嵩屋天狗堂~はてな支店~

オフロードバイクアリマス。

モトクロスと楽器と相棒、全部載せ。

軽自動車に積めるぐらいの夢で3杯イケる、嵩屋天狗堂・番頭ののりまつです。9月の連休に、ずいぶんと欲張りな過ごし方をしたって言うようなお話をします。



嵩屋天狗堂、音楽組。


嵩屋天狗堂には3台の二輪車と1台の四輪車が配備されておりますが、これとは別に「音楽組」という部署があり、クラシックギターと1本の三線が配備されています。これらのいずれにも銘がついております、どーでもいい話。そして連休1日目は音楽組の巡業でした。
詳細は「阿名瑪支店」の方で。
ameblo.jp




嵩屋天狗堂、泥組。


そして「はてな支店」でメインで紹介しているのが「泥組」。今考えました。だってツーリング行くと、だいたい泥がついて帰ってくるんですよね、不思議と。そして連休2日目は泥組の出番があったのでした。どんな出番かというと・・・

モトクロス!
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モータースポーツで唯一、横一線にヨーイドンする土の上の格闘技。エンデューロと違うのは、時間が短くてとにかく全開で、整地されたダートを走ること。

今回はコレの練習会兼ちょいマジレースに参加してきたのでした。



関東のKAWASAKIマイスター達の祭典


主催はCS2という事業者共同体。
www.kawasaki-cs2.com
関東近郊のKAWASAKIのショップが集まり、整備やサービスの品質向上に努めるグループのようです。年に数回、オンオフ問わずイベントがあるようです。
気がつくと、のりまつはCS2のショップにお世話になったりしていました。
・いつも旭龍(KLX125)を診てくれている「モトハウス・ライムグリーン」(伊勢崎市)
・人麻呂(KTM 690ENDURO)の大事な工事をお願いする「モトショップ・シロタ」(高崎市)
・旭龍の右前足に貼ってあるステッカーのショップ「オートサービス翔」(大田区)。

翔さんには直接お世話になっていませんが、前持ち主のYYさんがここから購入したとの事。以後もお付き合いがあるようで、今回のりまつもここからエントリーさせてもらいました。だからパドックの陣地も翔さんトコ。
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ちなみに相方のびわみかんも参加する事になりました。女性プロライダーの講習が予定されており、それに参加するとの事で。
講師は柳本曙光選手。
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やなぎもとひかるさん。


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SL230でレッスンに臨むびわみかん

ウチのじゃに君(ハイゼットカーゴ)には旭龍しか載らないから、びわみかんのSL230は翔さんにお願いしたと言うわけです。ちなみにホンダ車は、エントリー料が2000円高いという(^^;



Ready to Race!


レースに備えて、旭龍の工事をします。
・モトクロスタイヤに変更。一連の騒ぎのおかげで、だいぶスムーズに交換できました。
・軽量化(リア周り)。ウィンカーとキャリア。今回はフェンダーも外しました。コレが重い!前回も外せばよかったと後悔。

そしてパワーアップ!KLX125では定番の3点。YYさんから旭龍を譲ってもらった時に、なんとこれら3点も付けてくれたのです。メタボが心配になるほど太ぇ腹でやんすね!

3点すなはち、豚鼻・サブコン・マフラー。

・豚鼻
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いわゆる吸気系のカスタマイズです。純正は長いストローで通称「象鼻」と呼ばれていますが、コレをKXかなんかの吸気口通称「豚鼻」に換装すると、空気をたっぷり吸い込めるようになるんですね。ただし、手作りする必要があります。のっぽさんの出番です。古いか。f:id:norimaz:20171104134139j:plain

・サブコン「i-con mini」

Performance-kit (mini)/14'-17' Ninja250R MK003-K19

Performance-kit (mini)/14'-17' Ninja250R MK003-K19

KLX125はインジェクションで燃料をエンジンに供給しています。あちこちのセンサーから情報を得て、コンピューターがちょうどいい塩梅で調節してるのですが、こいつはそのコンピューターに「背油多目で!」みたいに注文してくれる装置なんですね。これで燃料の調整をある程度自分でお好みにできるのです。コレを接続して、多目に調整しますよ。

・マフラー
こいつを換えれば、排気の抜けが良くなる。だからガンガン燃やせる。さらに、多くの場合軽量化できます・・・が、KLX125は重量差はありませんでした。弊害として、うるさくなる。

この3点で、吸って・燃やして・吐くという行程が、より効果的に行えるようになるんです。結果、パワーアップする。
でもいいことばかりじゃありません。だって、燃料を「マシマシで!」ってオーダーしちゃってます。つまり燃費が悪くなる。耐久性にも影響するのかも・・・純正はその辺のバランスも含め、ちょうどいいセッティングを出しているはずなのです。だから、目的もなくこういうイタズラをするのはお勧めしませんねー。

インプレッションとしては、高回転域でしっかりパワーが出るようになった!まっすぐな長い直線で試してみたところ、今まで到達しなかった速度域に簡単に到達しました。体感なので個人差はあると思いますが、この排気量でエンジン本体いじらないでコレだけ差が出たのは、ちょっと驚きです。こいつで2st勢を喰ってやるぜ!(無理)



ちょっと横道、どんな作業したの?


1.豚鼻
シートを外すと、真ん中編に象鼻が伸びているのが見えます。コレが、変な五角形のベースでエアクリボックスについてます。コレはボンドか何かでくっついているだけなので、千切れない程度にムリムリ引っぱがしたら、あっさり外れました。

はがしたベースから象鼻を普通のカッター切除します。痛そうです。去勢してるみたいです。でもそこはガマンして、思い切って!
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用意した豚鼻をベースに当ててみて、型を取ります。ちょっと小さめに取った方がいいかも。ゴムなのでなんとか入ります。

型どおりに抜きます。普通のカッターで充分。ボックス側に出っ張っているダクトにちょっと苦戦するかも?
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豚鼻にゴム用の接着剤を塗布して、半乾きになったらベースに入れ込みます。入れ込んだら圧着したいのですが、力が入りにくいのでほどほどで諦めました。
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完成した豚鼻ダクトを、今度はエアクリボックスに装着します。やはりゴム用の接着剤を使用。ダクト側にある溝がハマるように接着剤を付け、ゴムの伸縮性を活かしはめ込んでいけば完成。


2.i-con mini
車体左側から見て、インジェクションのユニットについているカプラーを外します。カプラー外すのって大変なんですよね・・・今後、ウィンカー外したり色々あるだろうと思い、ちょっと高いけど専用工具を買いました。が、この工具は残念ながらここには入らず(^^;

室本鉄工 メリー HS175C カップリングツール

室本鉄工 メリー HS175C カップリングツール

カプラーの形状をよく観察し、どこを押せば外れるのか理解しておきます。その上で力を入れます、壊さないように・・・
もうひとつはバッテリーの近くにあるカプラー。ここはスペースの余裕があるので工具が活躍。あとイグニッションのところに咬ませて、出来上がり!
しかしカプラーを外すのって経験が必要ですね。観察してもどこを押せばいいのかわからないし、固いし。今回は上手くいきました。カプラーに届けば、ツールはかなり有用です。


3.マフラー
軽量化でリア周りを外してあるので楽に作業できました。O2センサーを外すので、ついでに掃除しておきました。純正のエキパイとずいぶん径が違うのでカラーがあるかと思い探しましたが見つからず・・・良く見たら、マフラー側の入り口に入ったままになっていたみたいです。固着してたのかも。



これで整備が終了しパワーアップもしましたが・・・DIYではいつもしくじってばかりなので、これでレースに出るのは心配です、実のところ。



現地入りにちょっとトラブル。


話を戻します。
モトクロスの集合時間、前から知らされていたのですが、7:00に北軽井沢!早すぎですがナー!しかしなぜか暢気に構えていて、当日早く起きればいいやーなんて思っていましたが、YYさんも前乗りするとの事で急に不安になり、たまたま空いていた安いホテルに予約を取りました。しかしここで問題が発覚。

ホテル曰く、翌朝早くチェックアウトするのは問題ないが、夕食は18時に来てもらわないと困るとの事。そんなことを言われても困る!前日は16時ごろまで高崎で音楽組があるのに!ずいぶん制限のあるホテルだと思ったら、よく見たらユースホステルというヤツだったのでした。しかし今更ほかのところなんて取れないし。
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どうしよう。23日は音楽組が終わったら一度自宅に帰って、ギターと三線を下ろして旭龍に積み替えて出発する予定だったので、びわみかんとオカリナのメンバー1人の送迎を約束してしまった。でも1度帰っている余裕は無くなってしまった。かくなる上は・・・



「全部載せ」だ!


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「HUSTLE JANITOR」通称じゃに君は「ハイゼットカーゴ」という荷物運びの専門家。この名に往年の漫画「湘南爆走族」の長編「残された走り屋たち」や「青ざめた暁」に出てきたチーム「HUSTLE JET」をパクっているのはいつか書いたとおりですが、意訳すると「モーレツ用務員」みたいな意味になるはず・・・そのモーレツっぷりを発揮するときが来たようです。
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この1泊2日の旅に必要な物
三線「心泉」
・ギター「月埜白雪」
琉球風の衣装
・クラシック風の衣装
・予備のアンプ
・洗面用具とか着替えとか
・KLX125「旭龍」
・肩胸背中の鎧・腰・膝・肘のプロテクター×2人分
・オフロードブーツ×2人分
・ヘルメット×2人分

コレに今回の道連れ、オカリナのメンバー1人とびわみかんを載せます。
衣装とお泊り道具、一部の装備品は、慰問用に買った海外旅行に行ける大きさのスーツケースにほぼ詰め込むことが出来ました。鎧とブーツは無理なので車載のボックスに収納。

後席はひとつ畳んでひとつは人間用。分割可倒式でよかった!他のグレードだと天井が高い分、ベンチシートになってしまうのでこのワザはできないんですね。
で、畳んで床と化した部分には旭龍の前輪。余ったスペースというスペースにスーツケースや楽器を詰め込みます。ハードケースに入れているので意外とスペースをとるんです。

しかしなんとか「全部載せ」完了!写真を撮っておけばよかった。じゃに君、モーレツだぜ!



モトクロス!


川原に良くある野良コースは何度か走ったことがありますが、整備されたコースは初めて走ります。土が深めだけどしっかりグリップし、走りやすい。上手くなったような錯覚できるのも楽しいところ。そして意図的に設けられた急坂を登りきれば、自然とジャンプ!出来ます。外から見れば「なんか跳ねてる」程度なんでしょうが、本人はもうナウシカ気分!ま、着地でガツンとくるので衝撃に備えないとなんですが。
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午前中、30分×4回走行できますが、30分って長い・・・ツーリングなら何てことないんですが、オフロードバイクは飛ぶのも曲げるのも全身を使う。速く走ろうとすればするほど、全身の疲労感は大きいし、縦横前後左右すべての方向にGがかかるので、走り終わった後は三半器官がシェイクされすぎて目が回ってヘロヘロ。
でも、そんなに一生懸命走っているのに、傍から見るとピクニック気分に見えてしまうという。公道を走れる4st125のバイクなんて、小さいし、パワーないし、とっても小ぢんまりと見えちゃうのです。
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午前中の走行ですでにドロドロ。

お昼に、プロのライダーによるデモランがありました。
ライダーは大木汰一選手とその兄ちゃん。兄ちゃんもライダーやってましたが、ケガで引退したのだとか。
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ライダー詳細 | モトクロ男子

プロのライディングは、いつ見ても参考になりません、次元が違いすぎて。理屈抜き、文句なしにスゴい、カッコいい!フリースタイルと言うのもスゴいのですが、速さのみを追求したこのジャンプこそがサイコーにカッコいいと思うのです!「スゴい」と「カッコいい」は違う。
youtu.be
スマホで撮ったので色々イマイチですが、最後の速いジャンプがおわかり頂けますでしょうか。ジャンプ中に斜めになっているのはかっこつけではありません。速く飛ぶための一つの技術なのですが、機能を求めた結果現れるカタチって、本当の美しさがあると実感します。

このお二人、イベント終了後に表彰台を洗ったりしてまして、こんな地道なお手伝いもしているみたいです。プロになってもこういう事を忘れないのは見習うべきと思いました。





午後は、「ちょいマジレース」で4クラスに分かれて競り合います。
・初級者クラス
・コンペクラス
・中級者クラス
・KLX110&125クラス

この中で旭龍は3クラスに出場します!といっても、のりまつは初級者とKLXクラス。中級者クラスにはYYさんが搭乗して走るのです。休む間もなし!

初級者クラスは27台のエントリー。広いスターティングマシンにいっぱいいっぱい並びます。
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午前中の練習では、「どのラインが走りやすいか」「どこで抜かすか」「団子になったら危ない箇所とその時のブレーキングポイント・逃げ道」などを考えながら走り、その後のスタート練習では「どこのグリッドが自分に合っているか」などを考えながら参加しました。その成果が今、試される・・・!
なんてカッコいいものではなく、普通にのろいKLX125とのりまつは、スタート時点で250のマシンに簡単に先に行かれます。
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でもなんとか色々工夫して食い下がり、10分間の全開走行の果てに、上の下ぐらいの順位に収まりました。しかし走り終わってのりまつ自身はヘロヘロ。午前中の疲れもあってまっすぐ歩けません。でもこの後もう一戦あるんだよな。

次のコンペクラスは、レース専用の生粋の戦闘機のみのクラス。一番上級なクラスと言えます。ここにはYYさんが、KX85で出場します。ナンバーもライトもウィンカーもバッテリーすら付いてません。そんな危険なヤツらが、眼を三角にしたガチンコライダー達に駆られ、しのぎを削り合うのです。見ててもかなりの迫力でした。
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ジャンピングYY

そしてYYさん、休む間もなく旭龍に乗り換え、中級者クラスへ参加。相変わらずタフです。しかしコンペクラスで走るようなマシンも混在しており、4st125ccの旭龍はかなり苦戦してました。
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旭龍に乗り換えたYYさん



白熱のKLXクラス。ただし見た目は地味。


最後に回ってきたKLX110&125クラス。待っている間(約30分、ひとかけらのチョコレートと電解質系飲料(ポカリだったかな)で栄養補給、だいぶ回復しました。
今度は同じマシンか格下のクラス、負けられないですぞ。エントリーは7台、ゲストでなんだか2台ぐらい異様に速い人たちもおりましたが。
横一線に並びます。「15秒前」のプラカードを見たら、視線は目の前のスターティングマシンに移ります。こいつを睨み付けパタンと降りる瞬間を瞬きもせずに待つ・・・


降りた!スタート!

ほぼ横一線で1コーナーへ飛び込む!この瞬間がモトクロスの醍醐味です。
同じようなパワーの7台は一度スタートしてしまうと、よほどの実力差がないと抜きつ抜かれつがない。例に漏れず、のりまつの周辺も3台で拮抗。110ccの「速い人」・練習の時から拮抗していた「ライバルさん」・のりまつの順。
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追う立場ののりまつは精神的には有利、しかし最後尾。この状態を打破するのに、なんとかしようとあがいてみる。
しかしちょっとぐらい上手く曲がれても抜かすほど詰める事はできない。でもひとつミスすれば直ちに落伍するので慎重にならざるを得ない。が、ただ慎重に走っているだけでは離される。
たかが草レースでも、後を走っている状態では容赦なく全身に泥を浴びせられ続けるという屈辱を味わうことになるので、なんとか打開したい。
しかしそんな気持ちとは裏腹に、2レース目で頭はボーっとしてくるし体もヘロヘロ。遠くなる意識の世界の境目で、何で走っているのかわからないような感覚になる。
しかしその感覚が、なぜかだんだん気持ちよくなってきて、このままいくらでも走っていられそうな気にさえなってくる。
そんな時、前を走る「ライバルさん」が動き出す。パワーの面で若干劣り、徐々に詰まっていた先行の「速い人」を一気に抜かすべく、ヘアピンで勝負に出た!
ヘアピンは2重のルートが取れるようになっており、外側は大回りになるけど速いコーナリングができる。内側はスピードは落ちるけど小回りできる。
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マシンやライダーの持ち味でどちらが速いのかは差が出るところ。ここで「ライバルさん」は外回りを選び、大外から「速い人」を抜かそうと試みた。
チャーンス!のりまつは内側が得意。上手いこと空いた内側のコースを、今日一番のコーナリングでひらりといなし、「ライバルさん」の前に出ることができた!ここから先はピンポンダッシュより速く、まさに脱兎のごとく逃げる逃げる!そして前の「速い人」を追う!残りは後半周、抜かせるとしたら相手がミスるしかない。そのチャンスを活かしきる為には、常にロックオンしていないと。
しかしあいてもさるもので、おいそれとミスなどしない。最後のヘアピンを曲がり、ぐちゃぐちゃにぬかったストレートへ。ストレートの終わりにある最終コーナーはちょっと得意だから、そこで最後の勝負をかけるか!
なんて欲をかいていたら、突然失速?!
うわマジかあいてがミスどころか時分がみすっ手どうすんねんうしろから殺気ぬか舌ひとくるやば胃や罵いこんちくしょー
なんて1人でカオスに陥っていたが、後から来る気配はなし?なんとか気を取り直してギアを入れ、遅れた差を取り戻そうと頑張る!
しかしただでさえ拮抗していた「速い人」との差は詰まるわけもなく。逆に気持ちが楽になって最終コーナーを回り、最後のジャーんぷ!がちゃん!あぐっ!上体を維持できず無様に崩れながらも、なんとかゴール。
いや、白熱しました。結果は上からも下からも真ん中。4位って言えば聞こえはいいんですけどね。
youtu.be
5番目に現れたのがのりまつ。50秒ぐらいの所でがちゃん!あぐっ!ってなってますw



まとめ


じゃに君はスゴイ。本当にモーレツだ。世の中、ハイゼットハイエースだけあれば、他の車は要らないんじゃないかと錯覚してしまうほどスゴイ。二つとも「ハイ」が付いてるから約分して、ゼットとエースでいいよね。なんかヒーローモノの感じ。
軽自動車に夢が乗り切っちゃう自分の人生が、ちょっとだけ好きになりました。生物として大事なものが欠けているのですが、無いモノは無い。いくらねだってもダメなヤツ。

旭龍はスゴイ。ちょっと手を入れただけでパワーが出るし、ちょうど良すぎ。軽自動車に載るし、素人でも全開に出来るし、足回りもしっかりしてるから操縦が楽しいし。見栄えと迫力がなく、上のカテゴリーで全く勝てないのは御愛嬌。だいたいのりまつはそういうモノを目指してない。

モトクロスは楽しい。もうこれ以上書き立てる必要はありますまい。エンデューロ的な「泥んこレース」と違うのは、走った後。いつかのエントリみたいに満面のバカ面になるか、ヘロヘロのグダグダになるか。あとは、自分の順位がなんとなく判るので、必死感が違うかも。競り合いの楽しさはモトクロスの方があるかもですねー。




以上、小さな軽自動車でもたくさんの夢を見られましたよって話でした。

お題で書きます。

眠れる牛は山の名にもなる、嵩屋天狗堂・番頭ののりまつです。更新サボりすぎても困る人はいませんが、忘れられちゃうとさみしいので、お題で書いてみますよ。



今週のお題「行ってみたい場所」


いっぱいありますが、強いて挙げるならヨーロッパ各地です。のりまつが足袋で求める「酒・食・唄」が漲っていそうだからです。



イタリア


どこと言うことはありませんが、強いて言うならベネチアです。ギターの曲で「Barcarole」と題されたモノがいくつかあります。これは訳すと「舟唄」となり、船で揺られているような気持ちのいい曲が多いです。決してお酒は温めの燗がいいわけではありません。

でもイタリアと言えば、外国によく行く人アンケートで、「食い物が旨い国」としてトップに君臨しているほど。こんな所に行ってみたい↓↓
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カンツォーネが聴けるレストラン。サイコーでしょう!



オーストリア


言わずと知れた、KTMの総本山がある国!
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ユーザーとしてここは外せません。しかしホントの目的は、「きよしこの夜」が生まれた小さな教会。のりまつは神や仏はアテにしていませんが、純粋にキレイな曲だから好き。ほぼ一晩で作られたなんて信じられません。できれば冬に行ってみたいな。
それにモーツァルトの過ごしたザルツブルクとかも行ってみたい。




ドイツ


のりまつはビールが大好きです。

のりまつはビールが大好きです。


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その歓びを、ドイツ人と分かち合いたい。



クロアチア


正確には「ドブロブニク」と言っていいかも。「魔女の宅急便」のモデルになった町ですね。
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これはもしかしたら、遠くから見るだけの方がいいヤツかも。でも、芸能もすばらしいクロアチア人に興味があります。



スペイン


ギターのふるさとです。「アルハンブラ宮殿の思い出」のタレガも、「禁じられた遊び」のイエペスもスペインの人。似て非なるもう一つのギター、フラメンコギターもスペインのモノ。
本当の音楽は生でしか存在し得ないと信じているのりまつとしては、その最高の形のひとつがコレと思っています↓↓
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フラメンコ。踊りの事をフラメンコだと勘違いされがちですが、ここに写ってるモノすべてをひっくるめてフラメンコと言うそうです。音楽というモノに信仰すら抱いているのりまつとしては、これに触れずに死ねません。
同じような形のギターでも、クラシックとフラメンコでは両極端と言ってもいいほど違うようです。クラシックはその名の通り「格式」に沿って学びます。数百年の時を経て熟成された格式は、理論を学べば楽譜の中から読み取ることができますが、パフォーマンスの部分では師に評価してもらう必要があります。同じ音でも気の入ってない音は、直ちに見破られます。そういう事の指摘を受け理論に適っているか評価を受けながら音楽を育てていくのがクラシックと思っています。音楽の理論はとても数学的で、それを理解すればある程度感動させる曲が作れるそうです。すばらしい音楽を、広く後世に残すための知恵が楽譜なのですね。
一方フラメンコは、三線や三味線と同じで、師と自分の間に譜などは置かないと言います。目と耳で、師から学ぶ。本など置くのは失礼となるとか。クラシックで学びきれないパフォーマンスを、体で覚える感じなのでしょうか。その分、生の息遣いや鼓動が音に宿りそうです。そういえば、津軽三味線の上妻弘光とフラメンコの沖仁のコラボは感動的でした。生い立ちの似た音楽が、地球を半周して出会った。「セゴヴィアの夜」というタイトルだったかな。ライブで聴きたい!
話がそれました。スペインでは他に、ギターの工房見学したり、サグラダファミリアも見たい。おいしいモノもたくさんあるし、地方によっても特色があるし、見たい触れたいモノいっぱいです!
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スイス


グリンデルワルト?に行ってみたい。
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表記では「Grindelwald」となるみたい。小さいスイス、言葉が独仏伊で系統が分かれているんだそう。昔習ったドイツ語読みの規則に従うなら「グリンテルヴァルト」が正解かな?同じ要領で、ドイツの自動車メーカーを読むなら「フォルクスヴァーゲン」になりましょう。「フォルクスワーゲン」は独英が混ざってるみたい。余談でした。
あとは、ここに行ってみたいのです↓↓
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これは「ホドラー」という人が書いたレマン湖。たくさんの画家がレマン湖に魅せられたと言いますが、ホドラーもその1人で、何作もレマン湖をモチーフにした絵があるようです。
この絵を描いた場所というのが観光スポットになっているそうで、是非そこからレマン湖を眺めてみたいモノです。





眠れない夜に書き綴りました、世にもどーでも良いお話しでした。書いてて楽しかったにゃ♪


おやすみ~

オフ車で300キロ出したいだなんて、無いモノねだりなんですよねっ

袖があれば邪魔にして、袖が無ければ振れぬと嘆く、嵩屋天狗堂・番頭ののりまつでございます。いつの世も、人は無いモノねだりをするものです。便利な今の世の中も、皆がねだった無いモノを、智恵と愛情で在るモノにし続けた、高い技術の集大成と思えてなりません。



夏を送りに行ってきました。


毎年、夏を迎えに行っています。
「はい?」と冷ややかな反応を受けそうな文言ですが、今年のような煮え切らない夏にはとても有効でして、この儀式をする事で、梅雨明け前でも冷夏でも、かまわずに夏気分を醸し出せるというわけです。

今年はカラ梅雨で、よく青空が出てセミがミンミンやっている日がありました。こんな日でも梅雨明け前だと思えば「夏っぽいねえ」というのが関の山ですが、嵩屋天狗堂では「夏っぽい」ではなく「夏だぜ!」って言い切れるんですね。得した気分です。大いなる自己満足です。やはり冷ややかな反応を受けそうです(笑)

さて、お盆や彼岸じゃありませんが、迎えたものは送らなきゃ、って言うので、またあの場所へ行かなきゃいけません。そんな風にいちいち口実をつけて、ツーリングのネタにしてるだけってのは内緒です。
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↑あの場所とやら
みちしるべ湯沢(道路情報ターミナル)

夏の迎えは下道で、送りは高速で。ただ同じような道を高速で行くってのも、いかにも芸がない。今年は相方のびわみかんちゃんもいる事だし、足を延ばして旨いモンでも食べに行くってぇなオプショナルツアーを敢行したのでした。



稔りの大地を駆け抜ける。


オプショナルツアーの目的地は寺泊。魚の旨いのを食べに行きますよ。
高速で行けば、新潟の県境を越えるのはそんなにかかりません、スタートが北関東なので。だがここからが長い!新潟県は広さが第5位、これを縦断するのはなかなか時間がかかります。

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米どころ越の国では、早稲の田はすでに刈り入れが始まり、晩稲はまだ穂が立っています。平野を埋め尽くす黄金に稔った大地を、高速道路が一直線に伸びています。これはこれでとてもすばらしいロケーションなのですが・・・

人麻呂君、シングルなんです。独りモンっていう意味ではなくて、単気筒って意味です、念のため。軽くてトルクフルですばらしいのですが、振動が大きくて高速巡航にはあまり向いてない。SAで休むと、手がピリピリします。こんな時思い出すのは

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GPZ900R「BullShark」。
当時は最速であった一族。雰囲気や感傷では無い、究極を意味する「Z」の正統なる継承者。今や安売りされている「NINJA」のペットネームも、元を糺せばこのGPZ900Rに与えられていたもの。まあ、外人ウケをねらったペットネームなどどーでもいいんです。ウチのシェルパの方がよっぽど忍者っぽいし。

とまあ、カワサキ厨にありがちな感傷や偏見はスルーしていただいて(笑)

900cc水冷4気筒は、国内モデルの為90馬力にも満たないけれど、
キイィィィィィーーーンとジェット機のようにどこまでも吹け上がるエンジン。トルクで後ろから「どぅりゃァ!」って蹴っ飛ばされるのではなく、馬力で「オラオラオラオラオオラ!」と引っ張りまわされる感じ。高速ではこのオラオラの方が快感で、しかもスムーズ感があるんですね。

人麻呂君のLC4は充分なパワーがあるのですが、やはり高速はびわみかんのCB400SFスーパーボルドールにも及ばない。
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たぶんその気になれば、HONDA自慢のVTECのハイカムに置き去りにされてしまうでしょう。そして、カウルがあるのでストレスフリー。空気を切り裂くような形がカッコいいじゃないですか、教習車のクセに!

人麻呂ことKTM 690ENDUROは万能なんです。しかし
「万能はすべてに無能である」
と言います。
確かに、オフロードは250のシェルパや125のKLXの方が楽しい。
    高速はCB400SFの方が快適。
690ENDUROは、どちらも帯に短し襷に長しと言ったところ。高バランスを実現しているのは本当にスゴい。そこにきて贅沢を行ったらキリが無く、まさに無いモノねだりと言うものです。

無いモノねだりついでに、もし、仮によ?多気筒のツアラーが欲しくなったとしたら、何がいいの?って話です。こういう想像、楽しいですよね♪



高速ツアラーを買うぜ!ウソです!


はてブで交流のある人達をマシンで分けると、ざっと見て
・オフモタたくさん
・SSほどほど
・アドベンチャーとアメリカン少々
ってな比率です。そして、メガスポーツ的な人っていないのですね。はやりじゃないのよね、きっと。そんなの買うならみんなアドベンチャー買いますもん。

でものりまつ的には!

アドベンチャー買うなら690ENDUROの方がいい!ってなっちゃう。見た目も精悍で重っ苦しさがないし、オフは「走れないこともない」よりももっと積極的に行ける。だからツアラー買うならメガスポーツ!バブルな時代に蔓延った、こんなやつらの事を言っています。

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世界最速マシンGSX1300隼

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CBR1100XXSuperBlackBird
そして

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ZX12Rザクレロ
「ばくおん!」で川崎来夢先輩が乗っていたのがこれのA型で、これのモデルチェンジ版でコーナリング性能やら全体的なバランスを見直したB型。
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隼に追いつき追い越せで最速を目指した、Zの称号の正統なる継承者。こいつが一番カッコいい!今の14Rは、なんかギザギザした目で好きじゃない。12Rで、この越後路の一直線をキイーンっと走ったら気持ちいいんだろうな♪


こんな無いモノねだり、誰でもしちゃいますよね?そいつが極まると、代替えしちゃったり増車しちゃったりするんでしょうね!
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画像と本文は関連しません(笑)


あ、ちなみにワタシが代替えする予告ではありません。人麻呂君と、まだまだ遊びます。まだオフタイヤ履かせたことないし♪



ちなみに寺泊でどこに行ったかというと。


すでに有名になってきましたかね?
「ゆきちゃん」
retty.me

「魚のアメ横」の一本奥の道沿い、西の方に小ぢんまりとある食堂。気風のいい若大将が、粋なスマイルで出迎えてくれます。味の方も、若大将のスマイルどおりの活きの良さ!刺身が分厚くて食べ応え充分!ご飯が地元のモノなのでしょうか、これまた旨くてついついおかわりしたくなる!遠路わざわざ来る甲斐があるってモンです。

あ、ちゃんと「みちしるべ」に寄って夏を返してきましたよ。
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この後走っていったZ1000もかっこいいなぁ、マフラー以外。


帰ってからの夕飯は「BIG BOY」で、ハンバーグと、サラダと、カレーと、そうめんまで・・・なんなんだ、あの店は!人の胃を壊す気か!

www.bigboyjapan.co.jp
食欲的無いモノねだりをトコトン叶えちゃったってワケでしょうかね、まったく。


お後が苦しいようで。げっぷ。

プロのワザ、カッコいい!

一つ転んで起き上がる前にまた転ぶ、嵩屋天狗堂・番頭ののりまつです。


最近トラブル続きで、ネタに困らず嬉しい悲鳴というよりは切実な悲鳴の日々です。こんなのばっかりで大丈夫なのか、のりまつ。ただ、せっかく転んだ(トラブルに遭った)ので、その経験が誰かの役に立つよう、書き記しておきます。


まず兆治君が起きてくれなくなりました。→キルスイッチの接触改善で解決。
norimaz.hatenablog.com


次に人麻呂のインテークがポン!って外れました→プロの助言ですぐ解決。
norimaz.hatenablog.com

かかりが悪く始動しそこねてポン!ってなるのは、燃料制御がアクラポビッチのサイレンサー対応になっていなかったせいみたいです。


また人麻呂がオイル漏れしました→KTM群馬で工事。この時、燃料制御がアクラポビッチ対応になってなかったことを発見してくれ、マップ変更とプラグ交換もしてくれました。


フェンダーレス問題はトラブルでなく自己責任の人災なのでここには挙げません。

いずれのトラブルもレッドバロンKTM群馬(シロタモータース)のプロの手で解決を見ています。今回は、「やっぱりプロってスゴイ!」というお話。



今度は旭龍(KLX125)。


8月のある日、福島県のシルクバレーキャンプ場へのキャンプツーリングが企画されていました。しかし一度中止になり、延期となった日が大事な用事のある日に当ってしまいました。しかも、投入予定だった人麻呂(690ENDURO)がオイル漏れで入院。
ここは諦めるのが順当ですが、シルクバレーも今年で閉業との事で、どうしても行きたかった。以前は兆治(スーパーシェルパ)で行ったのですが、リヤカウルがないのでサイドバッグを積載するのが大変。そんなわけで、旭龍を投入する事にしました。前の持ち主のYYさんも、これに大荷物を積んで全国を徘徊してたし。もっともYYさんは荷物をコンパクトにする名人ですが。

のりまつはそういう芸当ができないので大きなサイドバッグにキャンプ用品をつめて、用事を済ませたあと夕刻にスタート。ちなみに使ったバッグはこちら↓↓

ラフ&ロードのアクアドライ。防水性能は日本一周で使っても維持されてた(実践者・Wっきーさん談)ので信頼性は高いです。

過積載が心配なので、リアの空気圧を2.0まで上げておきました。日暮れまでに林道を越えたいけど、この荷物でダート走るのも心配だな・・・と思いながら走っていると、国道122足尾辺りでリアに違和感が・・・。妙にグニョグニョしていてタイヤがこんにゃくになってしまったみたい。そう、空気圧が異様に下がってしまった状態です。

タイヤを触ると、異様に熱い!そしてやはり空気が減っている。が、空気を入れると回復する。普通のパンクとはなにやら様子が違う。原因はわからないけど、この状態で夕刻の林道を荷物満載で通るのは自殺行為なので、撤退する事にしました。



不時着、修復。しかし・・・


ゆっくり走りタイヤをいたわりながら、だましだまし・・・しかし道の駅黒保根やまびこを過ぎた辺りで本格的なブレイク感が!経験上、これはパンクしてタイヤのビードが落ちてしまっている時の症状。まっすぐ走ることもままならず、このまま走れば重篤な事態に陥ることは必至!直ちに走行を中止しました。

不時着地点は「宿廻」という信号に差し掛かるところで、脇にスペースがあり街灯もある場所。不幸中の幸いか、いい場所が確保できました。ここで工事を始めますが、16インチは交換が大変なんだよなー・・・ビードが固くって。でもそんな事言ってられない、何とか修復して生還しなければ。

慣れた作業ではあるので着々と工事は進みますが、外してみて愕然、タイヤの中からこんな状態のチューブが。
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空気圧の上げすぎに加え、過積載でタイヤが熱くなり空気の内圧も上がったところでバーストしたのでしょう。またもや人災です。呆れたモンですよ。でも他に頼る人はいないので自力で何とかしなきゃ。

携帯していた新品のチューブに交換し、タイヤのビードを入れ込む作業にかかります。一番の正念場。
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ここにある「ビード」を、ホイールの内側に入れ込む作業ですね。この状態↓↓にするわけです。
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修理失敗の一番の原因が、この時にチューブをレバーでこじって穴を開けてしまう事。対策の一つで、チューブに少し空気を入れておくというのがあり、それを実践しました。そして慎重に進めますが、16インチはこれが固い!レバーを深く挿しすぎないよう、力を入れすぎないよう、レバーを返しすぎないよう、気をつけたいけどそんな事言ってたらビードが入らないし!反対側のビードをよく落としてから作業を進めますが、それにしても固い!

手元も暗くなってきたので更に更に慎重に進めていたつもりが・・・レバーを抜くときに「ぷひゅ」って音が。どうやら穴を開けちゃったみたい。抜ける音がわかるほどとは、空気を入れすぎていたのかも。手元が暗くて噛んでいるのがわからなかったのも一因か。

仕方ないのでチューブを取り出して、パッチを貼る作業を行います。幸い場所は特定できているので、320番ぐらいの紙ヤスリを広範囲にリブがなくなるまでかけて、糊塗って生乾きにして、パッチを貼って叩く!叩く!

この時に重宝したのが、工具入れの内面を保護するために入れていた廃チューブの切れ端。これをホイールの下に敷くことでスプロケやローターを傷つけずに作業できるし、パッチを叩くのもこいつの上から叩けば徒に傷つけずに済む。持っててよかった! 

あたりは真っ暗になり、キャンプ用に持っていたヘッドランプを装着して、再度チューブを入れタイヤを組みこみます。今度は更に更に更に慎重に・・・苦し紛れに、レバーの先にビードクリームを塗りました。チューブを噛みそうになっても「ヌルッ」と滑ってくれるように。チューブの空気圧も上げすぎないように気をつけます。

今度は成功!空気入れでしゅこしゅこやってると空気圧も上がってきた!これでやっと帰れる。片付けて再スタート。しかしなんかリアにまだ違和感が・・・やはり慎重に走ります。



絶望の淵に差しのべられた、油まみれの手。


大間々に入ると、ここからは人家が絶え間なくあります。なんか、ひと安心。ここらでまたパンクしちゃったとしても何とかなる感じがするなーなんて考えていると。

またリアがぐにょぐにょ感に襲われた!

もうすぐ伊勢崎に指しかかろうという辺り。なんて日だ!もう修理する気力もないし真っ暗だし。先ほど渡った踏み切りの傍に駅があったから、とりあえずそこまで行って、電車で帰って、じゃに君(ハイゼットカーゴ)で取りに来よう。もうそうするしかない。

ダメ元で空気を入れて、来た道を引き返し駅に向かいます。すでに8時過ぎ。ぐにょぐにょいうリアを感じながら走り出そうとすると、左側に「・・・モータース」の看板が。そして今にも店を閉めようとオヤジさんが外に出ていた。

藁をもつかむ思いでオヤジさんに声をかける。もう終わりなんだけどな・・・という雰囲気を醸し出しながらも「どうしましたか」ときいてくれた。わけを話すと、「とりあえず中に入れて」と。愛想がいい訳でもないが悪いわけでもない、ゆったり淡々とした感じのオヤジさん。

その雰囲気のまま旭龍をリフトに上げ、隣町の安いラーメンの話をしながらリアタイヤをいじり始める。あくまで淡々としていて作業してるって感じがしない。タイヤをリムから外し、チューブを引っ張り出し、先ほど貼ったパッチがはがれているのを発見。ちなみにホイールは車体につけたまま作業しています。なんか大丈夫かな、このオヤジさん。淡々としすぎてて何となく心配なんですけど。
「この穴は大きいから、チューブ替えたほうがいいね。ウチには16インチがないから交換できないけど、応急でパッチ貼っときますね」とパッチ貼り作業へ。電動の機械でヤスリをかけますが、結構ガッツリやする。私もバリが取れるぐらいまではかけたつもりでしたが、もっとしっかり。糊を塗って、乾かしながらまたまったりおしゃべり。乾いたところでパッチを貼って、小さなローラーでコロコロ圧着。修理を終えたチューブをタイヤに入れ込み、空気を入れるバルブをリムの穴から出す作業へ。
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これ、こんな風な↑↑ツールを使わないと大変なんだよな・・・と思って眺めてたら、何にも使わずにいとも簡単にぴょこっと顔を出すバルブ。あれ?この人すごいかも?とこの辺で気づき始める。

でも問題はこの先ですよ。この固いビードを、ホイールつけたままどうやって入れ込むのか。
「あれ、固いなー」
そうでしょそうでしょ?どーやって入れるんです?

オヤジさんはやっぱり淡々と、ホイールをくるくる回してビードを押し込むしぐさを繰り返します。そしてレバーでビードを入れ込みまたくるくる回して・・・とやっているうちにみるみるビードが中に入っていく!そしてとどめのプラハンで一発、最後の部分がポコン!って入り込みました!この間5分に満たない。ビードクリームなんて塗ってません。私は塗ったけど、それは反対側。なのにあの頑固なタイヤは、自ら収まるかのように素直にリムにハマるのでした。

思い余って「ホイール外さないほうがやり易いんですか?」なんて愚問を投げかけるのりまつ。
「いやー、外したほうがやり易いですけどね」
それって、この程度の作業、外すまでもないって事?かっこよすぎなんですけど。



価値あるもの。


多くを語らず、見るも淡々と、日常の些事をこなすごとく作業を行う。熟達した技術ってのは、ほんと簡単そうに見えるんですよね。
でもわかります。私はさっきまで、この作業を1時間近くかけて汗だくで、うんうん唸りながらやっていて、その上失敗してるんですから。素人と比較するモノでは無いけど、この技術は、すごい値打ちがあるものだ!

とかく目に見えない「技術」というものが、コスト削減の対象となり安売りされる傾向にある気がします。目に見えない分評価がしにくくて、価値が付けにくいのもあるのでしょう。でも本当に値打ちがあるのは、こうした人の手についている「技術」だと思うのです。
それはたくさんの苦い経験と、痛みの積み重ねと、小難しい理論の習得で培われたもので、それが人の役に立ち助けていると思うと、プライスレスだなって思います。

値打ちのあるものには相応の代償を支払う。そういうことをキチンとしていかなければ社会は発展しないんだよと、とある昔の商店主は言っておりました。そんなの古い価値観で淘汰されるべきものかもしれないけど、大事にしたい感覚だと感じています。「金は天下の回り物」、自分の物のようでも社会の物だから。

そんなわけで、オヤジさんの言う料金に、少し足してお渡ししました。時間外と緊急。介護保険ならいずれも加算がつくパターンです。それにいいモノを見せてもらいました。磨かれたパフォーマンスを観て感動したら、ライブの入場料を払うのと同じで、お金を払いたいと思ったのもあります。そして授業料。次のタイヤ交換作業が楽しみになったのは、よい授業を受けた証です。


いろいろ脱線しましたが、プロってスゴイね!って話でした。

今回得た物
ビードが固くてつっぱちゃっている時は、他の部分(裏も表も)のビードを念入りに何度も押し込む。ゴムの伸縮性で引っ張られている方向に緩むみたい。
・チューブのパッチ貼りは、ヤスリをバッチリかける。空気に触れていない層を露出させないとゴム糊が効きにくいみたい。やするのに軽石がいいとの事。


余談。


後日、YYさんにこの話をしたところ、彼はリア2.5キロ入れて荷物満載で北海道を爆走していたそうです。結局今回の原因はチューブが劣化していただけなんでしょうか、なぞは深まってしまいました。
そういえば、先日兆治君も林道を走り終わったと、舗装路でパンクしています。先日の授業が役に立ち、ビードを念入りに押し込む事(膝でタイヤ側面を踏みつける)で固いと思っていたMT21が意外と簡単に組めました。私はパンクが嫌なのでいつでも空気は1.2以上は入れているんですが、いったいなぜ?パンクの神に愛されている?あと何回、路上でパンク修理させられるのか?!もうかんにんして~

初心者向け林道マスツーリングに参加してきました。

さまよう鎧にはヒャドが効く、嵩屋天狗堂・番頭ののりまつでございます。鎧そのものではなく、鎧を着たおっさんがさまよった話をします。



林道マスツーリングに参加してきました!


はてブ界隈でオフ沼に身投げを行う無謀な若者が増えている昨今、状況を見かねたぼっちバイカーさん(id:botti_bk)が音頭を取り、沼に落ちた若者達を更なる混沌に導こうというのが今回の趣旨でした(以上、創作)。


公称27台のオフロード・モタード・アドベンチャーが集まり、S県の狭い山道を走り回るツーリングですが、何しろ所帯が大きく分断は免れないとの判断で、5人前後のグループに分けての行動となりました。のりまつは地元でありぼっちバイカーさんとも面識があるので伍長を仰せつかりました。


我が隊の編成はというと

KTM 125EXC(2st)のKさん。趣味は山登り(バイクで)。
YAMAHA SERROW225のガンザキさん (id:ganzaki819)。実はサーキットの狼
KAWASAKI SUPERSHERPAのもやしまんさん(mo84man (id:shmoritz)。オフにはまりだした新鋭のシェルパ族。
HONDA SL230のびわみかんさん。ギャル仕様の厚底ブーツ立ちゴケの名人。
KAWASAKI SUPERSHERPAで参戦ののりまつ。下手の横好きちんどん屋

でした。生粋の戦闘機にお散歩トレールが4台。Kさん、アクセル余っちゃいますよねー。聞けば、もともとはTL125というトライアル車で参加予定だったとの事。なるほど、その予定で組まれたグループってわけですね。



出発。


出発前に軽く打ち合わせ。この時点で「分岐点で待ち、前のグループのしんがりが次のグループの先頭の姿を確認したら出発」と示し合わせます。のりまつはびわみかんさんとインカムで繋がっているので、びわみかんさんにしんがりをお願いしました。

道の駅ちちぶを出発し、始めの集合地点は1本目の林道のすぐ近く、道の駅あらかわ。ここへの移動は国道を通るため、すでに信号や踏切で分断されますが、これは想定内。この林道はのりまつが案内役だったので先行して道の駅に到着、後続を待ちましたが、なかなか来ない・・・しかし見知ったライダーたちが歩いているのが見えます。あれ?と思ったら・・・
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のりまつ達はA地点、他のみんなはB地点へ停めてたのでした。そーです、のりまつはルートが頭にあるからA地点に、でもルートを知らないほかの人たちは、国道の方から来たら、ごく自然に普通にB地点に置くわけです。うっかりしました。リーダー達に会いに行き、次のルートを「向こう(A地点)の方へ行きます」と指で指してざっくり説明。しかしこれも良くなかった。小休止して出発後、一部のチームは線路を渡っていってしまいました。すぐに気づいて戻ってきましたが、説明不足でした。



さっそく迷走させてしまう。


なんとかまとまっていただき1本目の林道へ。ここはホントのフラットで肩慣らしにはちょうどいい・・・と思ったら、崩れてきた泥が山となり、道の半分を塞ぐ場所が!ヌタヌタでちょっとビビリますが、経験者ならなんてことない場所。が、初心者やモタードには厳しいかも・・・案の定、立ちゴケ名人・びわみかんさんが怖気づき、代走。この間に後ろが詰まってきたので、ちょうどよかったかも。

ここを過ぎればまもなくダートは終了。出口で後続のHさん隊の到着を待ちます。すぐに「Hさん隊の先頭が来た」としんがりより報告を受けた為スタート。少し登ると左に逸れるダートがあるが、後ろに付いて来ればそちらには行かないことはわかるだろうと思い込み、止まらずにパス。この判断がマズかった。

さらに狭く長い一本道を辿り、里に降りきった所で左折。ここでもHさん隊の到着を見てスタートするが、Hさん隊がスタートしない。怪訝な心持ちで待っていると、ぼっちバイカーさんから電話。「1本目終わった後、左に行くダートがあるんですが、ここに入りましたか?」と。のりまつが勝手に「わかるだろう」と思い込んだところで、後続のグループは迷っていたのでした。我々のグループは決して速くないので、後続も断続的につながっているものと思い込んでいたのですが、どこかで離れてしまっていたのでしょう。見通しが甘かった!

しかしなんとか里に降りた所の分岐点で全員集合。Hさんの○サインを確認し、再スタート。ただ直進するだけのルートを走り、Y字路を過ぎて間もなく国道に突き当たったところで待機。Hさん隊はY字路で待機してくれていました。しばらく待つと後続が到着したのを確認し、再スタート。

国道に入り途中の信号を左に曲がりますが、赤信号で分断されたので待機。信号が青になり曲がってきたのを確認して2本目の林道入り口に向かいます。入り口でも待機し後続を確認後、スタート!うーん、なんとなく、気が急いていた気がします。各地点で、後の後ろが来た所で動き出していましたが、もう少しゆっくり待てばよかったと反省しております。



林道につき物のトラブル連発!そして散り散りに・・・


少しゆっくり目に様子を見ながら林道を走りますが、しんがりのびわみかんさんから、隊員が転倒したとの知らせが。リカバリーに少し苦戦している様子あり駆けつけましたが、すでに起き上がっていました。しかしエンジンがかからない・・・などなどあり、修繕がてら休憩に。Hさん隊・のの君(id:on-off-nono)も一緒に休憩に入りましたが、その後ろのグループが来ていない。電話でぼっちバイカーさんに問い合わせると、林道入り口でパンク発覚との事。林道あるあるです。これだけいれば誰かしら対応できるだろうと、特に心配もしませんでしたが、かなりの手練の方がいたようで、近くでお手並みを拝見したかったです。
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また、待ちくたびれて横になったマシンもあったようです(笑)
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あら、いとこの701君じゃないですか。
そうこうしているウチにペンギンさん隊も合流したとか。

タイヤ交換は時間のかかるものだし、この先我々もトラブルで足止めを食らうかもしれない・・・ここでぼっちバイカーさんの判断を仰ぎます。協議の結果「3隊は先に行って、昼食場所で待機!」という結論になりました。二人のグループリーダーに結論を伝え、のりまつは昼食場所がわからないので、後続のHさんに先導を依頼しました。

この先は更に荒れているので、転倒した方には持っているプロテクターを着けてもらいました。そして一番の難所で転倒。今度はスムーズにリカバリーしますが、後についていたびわみかんさんが「ガレ場のカーブで坂道発進」という困難な状況に陥り立ちゴケ。またのりまつが代走。この間にのりまつ隊の他のメンバーには先行してもらい、Hさん隊を追ってもらいます。分岐で待ってもらうよう依頼。

分岐ではKさんとガンザキさんは待っててくれたけど、もやしまんさんがいない・・・?なんでも「先行のHさん隊にくっついていった」との事。ま、単独になってなければ大丈夫でしょうとして、林道出口を目指しました。

林道出口では、少し遅れてきたのの君グループを待ってスタート。しかし、ついてこない??待てど暮らせどついてこない。でも行き先は「昼食場所」と決まっているし、われわれはHさん隊に早く追いついて、昼食場所に着かなければ!

こうして27台の団体さんは散り散りになっていったのでした。でも、集合地点は一つ。きっとまとまるはず!



追いかけて、追いかけて。


そんなわけでHさん隊に追いつくべくスタート。昼食場所は、ずっと離れた峠の周辺にある見晴らしのいいところという事だけはわかっていたので、まず峠周辺を目指します。辿るルートは、事前に知らせてもらっていたツーリングルート。
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信号による分断を避けるため、裏道を通るルートとなっています。このルートのどこかでHさん隊が待っていてくれるはず・・・しかしこの選択が、またまたまずかった。

行けども行けどもHさん隊は見当たらず、長い長い峠道に入った後も見つからず、「眺めのいい広場」的なところにも居らず。ルートで唯一設定されていた枝道に、他のメンバーに待ってもらって入ってみると、広場がありました。そこにはWRが1台いるだけでやはりグループは不在。ここは有名なヒルクライムスポットと聞いていたので、ちょっと味見。坂下から見た木の根は恐ろしく高く見えましたが、頑張ってアタック!前輪は越えたけど後輪が・・・やっぱひるんじゃうとダメですね。リカバリー出来ずにシェルパを倒しちゃいました。

何食わぬ顔で待っているメンバーの下へ。電波もなくて連絡とれず、途方にくれました。とりあえず、「これ以上は行かないだろう」という地点へ。午後走る予定だった林道への分岐点まで走りました。結局見つからず、どこかでHさん隊を抜かしてしまったと、ここでやっと思い至りました。気付くの遅い。

後から後続部隊が来ることを期待して、のりまつ単身で来た道を戻ります。とにかくこちらの現状とあちらの現状を交換したい。見晴らしのよい峠まで来ると、少し電波が入る事を確認。ぼっちさんに電話してみると・・・繋がった!が、電波が不安定でまともに会話できず。LINEで現状を伝えましたが本隊の現状がわからず。そこで、ルート図に「G」とマークしてあった場所まで更に戻ってみました。そこでも少し電波がありぼっちさんと電話。断片的に「林道の近く」「道の駅あらかわ」と聞こえたので、その辺にいる事が予測されました。ここからは大分離れていますよ(汗



各隊、楽しもう!


ここで分岐で待機している隊員の下に引き返します。片道だけでお腹いっぱいになるほど長い舗装の峠道(2回目)をかっ飛ばします。だって本物のお腹の方は空いてて、早くご飯食べたかったし。走りながら、ここはもうグループごとに楽しんでしまおう!と思考を切り替えることにしました。戻ると皆は食事を済ませた後。私も食事を済ませて今後の相談。

メインで予定していた林道は、ちょっと最近曰く付の道。下手に入って面白くないことになると嫌なので今回はパスし、西の林道を走りました。ピストンの予定の林道でしたが、ガレさえ越えれば抜けられるとの事。とりあえず行ける所まで行ってみますか。

はじめはフラットですが、途中で下るところからガレはじめます。やはり勾配がガレを作るんですね。ワタシは楽しく走れました。Kさんはワタシごときが心配するような腕ではなさそうだし。ガンザキさんは「下りが苦手」と言っていたので心配しましたが、そつなくクリア。
ガレが苦手なびわみかんさんは、口数が減りながらも何とかクリアしてきました。下りの方が得意なんだとか。

十字路に着きました。まっすぐは比較的きれいなダートの登りだけど簡易的なバリケードが立っている。右は簡易舗装の急な下り。左はガレているであろう細い登り道。この道に興味があり、「行ってみたい人―?」と仲間を募るも誰も挙手せず・・・ここで引き下がらず単身でも行くB型のりまつ。

少し登ると、期待通りガレてて荒れてて走り応えのある道(?)になりました。ただ、単身なのと下ることを考えて、少し味見しただけで戻りました。写真じゃわかりにくいですかね。
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さて、十字路に戻り行き先を思案。まっすぐはバリケードが立っているし、どこに出るかわからない。ガソリンが心配な方もおり、確実に下界に繋がるであろう下り道を行くことになりました。

下り始めると簡易舗装はすぐ終わり、軽くガレた感じに。しかししばらく降りると何とか県道に出ました。ここでのりまつ隊のダート遊びは終わり。ゴール地点のファミリーマート目指してまったり走りました。

ファミマでは、次々にアイスを買うメンバー達。ガンザキさんにパピコの片割れをいただいちゃいました♪ゴールについた旨をぼっちバイカーさんにLINEで報告。「解散してもらってもいいけど、待っててくれるなら向かいます!」との事。本隊の現在地点がわからないのでなんともいえないけど、最後ぐらいは顔を見てお詫びしておきたいと思い、Kさんガンザキさんも解散せずに待っていてくれました(ガンザキさんは所用で先に帰られましたが)。



残党、再集結!そして山のようなもやし。


暗くなった頃、ぼっちさん率いる本隊の残党がファミマに到着!もやしまんさんもいました。思えばこの瞬間を待ち続けていたように思います。「ツーリングメンバーが現れる」という瞬間。一生懸命追っていたHさん隊は、2本目の林道を出た後、国道の傍で待っていてくれたのだそう。結果的にここで皆で合流できたらしい。
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のりまつはその手前で、示されていた裏道ルートを取ってしまったために会えなかった。致命的な判断ミスでした。そして気付くのが遅い。

本隊も色々あったらしいことはラインで断片的に聞いていましたが、ぼっちさんの活躍で何とか丸く収まる体となり、残りの道程は楽しめた様子。
覚めやらぬテンションの中、私とびわみかんさんと、方向が同じなKさんで帰路に就きます。途中、Kさんオススメの「悦楽園」というド昭和な食堂で「味噌ラーメン」をいただきました。ここの味噌ラーメン、普通なしょうゆラーメンと50円しか差がないのに、もやしが山と積まれているのが特徴。
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うっかり頼むと後悔する一品ですが、味もいいのでついつい食べきってしまいます。

言いだしっぺのぼっちさん、色々ありすぎて、さぞ身をすり減らしたことでしょう。余計なご心配おかけしてしまって申し訳ありませんでした。
思えば、少人数でも離れてしまうことがままあるオフロードツーリング。「初心者向け」と銘打っている以上、しつこいぐらい振り返るべきだったと反省しております。


以上、さまよう鎧を着たマイペースオトコの、他人を混沌に導くどころか自分が混沌しちゃった話でした。

フェンダーレスの顛末。

生兵法は怪我の元、嵩屋天狗堂・番頭ののりまつです。


前回、外国モノは大きいけど中身が脆弱、いっそカッチンカッチンのヤツに挿げ替えてやったはいいが、まっすぐ立ちすぎてて中折れしちゃったって話を致しました。オートバイの話です、念のため。


突貫工事の結果と吉報と凶報。


ツーリング先で曲がったフェンダーレスキットを外して突貫工事し、ナンバーステーの角度を調整する事でその後はしばらく落ち着いていました。因縁の林道を人麻呂で走り、リベンジも果たしました。ガレ場を走ってもワインディングをガッツリ走っても、ナンバーがリアタイヤに干渉する事はありませんでした。
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そんなある日、吉報が。
失くしてとっくに諦めていた「あるもの」が、見つかったという話が!見つけてくれたのは、「酋長」ことYつさんの友人で、林道を管理する部署に勤めている方。その方、Yつさんから私の間抜けなエピソードを聞いていてなんとなく気にかけてくれたようで、仕事で林道に行ったら「それらしきもの」を見つけて接収しておいてくれたのだとか。
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ココにあったらしい。

メールでやり取りして本人確認後、平日の休みに受け取りに行きました。まさか帰ってこようとは、夢にも思いませんでした。もう用のないものだけど、この再会が嬉しくないはずもありませんでして。

バッグに無理やり収めたねぎ味噌せんべいをお礼代わりに手渡し、代わりにそのブツを収納。残りの時間は「SSTRの続きツーリング」と銘打ち、コースに設定していたいくつかのワインディングとダートを走るルートを辿りました。



そして凶報はその帰りにもたらされました。


自宅に帰り洗車していると・・・
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ありゃ、またか!

今日撮影した写真を見てみると、ワインディングが終わった時点ではまだまっすぐな状態で着いていました。高速でリアがフルバンプするような状況は考えにくいし、いったいいつ、どこで、何故?
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自戒の念。


この時点で、このパーツを使うことは諦めモードに。とぼとぼと取り外し作業にかかると、その工程で原因がわかりました。
メインで止めていた1本のボルトから、ナットが外れていたのです。先日の記事で、きちんと止め切れていなかったあのボルトです。バネワッシャーを過信しすぎました。ゆるみ止めを塗っておけば・・・不安要素があるなら定期的に確認しておけば・・・いろいろ自分の落ち度が思い当たります。もう20年近くネジを締めたり緩めたりしてきているのに、一向に学習しない自分が情けない。


「純正流用型」


しかしグラブバーと共締めしている部分と3点で止めていると思っていたので、このたった1本外れただけででこんな状態になるとは思いませんでした。あくまで自己責任の人災ですが、やっぱり純正流用型に戻します。


「純正流用型」とはのりまつが勝手に作った言葉で、こんなイメージです↓↓なお画像は無断転載ですm(._.)m

KTM 690EDR(ぼっちバイカーさん)
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HUSQVANA 701SM(quattroさん)
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そしてかつての人麻呂。
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ちなみに純正はこんな感じ↓↓
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上のお二人のを参考にすると、フェンダーに直接穴を開けてナンバーをマウントしています。ふむ、どうしよう。

もともと持っていたナンバー灯を活かす事を考えると、この位置だと上過ぎてナンバー灯がテールランプの邪魔をする。純正フェンダーの末端にネジ穴が二つ開いているので、以前のようにこれを流用すれば、位置も適度に下がり丁度いい。だけど、こんな振動の大きそうな隅っこにつけて、また折れやしないかと心配です。純正フェンダーを眺めていると、この穴の周囲はリブが多く成型されていて、強度が増してあるように見える。
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前回も大丈夫だったし、これでいってみよう。でも、またココから折れて無くなるのも嫌なので、保険をかけておきましょう。タイラップの数珠繋ぎで。ウィンカーはナンバーの横に設置しました。軽くて割れにくい「ワレンズ」。


仲間からは、輝度が低くて「見えにくい」と酷評されているので、見えやすい場所に設置してみました。
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これにて一件落着・・・


と思いきや。


新たなトラブル


自宅の人麻呂の駐車スペースの真下にオイルらしきシミが。もともとクランクケースの何かのセンサー辺りからオイルが漏れてたのですが、今度のはもっとたくさん出てる。フロントのスプロケが怪しかったけど、自分では見ないでプロに任せることに。

KTM群馬に問い合わせて持ち込むと、やはりスプロケが怪しいとの事。690ENDUROやSMCではよくあるトラブルだそうです。でも上の方からも漏れてる跡があるし、きちんと見てもらおうということで入院となりました。

その時、担当さんと色々話し、とあるブロガーの影響でKTM沼に引き込まれた話をしたところ、「そのブロガー、有名人ですか?」ときいてくる。あ、これは知ってるんだと思いぼっちバイカーさんの名を挙げると、案の定知っていて、ブログはチェックしているとの事。「いいブログですよね」っていつもどおり淡々と言っておりましたっけ。

で、フェンダーレスの話に。

現時点で、社外品でまともに使えるフェンダーレスキットはないとの見解でした。だからと言って純正のままでは100%へし折れるので、「純正流用型」が一番だと。ステー用の穴は開けても流用しても大丈夫。ウィンカーは、よく見ると「ココに着けて!」といわんばかりにスペースが設けてあるのを教えてもらいました。まさにぼっちバイカーさんがつけている位置ですね。帰ってきたら移設して、ウィンカーのバルブのワット数上げてみよう。

KTM-GUNMA |



以上、やっぱり固くてつっぱてても根元が折れちゃ意味がないから、元のサヤが一番いいんじゃない?液漏れしても笑って許してくれるしねってお話でした。ムリがあるw

フェンダーレスと、夏を迎える儀式。

嵩屋天狗堂・番頭ののりまつと申します。他の皆さんのマネで、毎回名乗るようにしました(笑)ブログ主の名前って、意外とわかりにくいんですね。


ガイシャの樹脂パーツについて。


さて、人麻呂ことKTM690ENDUROが、5月に行われたSSTRで由々しき事態に陥ったことは、なんとなくお知らせしたとおりです。

HUSABERGに乗っていた友人も言っていたのですが、新車で購入してすぐダートで試運転した時、ウィンカーが即折れ。
去年のキャンプの時に人麻呂でダート走行していたら、やっぱりウィンカーがいつの間にか折れていました。フロントウィンカーにいたっては、高速道路を走ってただけで折れちゃいました。
新品でも折れちゃうので換えるだけ無駄、結局「ビニテ最強説」を採用するに至りました。そしてSSTRの時、似たような違う樹脂パーツが折損。こんなことはKTM周辺の企業だけかと思いきや・・・なんと、かのBMW様でも同様のことが!
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修理中。

仲間のG650Xのリアウィンカーが栗原川林道で走ってただけでモッキリ折れた!驚きました。

こんなことが続き、もう信用できなくなっちゃいました、ガイシャの樹脂パーツ!「そんなモンは取って走るもんだ」なんて考えなんでしょうか、690ENDUROはレーサーじゃないんだから(笑)


社外品のフェンダーレス、買ってみました。


そんなわけで、フェンダーは鉄に限る!ということになり、社外品を検索したところ、R&Gというところから出ているフェンダーレスキットを発見しました。
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約ニマンエン也。
ちっと高いけど、頑丈そう。これに換装してみますよ。


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出来た!うん、ケツの寸詰まり感が今っぽい(?)いいんじゃないですかぁ?気に入りましたよ♪ウィンカーが上手く干渉しないように出来てるみたいだけど、マフラーに近いので軽く断熱貼っときました。

鋭い方は、ここで疑問を持つかも・・・?

これでちょっと身軽になり、300キロほどオンロードツーリング。何も変わっちゃいないんですが、なんか安心でした。

そして2週間後のある夜。タンデム+シートバッグ積載で高速に向かっていたところ、発進時にリアから「ガリガリ!」と異音が?!

降りて見てみると、ナンバーステーが内側(前側)に「くの字」に曲がっている?!どうもリアサスが沈んだ時に干渉した模様。一人乗りの時は大丈夫だったが、二人乗って荷物を積んだらこんなことになってしまったみたい。とりあえず、ナンバーステーとフェンダーレスキットをできるだけ後ろに引っ張りあげて、ダンパーも最強にして運行。今度は大丈夫だったみたい。

これで東京まで走って、その翌日だったんですよね、「中山道・人麻呂ポン!事件」が。
norimaz.hatenablog.com



これで話は終わらず、その翌週にもイベントが。


閑話休題、夏を迎えに。


毎年「夏を迎えに行く」と称して、上越国境三国峠越えをするのですが、そのソロツーの時の事。

夏を迎えに行くのは、下道で行くのが自分ルール。北に向かって走り出し、関東平野の北の端にある赤城山のながーい裾野を南西に巻く「からっかぜ街道」を通ります(赤い線)。北の端なので、関東平野を一望できるスポットがチョコチョコあります。後半は、「イニシャルD」で有名な榛名山とその北側の山々を見渡せて、これまた絶景(緑の線)。カーブが少なく気持ちいい直線があるのでアメリカンバイクが楽しいかも。この日は交通量が少なくて景色も良く、気持ちよく走れました。
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セーブオンと牛すじ焼肉屋の交差点を右に行くと、同様に景色のいい道ながらも、今度は少々トリッキーなコーナーが多くなります(青い線)。半分オンの690ENDUROはこういう道も得意!バンク切るのが楽しーい♪
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この道を楽しんだあと左に曲がり、昭和村のこんにゃく畑の中を抜ける道を、眼下に河岸段丘を眺めながらまっすぐ数キロ下ります(ピンクの線)。道はまっすぐで北海道のようなのに、見える景色は緑のグランドキャニオン。アメリカっぽいようでも傾斜が急なので、やっぱり山国・日本な感じ。とても好きな景色です。

昭和村を降りて、沼田から月夜野を抜けていく国道17号バイパス辺りは、観光ドライバーのペースでだらだら走ります。そして「テルメ国境」の址を過ぎ三国峠のふもとの登坂車線が現れたころ、再び快走モードに突入!

変化に富んだ中速コーナーで気持ちいい道なのですが、時々「長い直線からの直角コーナーor奥がキツイ×滑りやすいブレーキングポイント」というトラップがあり、注意が必要です。

思うさまワインディングを楽しんだあと無事に三国トンネルを抜けると、ここから新潟県。ながーい下りの直線が続きます。ワインディングでヒートアップした頭と体を冷ましながら、シーズンオフのスキー場を横目に峠を下ります。時々ヘアピンの連続で軽く再燃しつつ、目的地「道しるべ湯沢」に到着。

ここの自販機で缶コーラを買って、栓をプシュッと開けたら夏が来るって寸法です。いつ明けるかわからない梅雨なんて待ってられませんで、代わりにコーラの栓を開ければ、嵩屋天狗堂はそれを持って夏となるのです。いいでしょ?


で、一生に一度の2017年の夏が来た記念の一枚。
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ありゃ。またナンバーが「くの字」になってる?!一人乗りでダンパーも最強なのに?!確かにワインディングを快走したけど、この程度で干渉しちゃうようではガレ場走ったらイチコロですがな!


夏一番、炎天下の突貫工事。


このまま走って帰るのも心配なので、この場で工事を敢行。といっても、外したステーとキットをムリムリ反らせる力ずく加工!携行していたあらゆる工具を使って角度の調整に成功・・・熱中症になるかと思いましたが、なんとか無事でした。

しかし苦労したのは再装着。グラブバーのねじ穴と共締めするのですが、穴が合わない!無理やり力をかけて変形させたせいでしょうか、どうしても帳尻が合わない。困り果てて座り込みます・・・

頭が冷えて少し冷静に。忘れていた基本を思い出しました。
一つのパーツの複数のネジを締める時は、一本ずつ本締めせず、すべてを仮締めしてから行う事。
外装系でこれを守らないと、樹脂パーツのゆがみで最後のネジが合わなくなる経験、お有の方もいるのでは?今回はまさにこれでした。
ボルトナットを一つ、思いっきり本締めしていたのです。金具にテンションがかかり、微妙に変形してネジ穴が合わなくなっていたのでした。

問題のナットを思いっきりゆるめて、グラブバーのボルトを通してから、各所本締め。うん、安定してしっかり止められましたが・・・今度はさっきのナットがしっかり締められなくなっちゃた(;ω;)
だってグラブバーは外装の上からでないと設置できず、さっきのボルトは外装の下。レンチで押さえておかないと共回りしちゃうのに、外装の下だからレンチが入らない。でも、グラブバーのでっかいボルトでしっかり押さえているから大丈夫でしょう!ということにしましょう!バネワッシャーを咬ませてゆるみ止め。
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とは言え、共回りを防ぐいいアイテム、あったらおしえてくださーい!



これでうまくいくといいんですが。その後、魚沼スカイラインを快走した時は大丈夫でした。結構タイトなアップダウンコーナーがあったりするのですが、干渉せずに済んだようです。
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しかし話はこれで終わりません。つづきは次回。