嵩屋天狗堂~はてな支店~

オフロードバイクアリマス。

梅雨の平日に上野に行った話をエッセイ風に。

嵩屋天狗堂・番頭ののりまつでございます。上野に行ったってだけの話を文章にしていたら、最近少しだけ読みかじった「日和下駄」の影響か、妙に随筆っぽくなってしまいました。せっかくなのでそのつもりで仕上げて見たのですが、単なる激寒自分語りになっているような気もしています。このブログ自体が基本、激寒自分語りだからいいかな。
長文だし古くさいじじくさいけれど、もし読んでやってもいいと思われたらお付き合いください。ちなみに登場する音楽は、のりまつの親よりもう少し上の世代向きです。「音楽組」で大利根名月座をやっているので、音楽の世界観が古めになっています。


徒然上野山


 雨も降るんだか降らないんだか、思い切りの悪いダラダラとした今年の梅雨。この日も晴れ間のある予報だったが、オートバイに乗るにも目ぼしいツーリング先は雨予報。そんなわけで、一人の平日休みは東京散歩で知識欲を満たすこととなった。

 今回の目当ては国立博物館で開催されている「特別展 三国志」。いつの頃からか興味を持ち始めたが、おそらくゲーム会社「KOEI」あたりの策略にハマった結果、と言っても過言ではない。もっとも私のハマったのは三国志ではなく「信長の野望」。プレイヤーが織田信長徳川家康と言った武将を操り、内政や外交で国を富ませ、戦争をしながら全国統一を目指すシミュレーションゲームである。他のファミコンソフトとは一線を画す背の高いカセット、そして9800円という目のくらむような高額。貯めたお年玉を思い切って突き崩し購入に踏み切ったのは、数十年経った今でも甘酸っぱい思い出だ。

 発端はともかく、KOEI発・信長の野望経由で三国志にハマった事は、私の人生を確実に豊かにした。折角の休日を、悪天にふてくされ家で猫とダラダラ過ごすことなく、電車に乗って決して近くはない東京・上野にまで足を運ぶという消費行動をしている事ひとつ採っても、その証左といえるであろう。

 今では珍しくなった「上野行き」の列車に乗る。着いたホームはいわゆる「下のホーム」13番線。終着駅型のホームで、発車ベルはノルタルジイあふれる「あゝ上野駅」。この曲を聴き、誰か故郷を思わざる。
 新幹線も飛行機も身近でなかった時代、東京から故郷に帰るというのは現代とは違う意味を持っていたと思えてならない。朝のドラマでも、昭和30年代では新宿から北海道に帰るのは三日を要すると言った描写もあった。
 そんな郷愁を抱えながらも数十年、頑張り抜いた世代もはや定年。そして家族を愛し、自己を実現し、かくして真摯に幸せを求めるのはその子息の世代とて変わることはなかろう。いつの世も、辛いことは形を変えて在るものだ。

 上野駅の公園口から降りて歩く。平日だというのにまあまあの人出がある。「東叡山」すなわち東の比叡山を名乗る上野の山は、霊視のできる漫画家・伊藤三巳華氏によると、江戸城の鬼門を「にぎわい」で封じた場所。その姿は400年以上経った今も変わっていないようだ。むしろ多種多様の人種が往来し、華やかさでは当時を凌ぐかもしれない。

 時刻は11:30。遅めの朝食だったせいもあってかまだ腹は減らない。昼食には早いし、一度展覧会に入ってパーッと観て出て来れば良いだろう。

 文化会館と西洋美術館の間を抜け、広場に出たら右へ。噴水を横目に見て突き当たると、今日の目的地・東京国立博物館にたどり着く。左手に大きく「特別展 三国志」の広告。敷地に入るのにチケットが必要だが、インターネットで購入済みで並ばすにゲートを通過。左の奥にある平成館を目指し歩いていると、日差しが出てきた。こんな事ならオートバイで来ればよかった、と思いながらも帰りのことを考えると、やはり電車でよかったとも思う。見学後は間違いなく、麦から作った発泡性のアレが欲しくなるに決まっているのだ。

 館内でのチケットチェックを済ませ二階へ。私はデエト等の親睦を深める目的がある時以外は、いつも音声ガイドを借りる事にしている。ただ見るよりも世界が広がるだけでなく、ナレーターの声・BGMなどどれをとっても耳に心地よい構成である事が多く、3倍楽しむ事ができる。
 これまでで印象が強かったのが、同じ上野の東京都美術館で開催された「モネ展」で音声ガイドを務めた声優・恒松あゆみ氏。ガンダムシリーズ最大のキーパーソン、シャア・アズナブルことキャスバル・レム・ダイクンの母親(アストライア)の声優を演じた。彼女の淡く優しく芯の強い声質のガイドのおかげで、退屈だと思い込んでいたモネの睡蓮が好きになったという経緯がある。今回の三国志展ではKOEIと協働しているようで、音声案内もゲームの登場人物の声優が担当している。曹操が、発掘されたばかりの自分の墓についてどう語るのか楽しみである。

 音声ガイドを装着しいよいよ中へ。展示の冒頭の部分では初歩的な知識が語られている。私程度の三国志好きでも、「三国志」の正史と「三国志演義」の違いぐらいはだいたい解っている。しかしこういう所には、得てして知ったかぶる手合いがいるもので、この人種の講釈はあまり耳触りのよいものではない。それを防ぐにも音声ガイドは効果的だ。
 私はこのような展覧会を見学する時の心がけとして、物語はそれと弁え、歴史もまた確証などないと弁え、その上で貴重な発掘品と研究の成果を味わうべし、と留め置くようにしている。歴史は「今」の積み重ね。「今」の自分の行動について「なぜそういう行動をしたのか」逐一説明できる者が、果たしてあるだろうか。自分でもわからない事の積み重ねを、後世の誰もが確証などできるはずもない。だから歴史は面白いし、クリエイティヴな人々にとっても料理し甲斐があるのだろう。
 今回の展覧会は、羅貫中を始めとした古今東西クリエイティヴな人々の描いたフィクションに含まれる史実を、発掘品や文化財等を展示する事によってノンフィクションの物として提示し、空想や幻想が目に見える形として捉えることができる、稀有な機会だと感じた。
 ただし私の如き素人の野次馬は、過去の人の足跡に思いを馳せ、壺の柄の一筆一筆に体温を感じ、記された名に人生を慮る事を楽しむのがせいぜい。しかしこうした体験は、私の少ない知識の蔵をいつもピカピカにしてくれる。これが大変心地良い。

 心が満足したところで、屹度喉が渇いてくる。同士の方々ならお分かりだろう、お茶や果汁では癒やされない類の渇きだ。オートバイで来なくてよかったと、思い返す。そして時計を見れば15:30を回っている。入場してから4時間近く。「パーッと観て出てくる」など、貧乏性の私にはどだい無理な話であった事に、一方ならない空腹感と共に思い知らされる。

 国立博物館を出て、食事処の宛てもないまま何となくアメ横方面を目指す。彼の地ならリーズナブルに食欲を満たしてくれる何かが屹度ある。広い噴水通りの、東に並行する道を京成上野方面へ。文化会館の方には曲がらずさらに進むと、右手に清水観音堂への参道が目に入る。前を通るのも何かの縁、お堂の前に参じ手を合わせる。西洋人のグループがちらほらいたが、手も合わせずに写真ばかり撮って行ってしまう。何を撮ったのか解っているのだろうか。かの人らは、祖国の教会でもあのように騒がしく神前に頭を垂れることもなく写真を撮って行ってしまうのだろうか。もっとも日本人自身があまり大切にしているとは言い難く、外つ国の人々を責めるべくもないが。
 
 西郷どんの前から階段を降り、上野の不忍池口辺りへ出る。すると大きな横断歩道の向こうに「麦酒と日本酒と蕎麦」とある看板が目に入る。蕎麦を愛し、日本酒を嗜み、今まさにビイルを渇望し空腹感で一杯の私を名指しで呼んでいるような看板ではないか。体が勝手にかの店の前に誘い込まれる。

 その看板には「TOWA」と書かれていた。意味や由来はわからないが、とにかくこれが店名であるようだ。店は二階にあり、階下のショウケースにはサンプルが並んでいる。蕎麦にミニ丼セットなど、あれこれ食べたい欲と空腹感を絶妙に満たしてくれるラインナップ。しかしまあ、良くある和食堂のスタイルではある。
階段を登ると、あったのは洋風居酒屋。サンプルから想像できるような和食店は見当たらない。しかし他に店舗はないし。とにかく入ってみる。

 カウンターと、テーブル席が6つぐらい。1人なのでカウンターに腰かける。先客の男性が独りビイルを飲んでいた。西洋の人らしく、白い肌が赤くなっているのをひときわ目立たせる。バーに西洋人、一杯飲み屋に日本人。音楽はジャズと演歌で違いはあれども、呑んでいるものは同じようなビイルで、独り呑みの横顔もまた同じように哀愁が漂うものだ。侘びながら手酌酒も、たまには必要なのである。

 メニューを見ると、確かに階下のショウケースにあったモノが記載されている。入り口と店内にこんなにギャップがあるのも珍しい。そのメニューの中で目を引いたのがやはりビイル。A4の名刺整理帳に名刺サイズの地ビイルの紹介カードが一杯に差してある。時々で変更されるのだろう、こうした生きたメニューは再訪を企図させる。もちろん大手の量販のものもあるが、ここは地ビイルを呑まない手は無い。

 最近横文字に弱くなり、商品名や外国人俳優の名前が覚えにくくなっている。そんなわけで呑んだビイルがなんという名であったか思い出せないのだが、頼んだビイルはジョッキというより大きなタンブラーに、泡もなくなみなみと注がれて出てきた。一見すると麦茶のようであるが、口に含むと果物香があり、強い苦味があり好みの味わいだ。平日限定のハッピーアワーで、小洒落た和洋折衷の小料理が5品、長皿に盛られてくる。塩ッ気と歯ごたえとクリームチーズで、絶妙に酒が進む工夫が施されているようにも感じられた。これのせいで一寸一杯のつもりで呑んだのが、2杯目を欲する結果となってしまった。

 1杯目のものも旨かったが、やはりビイルは泡がないのは味気ない。そして比率は諸説あるだろうが、大学生の時分から7対3がよいと感じていた。そんな事をサークルの先輩と呑みながら力説してしまったら、その後呑むごとに「あ、7対3にならなかった、ごめーん」と揶揄される羽目になったのは、未だに仲間内では笑いの種となっている。

 2杯目も銘柄は忘れてしまったが、IPAであったことは覚えている。インディアン・ペール・エールの略で、これに出会ったのは地元の酒屋。「インドの青鬼」という商品名でヤッホーブルーイングという信州の会社が作っている。
 なんとなく手にとって興味本位で口にしたわけだが、芳醇な香りと暴力的な苦味が織り成す強烈な味わいで、一発でほれ込んでしまった。お値段とアルコール度数が高めなので毎日呑むわけには行かないが、ヱビスビールと並んで自分へのごほうびの一つとなった。
 この「インドの青鬼」のような製法で作られたビイルをIPAと云うのだそうで、それから様々な種類のIPAをちらほらと店先で見るようになった。ちなみにどんな製法であるかは調べていない。

 この、ビイルの味わいを極端にしたようなIPAが、7対3で、くだんの大きいタンブラーに注がれて出てくる。泡を上あごに捉えてその下をくぐらせるようにビイルを口腔内に流し込む。泡の蓋に閉じ込められた麦の香りが一気に頭蓋骨内一杯に広がる。そして泡の柔らかな食感と融合したビイルが、コクのある苦味として喉奥を冷やし、ゴキュッと音と立てて炭酸の刺激と共に腑に落ちていく。ビイルの香りが、苦味が、刺激が、体中にしみわたり指の先までも駆け巡り、その快楽にわが魂はうつろにたゆたうばかり。まことビイルとは、この世にあまたある宝のうちの一つといえよう。

 思いがけずいい酒が呑めた。比較的来易い上野の、駅すぐ近くにこのような店があったとは。子どもの頃、東京といえば上野であった。電車はすべて上野行き。中目黒の親戚の家に行くのに、ここから日比谷線に乗っていった。また上野動物園にも連れてきてもらった事がある。何度か上野に来るうちに、駅も覚えた。「おく」という駅などは、「奥」にあるから「おく」というのだと思い込んでいた。付近にある操車場に見た事がない車両がたくさん並んで居たのも、幼い観性には「奥っぽさ」を醸し出していると映った。それが「尾久」という地名であり、さらにはバス停は「おぐ」と読むのだと知ったのは大学生になってからの事。しかしながら幼少の頃からそうした体験をさせてくれた両親には、今でも感謝している。


 東京、上野。山や谷だらけのいびつな土地に形成された、いびつな都会。そのいびつさゆえか、食欲や知識欲、審美的欲求を満たすだけでなく、ノスタルジィをも感じさせる場所でもあった。就職列車にゆられて着いた記憶はなくとも、上野はおいらの心の駅だ。明日もくじけちゃならない人生を、歩んでいくこととしよう。



【参考資料】
あヽ上野駅 井沢八郎
youtu.be

誰か故郷を思わざる 霧島昇
youtu.be

酒よ 吉幾三
youtu.be

スーダラ節 植木等
youtu.be
好みで本家じゃなくこっち。くそう、徳井め・・・


特別展 三国志
sangokushi2019.exhibit.jp

信長の野望
youtu.be

三国無双
youtu.be

スピ散歩

スピ☆散歩ぶらりパワスポ霊感旅 2 (HONKOWAコミックス)

スピ☆散歩ぶらりパワスポ霊感旅 2 (HONKOWAコミックス)

恒松あゆみ
youtu.be

水観音堂の「上野山月のまつ」歌川広重
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TOWA
towa-ueno.gorp.jp
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ヤッホーブルーイング
yohobrewing.com

駆け巡る青春。SSTR2019に参加しました。

 


大人の時間感覚を身につけたい、嵩屋天狗堂・番頭ののりまつでございます。バイクとはなんたるか、そのすべてをここで語りたいと思います。ウソです。すいません。

 


今年もSSTRに参加してきました!


仕事は半ドン。急な案件が飛び込んでこない事を祈りつつ、粛々と仕事をこなす。職場で昼食を摂り、できるだけ人目を避け、即帰宅。KTM690ENDUROこと人麻呂にETCカードを挿入後、「エンデュリスタン・ブリザード」を装着し、インカムを調整。びわみかんもフンコロガシのような大荷物をCB400SFにくくりつけ準備万端。スタート地点である福島県いわき市のホテルα-1を目指し出発!僕らの旅が始まります。

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旅に出るには良い日和だぁ。

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いわき市内で199円の生ビールと串焼きで心身を満たし、部屋に帰ったらぷしゅっと一発、蚊よけのスプレー。去年はジャマされたので一つ利口になりました。

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安い!

 

 

何度か「はっ?!2時?!」と目が覚めてしまいましたが、まあよく眠れた方かと。3:12ごろ起き出し、目覚めは良好。3:50、宿を出てスタート地点へ。なんとか予定通り、波立薬師前からスタートできそうです。明けてゆく空を眺めながら日の出前の清涼な空気を切って走るのは最高ですね!

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明けゆく空に心もざわつきます。

 

 

薬師様に日頃の感謝と旅の無事とお祈り。

そして迎えた4:20、今年のサンライズもすばらしい!

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一昨年と同じ、荘厳な日の出。

 

 

リベンジルートを走る走る

 

いわき四倉辺りから内陸に向かい、阿武隈山地を通り東北道に出て、宇都宮まで南下後日光へ抜けます。ここまで有料道路でトントン拍子。その後いろは坂を登り中禅寺湖を過ぎて元国道最高所である金精峠を越えます。阿武隈や奥日光戦場ヶ原は気温8度!

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阿武隈高原にて。カメラに虫が・・・

寒かったけど、ダウンを着込んでいたのでだいじょーぶ!そして同行していたびわみかんと別路へ。

 

のりまつは目標にしている群馬県内北部の3つのダート林道のうちの一つをめざしました。

野生動物が降りてこないようにするゲートを開けてしっかり閉め、ガレている道を越えていきます。

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ゆがんで固くなった閂がかかっています。

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伝わりにくいかな、このガレ荒れ感。

一山おりきったところに差し掛かると、いつもはすんなり通れる場所が、がっちり通行止めされている?!下見の段階ではこんなの無かったのに!!うわー、またあのガレガレを戻るのかー。しかもこいつぁまあまあのタイムロスだよー。

 

急いでガレ道を戻り、焦る気持ちでオンロードを飛ばして、びわみかんとの合流地点「田園プラザ川場」に着きました。

 

いつも皆で来る時に食べる「りんごソフト」は、1日さんざんダートツーリングを楽しんだ後に、暮れ行く空を眺めながら楽しむ極上の味わいなんです。しかし今日のはまだ序盤の、これからいくつもの困難を乗り越えなくてはならない状況で食べている。味も何もわかったモンじゃない・・・事もなかった。いつもどおり、スゴうまでした。
でもびわみかんは食べるような心境ではなかったみたい。この不安感、SSTRなんですね。

www.denenplaza.co.jp

 

月夜野あたりで再度びわみかんと別の道に行き、因縁の秋鹿大影林道を目指します。一昨年は、ここで引き返さざるを得ない状況に陥りました。ここを突破すれば、もう半分勝ったようなもの・・・いくぜ!!

 

気合入れた割りに、「そろりそろり」な走り方。だってまた何か落としたら嫌なんですもん。それに、ガソリンタンクの蓋のパッキンが悪くなってて、満タン時にゆれるような動きをするとガソリン臭が漂ってくるのです。引火したらどうしよーなんてヒヤヒヤも感じながら、そろりそろり。5分に1回、後を振り返り、装備品が脱落していない事を確認します。こんな時、長く感じる、このちょっとガレ気味林道。

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一昨年の引き返しポイントにて。何も落としていないかな・・・確認中。

 

思い切り悪くそろりそろりとダートを走るということは、逆に難しくなります。マシン任せにアクセル入れて走った方が、素直だし走りやすいんですね。しかもブン回さないと機嫌が悪くて言う事を聞かない人麻呂君。苦しい走り方です。
しかしそれもずっとは続かない。大好きなダートが苦しく感じたこの区間も、一昨年引き返したポイントも無事に通過、そして林道を抜けた!・・・ついに克った!!

 

 

しかし油断していられない。次にはほぼ同じ長さのダートが待ち受けています。浮つく心を抑えながら慎重に慎重に。5分に1回振り返りながら(笑)。

そしてようやくこのルートのハイライト、1キロ直線ダートにたどり着きました。ここで今までのうっぷんを晴らすかのように出せるだけ出してやりました!でも途中でちょっと撮影。そんで落下物の有無の確認。

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この1キロ直線を抜ければ、もうすぐダート区間も終わり。

ここを過ぎれば、ようやくダートは終わり!40キロ以上に及ぶハイリスク区間を、なんとか無事に走りきりました!


ここから国道最高所を目指す予定ですが、今年の草津白根山はお怒りモード。ここへ行くには、嬬恋へ大きく迂回して南方から登る万座ハイウェイを通るしかない。しかしこのルートでは30分のロスが見込まれるといった状況でした。
18時ごろのゴールから逆算すると、11:30ごろにここに着いていなくてはならない計算でした。


実際どうだったかというと・・・

 

12:30!

 

1時間も遅くなっていました。そもそも一つの基準地点にしていた「田園プラザ川場」の時点で、予定より30分以上遅くなっていました。やはり最初のダートでの鉄壁の通行止めが原因か。

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ダートはすべて抜けたけど、1時間も遅れている。ここからどうしよう。

考えても仕方ないけれど、できれば最高所を目指したい。それによってびわみかんとのランデブー地点も変わってくる。ここでもグーグルマップ恃みでシミュレーション・・・やはり国道最高所周りは30分余計にかかる。しかし、そこから指定道の駅・福光経由で千里浜を目指しても、マップ上では18:40頃には着く計算。行けなくは無いけど・・・休憩時間やコンピューターでははじき出せない人間の余分なアレコレを加味すれば、このマージンは危険かな。ここは思い切って、諦めた!!

 

オンロード経由のびわみかんは、どう転んでもツブシが効く地点として指定しておいた万座鹿沢口駅前で待っています。ここに向けてバビューんとかっとびー(昭和感)。気温は30度、なんと朝から22度も上がっていました。

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決して暑い土地柄ではない、六合村にしてこの気温。


大分待たせて無事に万座・鹿沢口駅でランデブー。のんびりとした風景の鳥居峠を越え、高校の時に合宿したなんて話をしながら菅平を過ぎ、須坂から高速にRIDE ON!!ほえろLC4!!
・・・ほえる間もなくおぶせサービスエリアへ。まだお昼食べてなかったのでした。
気を取り直して、ほえろLC4!!!
・・・しかしやはりほえる間もなくPIT IN。いつもの、睡魔さんです。妙高高原PAで15分ほど猫眠り。すっきりしました。

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千里浜へ向けて、TAKE OFF!!

今度こそ、LC4にほえていただき、上信越道から北陸道を急ぎました。今年も立山連峰がきれい!やがて指定道の駅・福光に着くと、時間はすでに18:00近く。全体の距離からすると福光から千里浜なんて近く感じますが、実際の距離ではそんなことはない!急がないと!!

焦る気持ちで千里浜を目指しました。以前に間違った金沢森本インターを無事にやり過ごし(ナビを見てると間違えますね。看板を良く見たほうが良さそう)。北に進路を取ることができた。高架上の国道をのと里山海道に向けてひた走る。間違えないように慎重に・・・

トンネルを抜けて、白尾ジャンクションのランプウェイを登りきると・・・一面黄金色!!2年前とたがわぬ世にも美しい夕景が目に飛び込んできました。その直後、割り込みのクラウンも飛び込んできましたが。

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見えた!能登の海!

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感慨無量で海沿いの海道を走ります。それぞれの冒険をクリアしてきたライダーたちが、同じ方向へ向かい抜きつ抜かれつしながら、互いを讃えあうかのようにハンドサインで挨拶して合います。対向車線からも、すでにゴールしたSSTRライダーたちがエールを送ってくれます。この日この時この場所限定の、SSTRの連帯感。

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対向車線からも手を振ってくれています。

二輪車たちはこぞって「今浜インター」で降りていきます。そして左に2回、右に1回曲がると・・・

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千里浜に到着、そしてゴール!

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遠くにたくさんのバイクの影が見えます。



 


ちなみにシステムに送った時点でゴールです、正式には。入り口周辺は大変混んでいるので、2キロぐらい先に行ってから登録しました。そして

サイコーの夕日をバックに撮影!

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指定の駐輪場に入ったところでゴール締め切りの花火。去年はまだ千里浜にいる時間に花火が上がり、横から見ました。はやとぅさんに「今年の花火は下から一緒に・・・」と約束したのですが、斜め下ぐらいから見る事になってしまいました。


そして仲間達が!

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のりまつがゴールする前に、こんな夢のコラボレーションが(のりまつ的に)!

この写真には間に合わなかったけど、ぼっちバイカーさん!MOSさん!秀吉さん!よっしーさん!なんとか、撤収してきたところですれ違い、握手できました!よかった♪

お待たせしてすいませんでしたが、うれしすぎて変にハイテンションになっちまいました(照 


ちなみに帰り道。松代で給油しようと休憩していたところ、黒いハスクのVITPILENが声をかけてきた?!なんとぼっちバイカーさん一味が!!

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黒黒コーデでワルさ倍増、映画の登場人物みたいでしたぞ!秀吉さんはアフリカツインかと思ったらはもなくMT-10で参加されていたようです。

 

 


セレモニーにて


翌朝も、約束したかのようにキレイな晴れ!!

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はやとぅさんは宿からバイバイ。残ったメンツで。

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今年もよく汚れました。だって、オフロードバイクなんだもん!


日差しが強い中、セレモニーが始まります。冒頭に、主催の風間さんがバイクの良さは何かと聞かれて言った答え。

バイクのよさは「自然」です。

と。多くは語らなかったけど、合点がいってスッと腑に落ちた。そういうことだった、確かに!
無粋にも文にするならば、バイクを楽しくするものは道。道は海や川や山と言った自然がレイアウトを決めます。そうしてできた道を、バイクで走る。すると、自然にある空気が肌をなで、山や川と一緒に曲がって登って下って、やがて海が見えてきたり。走ってるだけで、筋書きができてドラマができてくるみたい。単純に、バイクに乗って美しき天然に見えるだけでも充分。こちらも剥き身で、さえぎる物はありませんから!

バイクのよさは「自然」。解釈は人それぞれでしょう。でも、多くの人に合点がいく答えのような気がします。

 

毎回、名刺とかいろんな物を用意して参加される方がいますが、今年はこんな物をいただいちゃいました。

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来年参加予定の、兆太郎ことKLX250のキーホルダーにさせてもらいました。ありがとうございました!
 

 

 

 

そういえば前回、


>こんな風に、多くの人が、何かしらの不安を抱えてスタートするようです。そしてそれは、ゴールに近づくにつれ徐々に徐々に解れていき、やがて能登の海に出会った時、完全に解放されるのでしょう。

と書きましたが。実際、


ほぐれなかった。

 

今回はギリギリだったこともあります。前回はほぐれました。ほぐれすぎて余裕をかましすぎてギリギリになりました。その前は、やはりギリギリで、しかも色々問題があって焦り+ヒヤヒヤ。その前も、システムダウンでまともにゴールできるかわからずヒヤヒヤ。雨も降りそうだったし。
振り返ってみると昨年と初回参加の時だけでした、解放を味わったのは。

でも初回、と言うのがミソなのでしょう。あれを、もう一度味わいたい!来年こそは、来年こそは、と思っているのかも。

 

 


もう一つ気づいたこと。


グーグルマップを過信するな!です。うすうす感づいてはいました。目的地が遠ければ遠いほど、所要時間が短く計算される。これはシステムが悪いと言うことではなくて、人間の思慮が必要と言うことです。
遠くに行くには、休憩や食事が必要です。集中力の低下によってペースダウンも起きるかも。そういう人間臭い部分は、人間自身が責任持って考えないといけないのですね。

今回にしても、ダートの出口から千里浜まで、ナビ上では所要時間に50分の余裕がありました。しかし実際の到着は20分前。食事・寝オチ・給油でトータル30分かかったとしても、ペースだって急いでいたのでアゲアゲだったしもう少し余裕があっても良かったような。

もし、国道最高所に行っていたら間に合わなかったですね。思い切って諦めてよかった!!まあ、常識のある大人はこんな風に振り回されたりはしないのでしょうけど(笑)

 

 

 

卒業


人麻呂ことKTM690ENDUROでは、2016、2017、2018、2019と4年にわたりSSTRに参加して来ました。SSTRは、万能選手な人麻呂君にとって一番ポテンシャルが発揮できるイベントだと思っています。が、今回のイベントで45000キロを超え、そろそろ御老体。長距離で運用する作戦には不安が出てくる頃です。

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自宅に帰ってきたときのオドメーター

なので、人麻呂君はSSTRを卒業します。今後はオンオフ問わず、普通のツーリングを楽しむ予定。次代機が発売されるまで、できるだけのメンテはして乗れるだけ乗ります。

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ここまでよく連れてきてくれました。楽しかったね。

 

 


来年


そんなわけで来年は嵩屋天狗堂の主力マルチロール機、兆太郎ことKLX250で参加する予定です!それに向けて、現在ツアラー化計画進行中。また兆太郎に合ったルートを、すでに模索し始めています。2016年に諦めた岐阜の林道を入れてみようかな、とか。

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兆太郎ことKLX250。ビッグタンク化施工後。SSTR2020は始まっています。

 


まとめ


やっぱり、のりまつにとってSSTRは青春です。おととしも書きましたが、無駄が多くて何かとめんどくさいバイクだからこそ、冒険という物になるんでしょうね。海も山もいっぱいあって、海と青空もいっぱいあって。バイクの良さは「自然」!ゴールには仲間が待っている!そういうものをひっくるめて、青春してるおっさんのりまつです。

 


ではまた来年!

 

 


次はいつアップするやら。

 

 

 

 

不安も醍醐味?!SSTRが始まるよ!始まってるよ!

とっかかりが遅くて仕上がりも遅い、嵩屋天狗堂・番頭ののりまつでございます。不安とは、シュールストレミングのような物だといったようなお話をします。

 

 

 

 

もういくつ寝るとSSTR~♩

 

 

出発間近になってようやく準備が始まりました。とりあえず、ゼッケンをON!今年のは丸くないのですね。昔のモンテカルロラリーのエントリープレートみたいでかっこいい!

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うーん。大・中あって、中を貼ってみたけど・・・大の方がかっこよかったかな。

 

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後ろに怪しい光が・・・?!

デザインのベースになっていそうなラインに合わせて傾けて見ましたが・・・水平の方がよかったかな。今までの楕円だったら迷わず水平位置にしたんですけど、ちょっと考えすぎてしまいました。

良く見ると、後ろに妖しい2つの光が・・・?

 

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フラッシュがまぶしいね(汗

正解は、ウチのねこーズでした!はい、見せたかっただけです。

 


ルート


一昨年とあるトラブルで断念したルートをリベンジします!

長いダートと、国道最高所と、ワインディングと、高速道路をお腹いっぱい楽しめるのがこのルートの醍醐味なのですが、一昨年はダートの途中で引き返し、国道最高所へは登れなかったのです。

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なので今年こそは国道最高所を踏破する所存!


しかし今年の白根は、ちょいとアツくなりすぎているみたいで、今にも何かが噴き出してきそうな様相。

www.kusatsu-onsen.ne.jp

 


なんとよりによって、オープンカーやバイクは通っちゃいけないぜ!ってなことになってるらしい?!

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ホームページにも書いてありますけどね。

しかしよーく見ると、万座三叉路から志賀高原側は規制がない。そして国道最高所には行っちゃいけなくないことが判明!

 


しかししかし、ここに行くには万座ルートを北上するする必要がある。これの入り口は、はるか南方、嬬恋村!大きく迂回する必要が。どのくらい時間かかるんだろう・・・


ゼンリンと契約が切れクオリティの低下が著しいとはいえ、こんな時グーグルマップでシミュレーションしてみました。


・スタートはルート上最後の林道「万沢林道」の出口付近
・必須チェックポイント「道の駅・福光」を通る
・のりまつ的必須チェックポイント「道の駅・内灘」を通る
・ゴールは千里浜
この条件でシミュレーション。


すると、最速は国道406号線・鳥居峠から菅平を抜けるルート。

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時間は福光までの時間なので参考値。

 

万座ルートを抜け国道最高所を通ると・・・最速ルートより30分余計にかかることが判明しました。

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同じく、時間は最高所までの時間です。

千里浜には18時ごろには着きたい。それから逆算すると・・・11:30までに万沢林道を抜ければ、国道最高所へ迂回しても間に合う計算ッ!

 

一昨年の通過タイムを参考にすると、9:00に「道の駅・田園プラザ川場」に着いている。2時間半あれば、なんとか万沢を抜けられると思うが、それもノントラブルだった場合!林道だけでなく、道中何があるかわからないのがSSTR・・・いやオートバイのツーリング!!期せずして手に汗握る展開になってきましたよ(本人のみ)!!!

 


不安か?不安か?保安官?


(この章の題は「行け!稲中卓球部」から出典しています)

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 のりまつは今回も不安いっぱいです。2回目のルートでも、不安があります。しかも今回は自然の力に阻まれるという、スケール大き目の障害がある。


 妻はスタートは一緒だけど、昨年と同じく途中でオンロードとオフロードに分かれます。そのため自分でルートを組んでいますが、完走への不安からか高速ばっかり使おうとしています。


 フェイスブックでは、初参加の人がルート設定中に不安に駆られ、憂鬱にさえなっているような記事もありました。そしてそれに対するコメントの中に「Mee too!」が多いこと!

 

 こんな風に、多くの人が、何かしらの不安を抱えてスタートするようです。そしてそれは、ゴールに近づくにつれ徐々に徐々に解れていき、やがて能登の海に出会った時、完全に解放されるのでしょう。

 

 普通に走ればゴールする事は難しくないのでしょうけど、こんなに不安を抱えて・・・というか不安を楽しんでいる人がいるとは意外でした。


 不安を楽しむ、とは、ホントに不安な人には不適切かもしれませんが、SSTRは遊びで余暇で、人生のスパイスに過ぎません。遊びの範囲を出ない限り、それに伴う不安も楽しみの一つ、と考えても良いのではないでしょうか。


というわけで、今年も不安を味わいつくし、それに比例して得られる自虐的な絶頂を楽しんできます!!!

 

 


では、千里浜で会いましょう!

 

 

SSTR2019に参加します。

春眠深しと言えども背中から気だるさが消えない嵩屋天狗堂・番頭ののりまつでございます。追う陽はいつか沈むもの。沈んだ陽はまたいつか上がるもの。そんなお話をしたいと思います。

 


SSTR


陽といえばやはりコレです。Sunrise Sunset Touring Rallyの略で、日の出時刻(Sunrise)に太平洋沿岸の海辺をスタート。太平洋沿岸であればどこでもOK!ゴールは石川県羽咋市の「千里浜なぎさドライブウェイ」。制限時間は日没時刻(Sunset)。

こんな感じのイベントです。

 

sstr.jp

 

今年も無事に申し込みが済みました。そして今年のルートは、一昨年のリベンジ。KTM690ENDURO人麻呂の真骨頂を味わい尽くすルートです。

KTM690ENDURO人麻呂の真骨頂とは、例えばこんなこと。
・オフ車なのでダートもイケル。
・650ccなので高速もイケル。
・インジェクションなので高地もイケル。
・軽いのでワインディングもイケル。
万能選手なんですね。どれもほどほどのレベルで楽しむ事ができる。反面、どれもハンパと言えるのですが、なかなかハイレベルでバランスしてると思います。

そしてリベンジルートとは↓↓

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norimaz.hatenablog.com

福島県いわき市の「波立薬師」から、群馬県内のダートや国道最高所を通り千里浜を目指すルート。おととしは群馬県内のダートでトラブルがあり、変更を余儀なくされたのでした。

 

ちなみに今年のSSTRは新ルールがあります。

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ゴールは千里浜で固定ですが、その後の完走受付?的なものが輪島市和倉温泉に分散されました。3800台ものバイクによる砂浜渋滞を緩和するのが目的みたいですが、分散するということはイベントの盛り上がりもおすそ分けでき、より広い地域の活性化にも繋がるというのもあるみたい。
この輪島や和倉温泉でのウェルカムセレモニーにも興味が有りましたが、翌日のイベントにまた千里浜まで来るのが大変なので、のりまつとその仲間たちは千里浜近くの宝達志水町に宿を取りました。来年は輪島あたりにしてみようかな・・・

 


最後のSSTR


初めてのSSTR参加は「市丸」ことXT660X(YAMAHA)でした。2015年、城ヶ島スタート。

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XT660X。

そしてその次の2016年から今の「人麻呂」こと690ENDUROで参加するようになり、2017年・2018年も続けてきたのでした。そして今年の2019年も、人麻呂で参加します。

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690ENDURO・SSTRバージョン。

そんな人麻呂君、走行距離は45000kmに迫っています。25000kmの時に一度ヘッド周りのオーバーホールをしています。その他、各ゴムパッキン(シール)や燃料ポンプなどの交換を経て今に至っていますが、KTM的には御老体の様相。ここが日本車と違うのでしょう。

 

何を持って御老体と言っているかというと、オイル漏れの頻度が高くなっているのです。場所はフロントスプロケの刺さっている出力シャフト。
かかりつけのKTMショップによると、フロントスプロケットの中心の出力シャフトが、経年劣化や磨耗により、わずかにブレている恐れがあるとの事。
エンジン内部から突き出ているこの出力シャフトが、高速で回転しながらブレる事でゴム製のパッキンを痛めつけ、そのためパッキンの劣化が速くなりオイル漏れしやすくなっているのではないか、という事です。

 

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パッキンを直すのには2諭吉弱ですが、ブレを直すとしたら大工事になるので、もっともっと大勢の諭吉が必要になります。これまでも諭吉の大軍を派兵してきているし、直したところでエンジン以外にも劣化が来ているとしたら、キリがなくなってしまいます。

こんなことから、人麻呂君でSSTRを走るのは最後になるかな、と考えております。

 

SSTRは5月の25日・26日。しかしタイミング悪く、車検切れが5月の頭。手放すにはよいタイミングですが、この車検は通してSSTRに参加します!その後、乗れるだけ乗って、次代機のリリースを待ちます。

 

天気が晴れて、故障やトラブルなく無事に完走できますよう、祈るような気持ちでいます。

 

その裏では来年のルートや次代機の事を考えたりしているのですけど(笑)

 

 

 

 

SSTR2019が~くるぅ~

能登から西の日本海は、荒らす輩もあるけれど、格別な色味を持っていると感じる嵩屋天狗堂・番頭ののりまつでございます。いつもの、あの旅が、始まるよ~ってな話をします。



SSTR2019

本日1月11日、午後8時。
SSTRの開催日程が発表されます。
お見逃しなく!

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2018のゴール写真。

以上、嵩屋天狗堂史上最短記事を終わります!

千里浜で会いましょう!

寒い寒い冬の信州へ、ソロツーリング。と猫。

あけましておめでとうございます。快適ツーリングのためには多少の不格好はいとわない、嵩屋天狗堂・番頭ののりまつでございます。わかっちゃいるけど本末転倒になってきたけどやっぱり転倒しちゃうけどバイクで転倒したわけじゃないというような話をします。

 

 

 

冬の信州路へ。

 

寒い時期にわざわざ寒いところへ行きました。ここのところ雨が降らないので、凍結の心配も半減かな、なんて目算もあったり。

寒い時期の信州、シンと冷えた空気が気持ちいいのです。そして低い陽光が醸し出すちょっと切ない感じもする冬景色や、道端や畑に積もる雪と、地元で見るより近く高く白い山々とか。

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佐久平の冬の畑と山々。冬独特の寒々とした陽光。これに美しさを感じるってのも温かい場所がある前提ですけどね。

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遠く裾引く蓼科の稜線。写真では伝わらない、佐久平の抜け感。

 

人麻呂君は、グリップヒーターがついています。それにハンドルカバーで冬のツーリングも快適です。

ハンドルカバーは不格好だけど、これのヘリーハンセンの物はハンドガードごと包めるので、高速で潰されることもありませんし、脱着も簡単。手を入れる口が広いため暖かさはそこそこですが、スタンディングや手を出し入れするのが楽なので、操作性の悪化も最小限で済んでます。

同じ物は絶版みたいですが、ZETAからオフロードバイク対応が出ているようです。

item.rakuten.co.jp

絶版でなければこれもいいかも。

item.rakuten.co.jp

同じ物かわからないけど、セローにつけてる人もいます。

 

 

 

蕎麦と古城と、春の匂い。 

 

佐久は手っ取り早く信州を楽しめる、恰好の地域。のりまつの愛する蕎麦も名店がちょこちょこあります。今回目指したのは、小諸・草笛。

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上田や佐久平駅近くにも支店があります。

バイクは写真の右下のスペースに停めていいって、店の人が言ってました。ちなみにこんな蕎麦です↓

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くるみ蕎麦。3年前の写真ですが。

量が多めなので、うっかり大盛りを頼まないことを勧めます。よほどの蕎麦好きでないと、おなかいっぱいになる前に飽きます。

 

草笛は「懐古園」の門近くにあります。懐古園小諸城の址。小諸城の独特なのは、街道より下にある事で「穴城」と言うそうです。三の門を入ると、本丸に向かって下って行くような構造になってます。

3年前に市丸で来たときは懐古園を散策しました(300円・・・)が、今回はパス。前回見なかった大手門が見たかったのです。ちなみに冬の懐古園は何もないけれど、その分静かでまったりできます。

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やはり3年前の写真。本丸跡にある懐古神社です。噴水が凍ってきれい。

 

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大手門。ここが、お城の最高点。武田信玄の家臣、山本勘助が縄張りをしたそうです。こんな所に城を作ろうなんて、やはり並外れた人って気がします。

 

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大手門の傍にあった、梅っぽい木。花芽が膨らんできましたよ。

同じ冬の陽でも、冬至を過ぎて年が明けた後の陽は、徐々に生命力を帯びてきて春めいた感じがします。ツーリング中も、時々ふわっと蝋梅のような花の香が鼻先をかすめました。これを楽しめるのはライダーの特権ですね。

 

冬でもバイク、とても充実してます。すんごい着込んで寒さ対策をバッチリしないとダメなんですが、それをする事でバイクを楽しめるなら、いくらでも不格好になっちゃいますよ。

 

 

 

 

 

本末転倒な余談

 

また猫のことを書きますにゃ。構想が概ね達成されたので。

 

まず、購入したキャットタワーを設置しました。

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突っ張り式です。が、実はほとんど突っ張っておらず、木ネジで上の皿を天井に打ち込む形。ウチは賃貸なので木ネジが打てず、突っ張らせるには工夫が必要でした。


これに伴い、ケージは縮小しました。

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横についていた部分を前に持ってきただけですが、扉を取っ払ってます。

 

で、取っ払った扉はというと

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開閉式天井!!

これでどうしたかったかというと、

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キャットウォーク!!

設置してわりとすぐ、上って下って渡って、遊んでくれています。やっぱりビビりだけど好奇心の強いねりちゃんの動きが始めでした。

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3猫、わかりますかな?

 

で、そのねりちゃんですが、嫁ぎ先が決まりました。東京都在住のむぎちゃんと同居することになりました。逃げてばかりいないで、仲良く楽しく暮らすんだぞ!

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スラッとしてて絵になるねりちゃん(仮)。なんて名前つけてもらうのかな。

 

窓際に設置したキャットタワーを登ると、掃き出し窓の上の細い窓に上がれるようになります。ここ、猫好きだろうなと思い窓際に設置したわけですが、案の定入り浸ってます。

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この狭いスペースに2匹でいることもあります。

 

なんか余談の方が多い気もしますが。猫なんて呼んでも来ないけど、可愛いっす!

 

 

 

 

 

 

 

泥姿三人男~房総編~

たとえ寒波やなんかが来ようとも、バイクは乗りたい嵩屋天狗堂・番頭ののりまつです。温かいはずのの土地で、見得を切ろうとして無様に泥まみれになったと言ったような話をします。




千葉の林道に行ってきました。


ブログ更新していないというだけで、実は結構ツーリングには出かけています。もうすぐ年も明けるし、思いついたようにアップしてみたいと思います。

メンバーはWっきーさん、D部長。D部長はお久しぶり。いつもの金谷港に集合でした。天気は時々雨がパラつくけど・・イケルイケルダイジョーブ!と言うことにしました。

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金谷港周辺を出発

コースもいつものお馴染み。金谷元名線は休憩なしで休みなく。竹岡への分岐はガッチリガードされてましたね。
軽く荒れてる道を降りきったところで後ろを見ると、いつもケツ持ちのD部長がなかなか来ない・・・ブランクがあって、路面も多少荒れてはいたけど、D部長ほどの豪傑がまさか。

引き返して様子を見に行こうとしたところにKDXの爆音が近づいてきました。そしてハンドガードには土が・・・やはり、ひとコケ済ませてきたそうです。


道の駅・保田小学校でのりまつのランチを確保。他の2人はすでに持っていました。事前にYYさんから聞いていた食堂に行くかどうかは、この時点ではまだ決めかねていたので、念のため。

そして内陸の林道へ。初めっから水たまりだらけ。避けようとしても周辺もぬかるんでてタイヤを取られる。いくつも水たまりを越えていくうちに、水たまりの真ん中を行くのが1番安定するらしい事を学習しました。

やがて大ヌタに遭遇。知ってる人は「ああ、あそこね」とわかると思いますが、毎年成長していて再来年辺りは本格的な沼になってるんじゃないかと思うほど。
ここはカーブになっている大ヌタで、イン側は大穴が成長して谷と化していました。ココを越えるのは怖かったので、アウト側から突破を試みました。しかしその先で停止していた先行車をかわそうとラインを変えようとした時に転倒。

転倒といっても、ゆっくりと。支えきれなくなったバイクを地面に置いて、身体は歌舞伎役者のように前のめりにオットットして、ベチャッと着地・・・泥にまみれました。その後ろでのりまつの転倒につられてエンストしたD部長。ヌタ場でキックの憂き目を見て叫んでいます。

そんな騒ぎをしてるヌタ場のイン側を、泥を掻きながら突破する団体様が。あー、そっちの方がいいのね。

その後もヌタガレと格闘しながら楽しく走ってると、後ろから聞こえる2stサウンドが、元の元気を取り戻しつつあることがわかりました。よかったよかった。



千葉は荒れ模様。


今回どこの林道もそうですが、最後の林道も去年より荒れていました。それはそれとて楽しみながら走ってると、大崩落が道を塞ぐ!
いつもヒルクライム遊びするポイントまでたどり着けず、引き返すことになりました。

戻る道で、D部長と順番が入れ替わる。初めはいくらかついていけたけど、じきに離され、消えていなくなりました。排ガスの匂いを残して。うーん、健在。


林道入口までもどり、しばし作戦会議。
・雨は強くなる。
・林道は崩落で、その先の食堂は遠い。
・だいたい、こんなドロドロで湿りきった姿で食堂なんて入っていけない
・でもあのヌタヌタ引き返すのヤダー
・でもでも舗装路をタラタラ帰るなんてもっとヤダー
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こんな風にダラダラと闊達に意見が交わされました(?)

とりあえず引き返して、屋根のあるフリースペースを探して、ランチにしようと言うことに。

引き返す道で松節林道辺りにさしかかると、小さなお社にひさしがあるのを発見。ここの軒下三寸をお借りして、雨宿り方々ランチにする事にしました。ここまでも雨やら霧やらが身体をぬらし続けましたよ。

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お社の軒先にて。
そして濡れ鼠ランチターイム♩

今日のランチは、保田小学校で手に入れた、おにぎり。あとカツサンドと卵サンドとハムレタスサンドのセットになったモノ。なぜだかビックリするほど旨かった!!


再出発の段になり、装備の見直し。ジャケットは防水ではあるけど、降り続ける雨に限界ギリギリだし、オーバーパンツは防水じゃないし、合羽を着ることにしました。しかし出してビックリ、なんと妻のを持ってきてしまった!

ダメ元ではいてみるも、やっぱりダメ!しかたなく予備で持ってきていた防水ヤッケと、ブーツカバーでごまかすことにしました。


山中林道を抜けると、お腹いっぱいモードに。雨で気持ちが萎えてるのもありますね。

道の駅・保田小に戻り、お茶飲み場所をさがしました。しかし、ここは家族連れやオサレなライダーが集うリア充の聖域。ドロドロビチャビチャなおっさん達が居ていい場所などあるはずも無く。しばしベンチでダベって、13時30分頃には解散となりました。


散々なようだけど、男三人泥んこ道中。中々に楽しいモノです。また遊んでくださいね。




余談、猫話。


少しずつ馴れてきて、お兄ちゃんのたもは、ご飯の支度をしてるときだけ、スリスリしてくれるようになり、他の2匹もシャーはしなくなりました。

そしてついにキャットタワー導入!
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予定通り、ケージを少し縮小して、もう少しケージ外で過ごせるように仕向けてみますが・・・今日は来客があり、最上階でビビり猫団子を作ってます(〃ω〃)

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ビビり猫団子が緩んでダラつく3ネコ


では、良いお年を!