヘッドフォンで聴くと少しはいいかも。
www.youtube.com




フォーメーションラップを終えて2周目・・・来た!
www.youtube.com




・・・・・・じーん(T_T)

1コーナーが近く、ブレーキングに入っちゃいますが、その後の立ち上がりも、音だけ楽しめます。

排気音とは雑音の1種ですが、この雑音には神が宿ったかの如き人智を越えたハーモニーを感じることができる。また時速200キロ以上で移動する時にしか現れない稀有なる音波の高速変位が、異様かつ官能的な残響で観衆を包み、サーキットと言う名のコンサートホールを感動の渦に巻き込む・・・これはさしずめ「神様の楽器」とでも言ったところでしょうか・・・って、言っちゃった(^_^;)



とにかく、スゴく感動しちゃいました(*^▽^*)もう思い残すことは・・・



いっぱいあるけど(^_^;)いつでも煩悩は最低108以上ありますんでっ♪